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親指シフトの魅力を語る

おはようございます、勝間和代です。

ここ数日、親指シフトのことをメルマガに書いたところ、ぼちぼちとtwitterその他で、親指シフトのことが話題になっているので、ブログにも上げたいと思います。

まず、親指シフト、知らない人が意外と多かったり、私の著書やメルマガ知った、という人が多いので、もう一度説明しますと、富士通が昔、開発した入力方法で、

「ひらがなをホームポジションのままだすため、二つの指で同時打鍵すること」

が特徴です。

なんせ、アルファベットは26文字ですが、ひらがなは47文字。ということで、約倍ありますから、ふつうにカナ入力しようとすると、とんでもないところのキーまで使わなければならないので、そうするとタッチタイピングもしづらいし、ミスタッチも増えます。

だからといって、ローマ字で入力しようとすると、やたらめったら、文字数が多くなる。ただでさえ、日本語は経済的には非効率なのに、さらにタイピングまで文字数が多くなってしまうと、ますます大変です。

そこで登場するのが、「親指シフト」。

いわゆる、プロ作家には愛用者が多いです。だいたい、ローマ字の6割くらいの打鍵数ですみます。原理は簡単で、ふつうに打つキーはふつうに打ちますが、例えば

「あ」

だと、

本来、そのまま打つと

「し」

がでてくる

「S」

のキーを、左手の親指と、親指と、左手の薬指を同時に打鍵することで、

「あ」

を出すのです。また、

「た」

「E」

なので簡単に出ますが、ここで

「だ」

を出したいときには、Eのキーと右親指キーを同時に押します。

とにかく、何がいいかというと、いちいちローマ字に変換する頭のエンジンを節約出来るので、

「思考のスピードで打鍵出来る」

ことです。指がしゃべるキーボードとも言われています。

私は実は、1週間もかからずに習得してしまった(ローマ字入力に追いついた)のですが、そのことを説明したら、実はそれが大不評。通常は3ヶ月から半年ほど、かかるそうです、ローマ字に追いつくの。

ちなみに、なぜ私がローマ字に追いつくのが早かったかというと、小さい頃から、長年

「エレクトーン」

を習っていたからだとあとから気づきました。エレクトーンの和音やリズムを取って、左右で違う指で押すことに比べたら、正直、親指シフトはかなり簡単だったからです。なんせ、一度に2つしか指を使わない。エレクトーンだと、2つと言うことはまずなくて、だいたい、どちらかか、両方の指で和音していますから(苦笑)。

いずれにしても、ローマ字入力に不満を持っている方、職業作家になりたい方、ぜひ、親指シフト(あるいは、類似の同時打鍵系の入力方法)、ご検討ください。

専用のキーボードは必要なく、エミュレーターといわれる専用のソフトがあればだいじょうぶです。最近は、少しずつですが、iPadでもできるようになりました。

より詳しい情報はメルマガにたまに流しますので、よかったら、ご登録ください。

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