フジテレビ『ウチくる!?』で神田昌典さんからいただいた手紙、全文
今日のフジテレビ『ウチくる!?』、で神田さんからいただいた手紙です。
神田さんからご許可をいただいたので、全文掲載させていただきます。
神田さん、ほんとうに、生まれてきてくれて、ありがとうございました。
一つ一つ、いただいたことが、流れとなって、次の流れになることを願っています。
-----
★フジテレビ『ウチくる!?』で読みあげた
勝間和代さんへの手紙★
和代ちゃん
生まれてくれて、ありがとう。
これは私、個人からの感謝だけではなくて、先日、お会いした、ある働く女性からの感謝でもあります。
その女性は、映像制作会社のマネージャー。
彼女は、これから新しい商品企画を会社に出さなければならない、という仕事を抱えていました。その彼女に、私は発想を広げてもらうために、ひとつの質問をしたんですね。
「この企画をとおして、誰をハッピーにしたいですか?」って。
そしたら、彼女はためらうことなく、答えたんです。
答えは、「勝間和代さん」。
理由を尋ねると…、
「勝間さんのおかげで、自分に自信がもてた。ずっとがまんしていた仕事が、誇りがもてる仕事に変わった」というんです。
勝間さん ― あなたの勇気と行動により、自分に、そして仕事に誇りをもてるようになれた女性は、映像制作会社で働く彼女ひとりではありません。
和代ちゃんが、新しい働き方を見せてくれたおかげで、どれだけ多くの女性、そして男性が生きやすくなったことか。
僕は知っています。
和代ちゃんの強さは、自分のための強さではないことを。
和代ちゃんの強さは、自ら守るべきもの ― 家族や友人、同僚たちを守り、戦ってきたからこそ、身についた強さであることを、僕は知っています。
そして今、勝間和代は、社会的な存在です。
勝間が、マスメディアに登場することで、勝間さん自身の強さが、社会全体の強さへと変わりはじめています。
以前、講演会でご一緒させていただいた際、和代ちゃんは、大勢の社長さんにむかって、いいました。
「静かなる革命を起こしましょうよ」と。
それは和代ちゃん自身が、いままで静かに進めてきたことですね。
新しい時代の働き方のロールモデルになり、
社会貢献活動を仕組みとして成り立たせていくモデルをつくり、そして…
経済評論家として、インフレ誘導の重要性を辛抱強く訴えてきた結果、その主張は政策に反映されることになりました。
こうした静かな革命をすすめるために、自分を守られた地位に隠れることなく、矢面にたつことを選んできました。
僕は、和代ちゃんの、身体をはった思いやりを
強く感じています。
和代ちゃんの強さだけではなく、繊細さ、そして愛情と孤独を多くのひとが本当に理解するまでには、もう少し時間がかかるかも知れません。
しかし、新しい働き方が当たり前になったとき ― 女性と男性が深くリスペクトし合える職場が当たり前になったとき、
その変化のきっかけを創ったのは、
どんなに著名になっても変わることのない、
少女の心をもった、勇気ある女性 ―
勝間和代であったと
僕らは、思い出すことになるでしょう。
あなたの存在をきっかけとして
この日本が、世界の平和のリーダーとして
ふたたび誇り高く、輝いていく日が訪れる未来を
いつも心で感じています。
和代ちゃん、生まれてくれて、ありがとう。
勝間和代の著作によって
自分らしく生きていくための、戦う勇気を与えられた
すべての読者を代表して
神田昌典