« 前の記事 | トップページ | 次の記事 »

家庭でせっかくオーブン電子レンジがあっても、電子レンジ以外の用途で使われにくい理由とその解決方法

以前、下記のブログで、電子レンジを買い換えたことから私の調理熱が始まったことを説明しました。
わずかなきっかけで、思いのほか、いろいろなことが変わるということ | 勝間和代オフィシャルブログ

そして最近は、スチコンやヘルシオまで導入しました。IHレンジ台と鍋を使わずに、電子レンジやスチコンとシリコンスチーマーで、私が作る範囲の料理であれば、だいたいのことができるということがわかりました。

なので、うちのいまの構成は

-パナソニックのビストロ(オーブン電子レンジ)
-シャープのヘルシオ(水蒸気オーブン電子レンジ)
-三洋(パナソニック)のスチーブン(スチームコンベクションオーブン、電子レンジ機能なし。オーブントースター大、市価1.2万円くらい)

という3台の電子レンジ・スチコンがあります。

そして問題があったのはとにかく、電源です。

電子レンジ、ものすごく電気を喰うように思われていますが、1000Wとか600Wを作るのは数分とか、せいぜい数十分なので、例えば1000Wを1時間つかって、1kwhになります。これで、電気代、20円ちょっとくらい。エアコンや湯沸かしポット、テレビのように、常時電気を使うものに比べると、1日中使うわけではないので、意外と全体では大きくありません。

ただ問題は、調理家電の場合、利用時間が集中することです。調理時間に例えばこの3台を一斉に動かすと、間違いなく台所のブレーカー、落ちます。全体では大きめなのですが、台所に来ている配線の限界が15Aとかなので、3台は間違いなく落ちるし、2台も厳しいです。オーブン2台はまず不可能。蒸し機能2つならなんとか、という感じです。

しかし、暗黙の了解なのか、過去における台所の設計では、もともとこの手の大きな家電はせいぜい1台くらいしか同時使用しないと思っている設計になっています。

ところが、私がいま試している、なるべく手間暇かけないけれどもおいしい調理方法では、電子レンジとオーブン、そしてスチーマーの使用頻度が高く、逆にレンジ台はほとんど使いません。やっていてわかったのですが、なぜ、一般家庭で電子レンジをオーブンや蒸し機能にして使わないかというと、

・電子レンジ系1台だと、結局鍋も併用することになり、だったら初めから、全部鍋で集中した方が楽
・蒸し機能やオーブン機能で何十分もオーブンレンジが独占されると、ほかの調理をそれですることができない
・かといって、2台、あるいは、私のように3台持ちにすると、全体の電源はともかく、ピーク時×台所、に対応できない

という事情があったみたいです。

私はしかたないので、片方を台所でなく廊下からひっぱったり、なるべく同時使用しないようにして気を使ってやっていましたが、それでも例えば調理中に炊飯器のスイッチが入ったりすると、一斉に台所だけ落ちました。

もう、これは専門家に頼むしかないと思い、電子レンジ置き場に専用の電源を引っ張ってきてもらいました。もともと、ここはビルトイン用の電源は来ているので、それが200V仕様なので、100Vにつなぎなおす必要があります。その工事をやってもらいました。

100V用の予備が1つしかなくて、もう1つをどこと併用させるか悩んだのですが、とりあえず、洗面所とトイレの電源と、もう1つの電子レンジはいっしょにすることにしました。

ここまでして、やっと、2台並びました。上がビストロ、下がヘルシオ。ビストロは主に電子レンジ、ヘルシオは主に蒸し器とオーブンとして使っています。

こうやって2台並べると、それぞれのユーザビリティの設計の違いが意外と際立ちます。実は、うちの娘にも、あるいは他の大人にも、圧倒的にビストロの使い勝手の方が評判が良かったのです。パネルが直感的に操作できて、使いやすい。ヘルシオはタッチパネルなのですが、わかりにくい。また、電子レンジをあける取っ手の角度とか、使いやすさも、パナソニックの方が上でした。

なので、初めは上段ヘルシオ、下段ビストロにしていたのですが、電源工事を機会に、上下を入れ替えることにしました。一方、ヘルシオにできてビストロにできないのは、ソフト蒸しという低温蒸しや、高温の水蒸気オーブンです。ヘルシオは水のタンクがとても大きいので、水蒸気系の料理はたいへん優秀です。

私の場合、こういう環境整備は半分趣味だし、仕事のネタでもあるので、コツコツと繰り返しますが、果たして通常の家庭で、ここまでの時間をかけるかどうか、難しいなぁ、と思いました。最近の電子レンジは最上位機種を買っても6万円台くらい、昔の10万超の時代とは変わりましたが、それでもやはりボトルネックは置き場所や電源周りなど、

「電子レンジは1台しか使わない」

という想定の下につくられた設計かと思います。

ちなみに、ヘルシオ、ビストロ、スチーブンに加えて、電気圧力鍋がさらに私の切り札です。これに炊飯器があると、ほとんどの料理は家電でできるようになっています。

電子レンジが普及し始めた当初、ずいぶん旧来の調理法が好きな人たちから風当たりが強かった、と聞いています。これからもどんどん、家庭調理も電気厨房の時代になっていくと思うのですが、そのためには電源問題を解決する必要がありますし、さらには、その電源に供給する電気そのものを、どのようなエネルギー源から供給すべきなのかということについて、もっともっと考え合わせないといけないですね。

このエントリーをはてなブックマークに追加

勝間和代オフィシャルメールマガジン 登録無料
ページの先頭へ

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/30178/56273228

この記事へのトラックバック一覧です: 家庭でせっかくオーブン電子レンジがあっても、電子レンジ以外の用途で使われにくい理由とその解決方法: