2011.06.18
これまでの苦労は何だったんだろう~原付2種+αの大きさで250ccあるランブラ250iに乗ってみて
短期間に3台(Ninja、MANA、ランブラ)もバイクを買うのはあり得ない無駄遣いと揶揄されているのは百も承知ですが、それでも、とことん、追求しないと気がすまないたちなのです。
今回はかなり高額でしたが、ふだん、靴下やヘルメット、Tシャツについても、ほぼ同じプロセスです。とにかく、気に入ったものが見つかるまで、探し続ける、買って試す。
そして、納車1日で高速を含め、ランブラで100キロほど走ってみましたが、もう、あり得ないくらい、欠点なし。シート高が775mmであることと、シート幅が広いので、157.5センチの私にはやや足つきが悪いのですが、それでも、他のシート高800mm超が並ぶ海外スクーターよりもずっと楽です。
まず、普通二輪免許の取得になれないクラッチ操作にとまどってバイクを転かしまくり、次に大型二輪に移って、今度はバイクの重さにくじけ、それでもなんとか、免許を取得しました。いまでは、Ninja250Rはマニュアル車ですが、都内でも、高速でも、自由自在に動きます。大型のMANAも大好きです。
それでも、150キロなくて、しかも、オートマのランブラに乗ってみて、半クラッチの操作がなく、かつ、取り回しが女性の私でも難なくこなせるバイクとは、どれだけありがたいことか。これだったら、これまで何十時間も講習を受けてきましたが、数時間で十分ではなかったと思えるくらいです。
もちろん、国内で、250ccくらいでかつ、小型のスクーターも探したのですが、以前のホンダのフリーウェイのようなスクーターはみんななくなっていて、125ccで小さいものか、250ccで大きいものしかありませんでした。
125ccのスクーターも何台か試乗させてもらいましたが、やはり、高速に乗ることができないことと、60キロ制限があるということ、かつ、乗り心地が満点とは言えないことから、見送りました。だからといって、250ccの大型国内スクーターを乗るのでしたら、Ninjaのほうが、よほど取り回しは楽です。
あきらめかけて、電動スクーターの研究を始めたのですが、ひょんなことから、アプリリアのスポーツシティキューブをベースに、さらに小型化・軽量化して、シート高を低くしたデルビのランブラ250iを発見しました。長さが2000mmを切るし、重量も146キロと、感動的でした。
ユーザーや試乗レビューを見て、評判がとてもよかったので、流通在庫がある横浜のお店まで見に行ったところ、
「目立たない車ですが、実際のユーザーさんたちはみんな、べた褒めなんです」
というアドバイスを頼りに、納車を決めました。足つきはローダウンしたMANA850より悪いくらいですが、それでも、かわいい外観と、コンパクトなボディに250cc搭載が魅力でした。しかも、あらかじめ調べたのですが、シティキューブをはじめ、ほとんどの海外スクーターはさらに足つきが悪くなるとのことでした。
もともと都内乗りにしようと思っていたのですが、伊豆の峠越えをはじめ、ほとんどのシーンに対応できるということを聞いて感動して、ETCとナビも装備してもらいました。
そして今日、取りに行って、横浜から、厚木の先まで高速で走って、それから都内に戻りましたが、とにかく
すごい、すごい、すごい
です。
加速が、本当にすごい。時速100キロくらいまで、簡単にすーーーーっと伸びていきます。振動も騒音も少ない。これまで、他の車種ですと、100キロになるとほとんどナビの音が聞こえなかったのですが、ふつうに聞こえます。
また、小回りだって、カーブだって、加速だって、なんの支障もありません。さすがに、先日MANAで名古屋に行ったように、数百キロをこちらのスクーターで移動しようとは思いませんが、移動距離、片道100キロ内外であれば、何の問題もないでしょう。
なぜ、国産車で、小型でかつ、エンジンをそこそこ積んでいるスクーターがなくなってしまったのでしょうか。このタイプがはじめから豊富にあれば、私のバイクに対する印象もまったく違っていたと思います。
ランブラ250iは、ほとんどの人が複数もちオーナーということでした。なかなか、1台目のソリューションとしては、ここまでたどり着かないみたいです。
バイクは実はまったく難しくない、そのことをランブラは教えてくれました。しばらく、マドンその他の自転車と並んで、仲よく慣れそうです。
もし、バイクに興味はあるけれども、何に乗ったらいいかなぁ、と悩む方、普通二輪のオートマ限定免許で、海外スクーターに乗る、というオプションもぜひ、試してみていただければと思います。