2014.07.30
親指シフトの魅力を語る
おはようございます、勝間和代です。
ここ数日、親指シフトのことをメルマガに書いたところ、ぼちぼちとtwitterその他で、親指シフトのことが話題になっているので、ブログにも上げたいと思います。
まず、親指シフト、知らない人が意外と多かったり、私の著書やメルマガ知った、という人が多いので、もう一度説明しますと、富士通が昔、開発した入力方法で、
「ひらがなをホームポジションのままだすため、二つの指で同時打鍵すること」
が特徴です。
なんせ、アルファベットは26文字ですが、ひらがなは47文字。ということで、約倍ありますから、ふつうにカナ入力しようとすると、とんでもないところのキーまで使わなければならないので、そうするとタッチタイピングもしづらいし、ミスタッチも増えます。
だからといって、ローマ字で入力しようとすると、やたらめったら、文字数が多くなる。ただでさえ、日本語は経済的には非効率なのに、さらにタイピングまで文字数が多くなってしまうと、ますます大変です。
そこで登場するのが、「親指シフト」。
いわゆる、プロ作家には愛用者が多いです。だいたい、ローマ字の6割くらいの打鍵数ですみます。原理は簡単で、ふつうに打つキーはふつうに打ちますが、例えば
「あ」
だと、
本来、そのまま打つと
「し」
がでてくる
「S」
のキーを、左手の親指と、親指と、左手の薬指を同時に打鍵することで、
「あ」
を出すのです。また、
「た」
は
「E」
なので簡単に出ますが、ここで
「だ」
を出したいときには、Eのキーと右親指キーを同時に押します。
とにかく、何がいいかというと、いちいちローマ字に変換する頭のエンジンを節約出来るので、
「思考のスピードで打鍵出来る」
ことです。指がしゃべるキーボードとも言われています。
私は実は、1週間もかからずに習得してしまった(ローマ字入力に追いついた)のですが、そのことを説明したら、実はそれが大不評。通常は3ヶ月から半年ほど、かかるそうです、ローマ字に追いつくの。
ちなみに、なぜ私がローマ字に追いつくのが早かったかというと、小さい頃から、長年
「エレクトーン」
を習っていたからだとあとから気づきました。エレクトーンの和音やリズムを取って、左右で違う指で押すことに比べたら、正直、親指シフトはかなり簡単だったからです。なんせ、一度に2つしか指を使わない。エレクトーンだと、2つと言うことはまずなくて、だいたい、どちらかか、両方の指で和音していますから(苦笑)。
いずれにしても、ローマ字入力に不満を持っている方、職業作家になりたい方、ぜひ、親指シフト(あるいは、類似の同時打鍵系の入力方法)、ご検討ください。
専用のキーボードは必要なく、エミュレーターといわれる専用のソフトがあればだいじょうぶです。最近は、少しずつですが、iPadでもできるようになりました。
より詳しい情報はメルマガにたまに流しますので、よかったら、ご登録ください。
勝間和代 無料メルマガバックナンバー-勝間和代オフィシャルサイト|Kazuyo Katsuma Official Site