無事、ハイチから戻りました。ハイチには
羽田→パリ→グアドループ→ハイチ
だったのですが、正確には
羽田→パリ(CDG空港)→パリ(オルリー空港)→グアドループ→ハイチ
でした。
合計30時間くらいの旅なのですが、今回、一番あせったのは、このうち、なんと
パリ(CDG空港)→パリ(オルリー空港)
のところです。
実は私、いくまで、CDGとオルリーがあんなに離れているとは知りませんでした。バスまたはタクシーで1時間、その他もろもろ入れると、2時間半は乗り換えに必要、と確かに書いてあります(行きの機内で初めて見た)。
しかも、今回は一人旅でしたので、頼るものは自分だけ。行きはそれでも定時について、バスもすぐに来たので問題なく乗り換えられたのですが、問題は帰りでした。
もともと朝の6時過ぎにグアドループからオルリーについて、羽田行きはCDGから11時に出るので、4時間以上あるので楽勝、のはずでした。
ところが、グアドループからの便がまず、けっこう遅れてついたのが7時40分くらい。そこから、バス乗り場に8時10分くらいについたところ、「次のバスは8時半くらいだから」と言われたので、安心して待っていたのですが、いつまでたっても、バスが来ません。
一応、30分おきにでることになっているはずなのですが、こない。11時の便ですから、CDGには10時にはついていないとまずいです。そうすると、実は8時半のバスで渋滞その他の可能性を考えるとちょうどくらいだったのですが、結局バスが来たのは9時前。
よほどタクシーでいってしまうかと思ったのですが、ユーロの現金をろくにもっていないし、手許にはエールフランスからもらった19ユーロ相当のバス券があってこれを無駄にするのはもったいないし、ということで、躊躇してしまったのが失敗でした。
バスの中で、あわてて日本のエールフランスに電話をして、事情を説明、「10時過ぎる可能性が高いのですが、どうしましょうか」と。
「10時にカウンターは閉まりますので、それを過ぎたら、交渉して次の13時30分発の成田便に事情を言って振り替えてもらってください」
えーーーー、それは厳しい。とにかく、「おそらく、10時10分くらいにはつくと思いますから、カウンターに待ってもらえるよう、伝えてください」と交渉、本当はしないのですが、と渋る日本の担当の方にお願いして、連絡してもらいました。
そして、CDGのターミナル2Eというところについてから、走る、走る、走る。まずエールフランスのある6番のカウンターに行ったら、羽田行き、ありません。そもそもこの羽田行き、できたのが10/31からなので、空港の人、みんなちょっと、?状態。
よく考えたら、これ、JALとの共同運航便なので、私はJALにいかないといけないのでは、とはたと気づいて、3番のJALのカウンターまでふたたび走り、予想通り、10分過ぎくらいになんとか駆け込んで、チケットを発券してもらいました。
そこからパスポートチェック、荷物検査でぎりぎりにゲートに到着。無事、間に合いました。ほんと、たいへんでした。
今回の教訓は、
・転ばぬ先の杖。まずいと思ったら、先周り、先周りで対処を
です。8時半まで待って、バスが来ない時点で、躊躇なくタクシーに乗るべきでした。係の人に「もうすぐ来るから、もうすぐ来るから」ということばで待ってしまったのがリスク管理上、まずかったのです。
そして、タクシー代くらいのユーロの現金は持っておくべきでした。もちろん、カードも使えると思いますが、使えないかも、と思った可能性でまた、躊躇してしまったのです。
幸い、間に合ったJALの中では、たくさん日本語字幕や日本語吹き替えの映画がありますから、インセプション、ソルト、プラダを来た悪魔、プールの4本を見て、のんびりと帰ることができました。
とにかく、海外の移動は最悪のケースを想定して、ちゃんとシミュレーションしないとだめですね。いい教訓になりました。
ちなみに、今回のハイチへの旅は、パリから先はアジア人がほとんど道中いなくて、しかも彼らからくらべると年齢不詳の小柄な女一人だったせいか、空港の人たちも、航空会社の人たちも、やたらと親切に心配してくれていました。
帰りの羽田からの京急の中で、アメリカ人と思われる夫妻から東銀座への行き方を聞かれましたが、ほんと、日本ではお返しに、めいいっぱい、外国の方にはできるかぎりの道案内をしようと心に誓った旅でした。
とはいえ、久々の一人旅、楽しかったです。コンサルタント・アナリスト時代はだいたい一人で海外に出張していたのですが、その時はだいたいアメリカかヨーロッパ、香港にシンガポールばかりで、よく考えたら、OECD諸国でないところに一人でいったのは、今回が初めてでした。
そして、今回何とかなったので、次回も何とかなるだろう、と妙な自信もついたので、またふらっとどこか、一人で海外に行ってきたいと思います。
-追伸-
ここのページにくわしい移動のしかたがのっていました。
乗り換え案内
電車が一度乗り換えであるようなので、次回は電車にチャレンジしてみようと思います。
なお、このエントリーをアップしたら、5時間かかったとか、間に合わなくて一泊になった、というお話がざらにありました。本当に、交通渋滞対策は大事ですね。