無事、フェリーが定刻13:30に苫小牧港に到着しました。家を出てから、24時間近くたっています。苫小牧は工業地帯の風情でした。
そして少し待つと、13:45くらいにバイクの方下りてきてください、と呼び出しがあって、バイクのあるフロアに向かいます。Fフロアで、かなり下です。エレベーターは激混みなので、階段で。Bから下りていきますから、そこそこ距離がありました。
初日のブログでバイクは20台くらいと書きましたが、きっちり数えたら23台でした。ほとんど満車の感じです。女性は私のほか1人で2人なので、比率、10%を切っていました。どこかの内閣の女性比率のようです(笑)。
バイクですが、まずは入り口場の乗用車がでないとバイクは出られないので、しばらくバイクの側で待機。右隣や左隣のライダーの方と仲良くなり、世間話。シャッターも押してくれました。左隣の方は、これから宗谷岬まで向かうそうです。すごい。
で、で、びっくりしたのが、北海道へのライダー、通称ホッカイダー、私が乗ったフェリーが平日発だったせいもあるかもしれませんが、いやぁ、たぶん、平均年齢は軽く50歳越えていますよねーーー。ロマンスグレーのおじさまがほとんどでした。バイクもこんな感じ。
まぁ、なんだこんだでフェリーを出たのが結局14:10くらい。例によって、また狭い船内でのUターンがあります。緊張しながらなんとかこなして、出発。目的地は今日は前泊で北見、明日が北見から中標津なので、今日は道央道、道東道を使って340キロほどのツーリングです。
苫小牧港から道央道の最寄りのインターまで、10キロくらいあります。で、この10キロ、思ったより混んでいました。トラックとか大型の車がたくさんいて、なかなか進まない。けっこう路肩を走っていってしまった、フェリーを下りたライダーもたくさんいましたが、ここは我慢して並びます。
ガソリンは家を出るときに一杯にしていたので、まだ大洗まで行っても半分くらいは残っていたのですが、念のためと思って、苫小牧でもう一度満タンにしていきました。
そして後でわかったのですが、これ、大正解。というのは、道中、道央道から道東道を下りるまで、1カ所もないいんです、ガソリンスタンド。まさか、200キロ以上、高速道路上にガソリンスタンドがないとは。驚きました。
フェリーでお昼を食べなかったので、時刻は14:10に苫小牧を出たのですでに15:00を回り始め、お腹がぐう。でも、私が知らないだけだったのですが、道東道には「サービスエリア」がない!! パーキングエリアが何カ所かあるだけでした。しかも、50キロおきくらい。
とりあえず、それでも一番大きそうだった占冠PAに入りましたら、売店を発見。いやぁ、うれしかったです。もちろん、このお店、大人気!!
ただ、食べ物が、おにぎりのほかは、私が苦手な揚げ物ばかり。あとは熊の缶詰とか、鹿の缶詰とか(笑)。なので、メロンとおにぎりをいただきました。メロン、おいしかった!!
お腹がふくれたので、そこからは一気に道東道の最終ICの足寄まで走りました。道東道は緑の多い地域を走りますし、壁も余り高くないので、気持ちのよい景色の中を一気に走る感じです。ところどころ、3-4キロ続くトンネルがありますが、この中、21度くらいしかなくて、しかも日差しがないので、けっこう寒かったです。
日が照るところも、昼間で25度くらい。夕方になると21度くらいまで落ちてきて、私は春秋用のライダースーツを着ていったのですが、ちょうどいいくらいでした。東京で着ているようなメッシュの夏用だったら、寒かったと思います。
足寄で下りてから給油した後、陸別の道の駅で2回目の休憩。ここまでくると、北見はもうあと50キロです。しかし、この道の駅も店がもう閉まっていました。自販機しか動いていない。うーーーむ、道東で食べ物を買うのは意外と難しい。何か小腹を満たしたかったのに、しくしく。
陸別から北見への道は、意外なくらいのワインディングで、けっこう山越えでした。もちろん、峠越えというほどではないのですが、けっこうぐるんぐるん。風景がいいので、楽しい道でした。そして、20時前くらいに無事、北見に到着しました。2回の休憩を入れて6時間弱、340キロなのでそんなもんでしょうか。
北見の目的地は、勝間塾の北見研修所。この夏から少しずつ、講座を開きますので、期待していてください。
そしてこの研修所、けっこう山の方なので坂の途中なのですが、いやぁ、ディアベルの車庫入れに苦労した、苦労した。一度、道路沿いに止めて、車庫のシャッターを開けて入れようとしたのですが、坂道を押し上げながらの車庫入れ、私の力では、230キロ位のディアベルは、エンジンなしでは少し坂がきついので、どんなに押しても上がりません。結局、もう一度エンジンをかけ直して、軽くクラッチをつなぎながら、押しました。こかさないように、緊張しました。これを教訓に、次回は坂を下りてくる方から曲がって、車庫入れするようにします。ふう。
そんなこんなで研修所に入ったのが20時過ぎ。そして、ライダースーツを脱いで、車庫にある「電動チャリ」に乗り換え、近所のスーパーへお買い物へ。やはり、数キロ先へのお買い物は、バイクでなく、電チャが最強です。
買い物が終わって、研修所に戻って、前回作りだめして冷凍しておいた(はずの)発芽玄米や五目豆を食べようと思ったら
「あ、あれ、冷凍しておいたのに、カ、カビが生えている!!」
なぜだろうと思ってよく見たら、冷凍されていませんでした。よーーーく見ると、私が入れたのは冷凍室ではなく、野菜室。最新の冷蔵庫なので、いちばん下が冷凍庫ではなく野菜室だったのです。うちのは古いから、いちばん下は冷凍室でした。で、前回、飛行機の時間がギリギリで、急いでいたので、ついうっかり、野菜室に入れていってしまったようです。
どひゃーーー、と思いながら、でも、まぁ、スーパーで買ってきた食材があるので、とりあえず調理することにしました。なんせ、お昼がおにぎり1個とメロンだけでしたので、お腹がぺこぺこだったので。
まずは時間がかからない、お味噌汁、野菜のグリルに、ほうれん草とナッツのサラダ。
ご飯を炊く暇が無いので、とりあえず、焼き芋をセットして、あと、おいしそうだったので買ってきた枝豆も蒸すことにしました。枝豆は、最近はまっている低温蒸し。80度で40分ほど、じっくり蒸します。甘味が残って、それでもしゃっきり、おいしくなります。
うれしかったのは、北見のスーパーは、24時間とか、23時までやっているうちの方のスーパーと違って、21時とか、21時45分に閉まってしまうのが悩みだったのですが、逆に今回のように、20時過ぎに買いにいくと、その日に処分しなければいけない野菜や果物がいろいろと安売りしています。
今回は、枝豆と、グリル野菜とは半額でした。あと、ピオーネも半額。種なしピオーネはけっこう高いので、半額だとうれしいです。
あれ、ツーリングレポートのはずが、安売り果物の話になっているので、ツーリングレポートに戻しますと、まず、ディアベルはやはり、ロングアンドローなので、北海道がよく似合います。都内では無駄な1200ccの排気量も、よく生きますし、なんといっても、長距離乗っても、疲れない。よくできています。
それでも、北海道、特に夏のツーリングではなるべく100キロおきに休憩したいと思っています。一番の理由はこれ、ヘルメットに当たってしまう虫たち。
いやもう、半端ない量です。虫除けやシールドをつけるといい、とtwitterやfacebookでアドバイスいただいたので、次回までに調べてみます。
そういえば、去年の1人北海道ツーリングと異なり、車庫止め以外はほとんど緊張しなくなりました。まぁ、あれから1万キロ近く乗っていますから、当たり前かもしれませんが、この前、モトナビの取材でご一緒した国井律子さんからも「免許とって1年には見えませんよーーー」とおっしゃっていただいて、うれしかったです。ライディングスクールにたくさん行ったかいがありました。
さて、明日は最終目的地、中標津に向かいます。東京から中標津まで片道1400キロ、無事着きますように!!
前編はこちら
北海道ひとりツーリング・リアルタイムレポート 第1日~大洗港出発 | 勝間和代オフィシャルブログ
北海道ひとりツーリング・リアルタイムレポート 第2日午前~フェリーの旅への考察・お食事など | 勝間和代オフィシャルブログ
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