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福島の原発から距離40キロにある結婚式場「迎賓館辰巳屋」さんで震災復興チャリティーを行ってきました。そして、私と福島の縁について。

7月14、15日と福島県を訪問しました。目的は、原発から40キロの距離にある結婚式場「迎賓館辰巳屋」さんの応援です。

【迎賓館 辰巳屋】(福島県田村市船引町)_結婚式、ふるさとでやろうよ。

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この企画は辰巳屋の吉田社長から直接メールをいただいたことから始まったものですが、もともと吉田さんとはそのメールがお話ししたのが初めてでした。それではなぜお引き受けしたかと言いますと、東京出身の私にとって、福島は第2の故郷ともいえるところだからです。

私は小学校高学年から20代前半くらいまで、月に1~2回は福島の須賀川市を訪れていました。なぜなら、親の会社の工場が東京と須賀川にあり、どちらにも家があったので両親が頻繁に行き来をしていたほか、兄が須賀川の工場に常駐して家を構えていたためです。

なので、週末の度に親に同行したり、あるいは免許を取ってから親を乗せて家から須賀川までの3時間弱の運転手を務めたりして、春夏秋冬、ほんとうによく、須賀川に、そしてその周辺である白河、郡山、羽鳥湖、磐梯、会津、喜多方などに行っていたのです。

特に冬はスキー・スノーボードが大好きだったこともあって、お正月は東京よりは須賀川で過ごすことが多かったと思います。右手首を骨折したのは今回が2回目なのですが、1回目は実は羽鳥湖スキー場でスノーボードをしていたときでした。

私が福島に思い入れが強いことは、3月に原発に関する議論が錯綜する中、なぜ私があそこまで福島の風評被害を気にしたかということについて、大きな気持ちにおける背景になっていたと思います。

昨日、今日と小さい頃から頻繁におとずれた町や風景を福島で見てきて、そして、実際に人が訪れない、郡山その他のイベントも中止、辰巳屋さんの挙式スケジュールもすべてキャンセル、あるいは福島ナンバーだと他県でガソリンスタンドで断られたりする、場合によっては車を傷つけられたりする、などという悲しい話をお伺いすればするほど、声も出なくなってしまいました。

今回、ほんの少しでもお役に立てればと思い、辰巳屋さんに訪問させていただきましたが、これから何をもっとも福島のみなさんにできるのか、もっともっと、考えなければいけないと本当に感じました。
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原発事故により、そしてその後の放射線被害と風評被害により、ここまで、実際に本当に困っている人たちがいる、その事実を強く、強く、受け止めていかなければならないと思います。そして、いかに再興と再発防止を支援できるのか。

福島には、すばらしい自然とおいしいものがたくさんあります。例えば、こちらの田村市の名物のかりんとうまんじゅう
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これまでいただいたおまんじゅうの中でも、出色のできです。ぜひ、一人でも多くの方に食べてほしいと思います。

え、福島の支援がおまんじゅう?と聞かれるかもしれませんが、福島のみなさんが一刻も早く、これまで通りの生活ができるように応援したいのです。

第一原発のそばまでも行ってきました。物資を積んだトラックがひっきりなしに通っていました。
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福島の風景は、本当にびっくりするくらい、高圧送電線が多いのです。これだけの電気を東京にこれまで送ってもらっていたこと、その現実を強く強く受け止め、考え方を一つ一つ、抜本から見直したいです。
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津波の被災地区も訪問しました。こちらは第一原発から30キロちょっと離れたところです。
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ちょうど、避難している方が自宅の取り壊しを確認しにいらしていて、お話をお伺いすることができました。ずっと地元で育った方ですが、それまで津波がきたことなどまったくなく、消防団が当日、避難を促さなかったら逃げなかっただろう、ということです。

幸い、奥さまと二人、飼い犬だけをなんとか連れて逃げることができたそうですが、ほんとうに、もうダメかと思ったそうです。そして、近所の方でも少なくない方がそのまま家に残り、被災してしまったそうです。

まだまだ、本当に何も終わっていない。そして、自分もこれまで何も分かっていなかった、そのことをひたすら考え、反省した訪問でした。

田村市のとなりの三春町には、千年桜という有名なしだれ桜があり、毎年多くの観光客が4月末からゴールデンウィークにかけて訪れるそうです。来年、その桜が咲く頃にもっともっと、すべてが落ち着きを取り戻すよう、本当に微力ですが、自分ができることを考え続けたいと思います。

いっしょに講演をしてくださったオーネットの西口さん、そして、お招きいただいた辰巳屋の吉田社長やスタッフのみなさま、講演にいらしてくださったみなさま、本当にありがとうございました。

(より詳しい写真はこちらにあります)
2011年7月14日 福島応援講演「婚活はロジカルに考
2011年7月15日 講演会翌日、福島の原発と被災地を

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