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フジテレビのデジタル化に伴う視聴率低迷について考える

フジテレビの視聴率がふるいません。もともと、デジタル化になるときに、私は、全国視聴者市場の半分を占める首都圏のチャンネルで、フジが「8」を選んだときから、経営コンサルタントの視点からは

「まずいなぁ」

と思っていました。というのは、テレビ局を商店街に例えると、1チャンネルが入り口みたいなもので、そして、4や5が中央の広場で、そこからみんなが、うろうろ、うろうろして、いろいろショッピングをして、右の店に行ったり、左の店に行ったりするわけで、そうすると、フジテレビはこれまで

「アナログ時代には、ほとんど中央広場の一等地」

だった8番から、

「デジタル時代には、一番端の商店街のどんずまり」

に店を構えることになるわけで、これはきついです。逆に、端気味の10から5という中央の一等地になったテレ朝や、ほぼ中央をキープしている4の日テレが視聴率がよく、最近は12から7に移ったテレ東の視聴率が上がってきているのも頷けます。

実際、自分がチャンネルをザッピングするときにも、だいたいニュースを見るときには1にすることが多く、民放を選ぶときには、4から始まって流し始め、途中でおもしろいものがあると止まってしまうため、なかなか8にいかないのです(リモコンは、送るを押す方が楽だから)。

EPGでも、新聞のテレビ欄でも、フジテレビは端っこになって、見づらくなりました。

やはり、

「どれだけ、アイボールを集めるか」

がメディアの勝負ですから、いろいろな意味で、端っこになってしまったフジにとっては、いくら、裏側で裏道が1につながっているとは言え、勝負しづらいと思っています。

番組の劣化があるのでは、と推測する向きがありますが、私はもし、例えばフジのチャンネル番号が4とか5とかで、同じ番組を提供していたときにも同じ視聴率なのかどうかについては、比較しないとわからないし、あと、どうしてもやってもやっても結果が出ないと、スタッフも迷いが生じる、という悪循環が生まれているのではないかと思います。

そういう意味では、昨年末の大晦日、高視聴率だった紅白の裏で、フジの特番が低迷したのは当たり前です。NHKからのチャンネル距離が一番遠いからです!! (チャンネルの送るを何度も押さないといけないし、決め打ちで8を押さないといけない)

麻雀では、牌を集めるときには原則、5を中心に残していきます。1から9まである数牌の中で、5が特別、両面化しやすいからです。

麻雀の比喩から考えると、やはりデジタルTVでの1-8であれば、4か5をとるのが一番いい戦略だったのではないかと後知恵で考えたりしてしまいます。

そうすると、デジタル化に伴い、一番得をしたのが「テレ朝」、次が「テレ東」ということになり、この2社に大きく、知らず知らずに視聴率を8はかすめとられたのではないかというのが私の仮説です。

どなたか、定量分析した方いたら、教えてください。

5/24付記

こちらに補足記事も作りましたので、合わせてご覧ください。

フジテレビの番号の並びと視聴率への影響についての補足- 勝間和代公式ブログ: 私的なことがらを記録しよう!!

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