渡辺淳一さんのご冥福をお祈りします
本日、渡辺淳一さんの訃報をニュースで知りました。心からご冥福をお祈りします。
私は単なる一ファンで、ものすごく親しかったわけではありませんが、それでも、対談のお仕事をさせていただいたり、林真理子さんに連れていっていただいた氏の記念パーティーでご挨拶させていただいたりなど、お話しする機会をいただいていました。
写真は、対談の時にわざわざ、渡辺さんが私が好きだと言っていた「愛の流刑地」のサイン本を用意してくださっていたものです。この本だけでも、すごく気配りのある方だとわかります。
私は渡辺淳一さんの小説はいろいろ読ませていただき、特に「愛の流刑地」は日経新聞に連載していた当時、日経が来る度に真っ先に読んでいました。「失楽園」も封切り初日に映画館に行くくらいのファンです。
対談の時に、月並みな質問でしたが、小説はどこまでが実話ですか、と尋ねたら
「もちろん、心中や殺人はしないけれども、体験はほとんど実話だよ。そうでなければ、書けるわけないよ」
とおっしゃっていたのが印象的でした。
また、なんで男性はみな、胸やおしりが好きなんでしょう、と聞いたら
「そうしないと、人類いなくなっちゃうじゃないか」
と答えられていたのも、なるほどーーー、でした。
私は今日、「愛の流刑地」を読み直し、また、ラストシーンで涙してしまいました。どうか、向こうでも素敵な小説を書き続けてください。