2011.10.06
Yadea Japanの電動バイクを試乗してきました
今日はオフだったので、業平のYaeda Japanまでお伺いして、下記の電動バイクを試乗してきました。
EM26-1000L Yadea Japan ~電動バイク・電気スクーターのリーディングカンパニー・ヤディア~
なんせ、私がバイクに乗り始めたきっかけは、四輪のEV車が高いので、その疑似体験でテラモーターズの電動バイクを、クーポンサイトPikuで9万円でかったのがそもそもの始まりでした。今年の初めのことです。
そして、このまま乗ると危ないということと、やや出力が足りないので、もう少し大きい電動バイクを買おうと思って、そのために二輪AT免許を取りにいって、なんとなるマニュアル車の免許になって、さらに大型を加えて、今に至る、という感じです。
再び原点に戻り、原付2種相当の1000Kwhの電動バイクに試乗させてもらいました。Yaeda Japanの社長は滝沢治彦さん。もともとバイクにくわしい編集やデザインの仕事をされていましたが、その後中国向け観光ビジネスを始めて、さらに震災を機に、電動バイクビジネスに一気に舵を切られたそうです。
Yaeda Japanを知ったきっかけは、今回試乗した電動バイクのもうひとつ新しい型について、検索でみつけて問い合わせをしていたのですが、ひとつ古い型だとシート高が新しいものよりもかなり低くて低身長の私向け、ということで紹介いただきました。
うちのほうから250ccのスクーターで首都高に乗って、駒形でおりてすぐのところに、Yaeda Japanさんはあります。にこやかに社長の滝沢さんが迎えてくれました。
日本では電動バイクというと、テラモーターズのシェアがダントツに高いのですが、滝沢さんが目指しているのは、都市型コミューターをさらに上回る、スポーツタイプの電動バイクだそうです。
そして、中国で電動バイクのシェアが一番高いYaedaを口説き落として、日本支社を創設して営業開始、そこからせっせとYaedaからバイクを輸入して、日本向けモデルの開発をされています。
中国向けがなぜそのまま使えないかというと、日本向けには以下の2つのカスタマイズが必要だからです。
1. 出力が中国より大きい
中国向けは歩道を走るバイクが多いので、350Kwh相当が主流だそうです。日本では、一番小さくても600kwhです。
2. 品質のばらつきを抑え、目の肥えた日本の消費者でも満足する商品にする
品質管理はやはり中国なので、日本とは違うので、1台1台チェックして、フレームの強度からサスペンション、オイル、メーターの変更など、さまざまな注文を出しまくっているそうです
まだまだ販売店網も始まったばかり。それでも、全国のユーザーからウェブの検索や代理店などを通して問い合わせがあり、すでに販売実績も上がっているそうです。
そして、これだけの手間隙をかけて、なんとか日本に安全安心で、かつ安価な電動バイクを持ち込もうとしている滝沢さんの心意気に、すごく応援したくなりました。
なので、当面、私は試乗車として使われていたEM26-1000Lを、滝沢さんの好意でお預かりすることになりました。もう少し実際の場面で使ってみて、今後の電動バイクについて考えたいと思います。
業平周辺の道路を運転する分には、まったく問題ありませんでした。ただ、最高速度は55キロくらい、加速も通常の原付2種よりはやや弱いです。航続距離は45~70キロくらい。
それでも、あの静けさと振動のなさは特筆ものです。LEAFの運転を思い出しました。歩行者のためには、ウィンカーをつけているときにわざとぴーぴーぴーと鳴るようになっています。
もう少ししたら、EM26「天星」くんが届くと思いますので、またくわしくレポートします。
電動バイクは20万円台で買えるのが、やはり驚異的です。中国のように、環境に配慮した新しい都市型の足と鳴っていくのでしょうか!!