去年の10月から、少しずつゴルフを始めました。そして今日、はじめてまともにボールが上がって、レギュラーティーから140台でラウンドが終わったので、できる人からにはそんなスコアで感動するのかと言われそうですが、私的にはものすごいできごとだったので、感動を忘れないうちに、その半年間の軌跡を記録しておきたいと思います。

もともと2010年くらいから秋元康さんから、「勝間和代がゴルフをはじめて、1年間で100を切るまで」みたいな本を書いたら、と勧められていたのですが、今ひとつ食指が動かず、そのままになっていました。
ところが、ゴルフを始めるきっかけになったのは同窓会でした。昨年、大学の卒業して20周年で幹事年が回ってきまして、何度か、幹事の打ち合わせをした後で、そのままバーチャルゴルフになだれ込む機会がありました。私以外の幹事はみんな、ゴルフが上手。私だけがまったくやったことがないので、私がいると、思い切り、ペアの相手の足をひっぱってしまいます。
そして、この幹事年、もう10年後にまた回ってきます。そして、同級生たちから指令が出ました。
「10年後の幹事の年までに、今度はちゃんとゴルフができるようになっていること」
ひえーーーー、秋元康さんに加えて、同級生のプレッシャーが。そうしたら、ちょうど、親友の広瀬香美さんもゴルフを始めようかと思っているということなので、一緒に始めようか、ということにもなり、どんどん、どんどん、ゴルフの流れが高まってきて、ようやく、重い腰を上げて、習い始めました。
初めのうちは、とりあえず、通っているスポーツクラブにゴルフレンジがあったので、そこでグループレッスンに参加しました。そうしたら、私が下手すぎてーーーー、グループレッスンについていけません。
そこで、今度は個人レッスンに切り替えて、週に1回ずつ続けましたが、いやぁ、いやぁ、クラブを振っても振ってもボールになかなか当たらない。ようやく当たるようになると、その日のレッスン終了。そして、次の週にまた行くとまた当たらない。もう、自分にはゴルフはまったく向いていないのでは、と悩みはじめました。
当たらないし、おもしろくないので、もう、レッスン、止めたくてしかたありません。そんな悩みを友達の集まりで話をしていたら、たまたま、その集まりに大学の同窓の後輩でゴルフ場の経営者がいて
「それはラウンドいかないからおもしろくないんだよ。打てなくてもなんでもいいから、連れて行ってあげるよ」
ということで、何打か数えなくていい、コースを歩き回るつもりでいいから、ということで、1周、いっしょに回らせていただきました。そうしたら
うわーーーーー、ゴルフ場のゴルフって楽しい
と感動。
打てなくても、ものすごく楽しいのです。すてきなお庭を散策しているような感覚です。緑あり、鳥の声して、池があって、太陽がさんさんと照ってきて、しあわせーーーー、になるのです。ようやく、なぜこんなにゴルフにみんなはまるのか、わかりました。
もちろん、ラウンドはさんざんでしたが、ようやく
「他のみなさんのようにすてきに打ちたい」
という欲が出ました。そんなやる気が出てきた矢先、いきなりまた、スカッシュで右足首骨折(苦笑)。ゴルフのレッスンはまたしばらく、お預けです。
それでも、せっかくやる気が出てきたので、とりあえず、山のようにゴルフの教本とDVDを買い込み、すきま時間にコツコツ、コツコツと読んだり、見たりしました。そして、金スマの企画のおかげで、ロングブレスダイエットはせっせと続けました。
ようやく足がだいたい治ってきたので、レッスン再開。1ヶ月半ほどレッスンを休んでいて、そしてもう一度クラブを持って振ってみたら、まだまだ、まだまだですが、それでも
「あれ、コーチに言われたような動きが少しずつできるようになってきた」
という実感がわいてきました。軸をぶらさない、体を適度にねじる、クラブを手ではなく、その重みでゆっくりと自然に回す、などなど。なんか、レッスン休んでいたのと、「見稽古」というらしいのですが、それでもよい画像などを見続けると効果があったようです。
もちろん、今でも空振りはするし、打ってもまっすぐ飛ばないことも多いのですが、それでも、ラウンドでも、9割方はそれなりに前に飛ぶようになりました(飛距離はぜんぜんですが)。
コーチに聞くと、やはり、筋肉がこれまでの動きをせずに、新しい動きを覚えるまでには、どうしても何ヶ月もかかるのだそうです。そして、多くの人はこの
・教えてもらったとおりにちっともできない
という期間にイライラ、イライラしてしまって、自分やコーチへの不信感が高まったりしながら、続けずにやめてしまったりするそうです。
私はおかげさまで、できるようになったらどう楽しいかという学びと、あと、本当に打てない頃にも何回か、ラウンドに連れて行っていただいたので、その楽しさから、そのイライラ期間を乗りきることができました。
あれ、これって、何か新しいものを始めるときの共通項なのかも、と思いました。まとめるとこんな感じです。
なかなか成果が出ないことについて、新しいチャレンジをあきらめない3つのコツ
1. 自分が目指す着地点をしっかりと認識して、そこに行きたいと思うこと
2. 間には混乱時期が続いて、でも、それを乗り切った先には学びがあると信じること
3. よいコーチや仲間に恵まれること
もちろん、いまでも、本当にまだまだ、まだまだなのですが、とにかく、それなりに今日、ゴルフ風の形になって、ゲームをして終えることができたのが、感動なのです。
半年間、辛抱強く教えてくださっている大野プロ、へたへたの時期から一緒に回ってくれた高岡あっこちゃんほかゴルフ仲間たちに感謝です!!

これからも、コツコツ、コツコツ、やっていきたいと思います。そして、また新しい学びを得たいと思います。新しいことにチャレンジしているみなさん、一緒にあきらめないでいきましょうね。