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年を取ると、どんどんお医者さんにかからないといけなくなることに対する考察

最近なんか、スケジュール帳にやたらと

「○○クリニック」予約
「××医院」予約

みたいなものが増えてきました。

原因は何かというと、加齢に伴い、慢性疾患が増えてきていることです。そんなにたいしたものではなく、

・アレルギー性の鼻炎の定期検診と薬のために、耳鼻科へ
・過去に治療した歯のやり直しのために、歯科へ
・例のバネ指の定期検診のために、整形外科へ

などです。

しかし、それぞれが1週間に1度ずついくとなると、かなりスケジュールを圧迫します。しかも先週は、上記に加えて、自転車を原因とした皮膚科の診察まであったものですから、なんと、1週間に5回もお医者さんにかかっていました。

いま、医療費の年々の上昇が健康保険組合にとっても、国の財政にとっても、半端ない圧迫になっています。その背景には、

・加齢に伴う慢性系の疾患の増加

がもちろんあるのですが、さらに、加齢すればするほど、

・結局は医療サービスを受けた方が早く治ることが多い

という学習経験があるのではないかと思います。

なぜなら、私が20年前とかは、同じような疾患があったとしても、

「これは気のせいだから、そのうち治るだろう」

とか

「まぁ、市販薬でなんとかしよう」

みたいな選択をしたと思うのですが、プロのサービスに慣れてくると、そちらの方が早いと思うようになるわけです。

しかも、保険診療ですから、1回にかかるお金はこれだけのプロたちに専門サービスを受けても、1,000円~2,000円くらい。本当は3割負担ですから、その3倍以上かかっているのですが、自己負担が少ない保険診療に加齢して賢くなるほど頼りがちになり、ある種のモラルハザードを招いているのかもしれません。

つまり

・保険診療は他の治療方法にくらべて割安である

ということをさらに学んでしまうわけで、

医療の原因の増加 × 治療効果の学習効果 × 費用の割安感

という3重の医療費増加構造が、加齢によりあるのではないかと考えます。

誰もそんなに複雑なことを考えていないと思いますが、人口動態による少子高齢化が起こり、かつ、医療サービスの質が上がれば上がるほど、需要が増えていき、保険による医療サービスの存続が危うくなり、結果として保険料の値上げや、混合診療の促進をしなければならなくなるということだと思います。

したがって、個人的には、混合診療を解禁することが1つの方向性かと思います。以前この点については、クロストークでくわしく議論しました。

混合診療、安全配慮し解禁を:勝間和代のクロストーク - 毎日jp(毎日新聞)

そして、1週間にたくさんクリニックに通いながら、そういえばすっかり忘れていたのですが、私は未熟児で生まれたせいか、10歳くらいまではいわゆる

「虚弱体質」

で、1ヶ月に数回は熱を出し、近くの医院に母親に連れられて日参していたことです。

だんだんと成長して体力がついてきて、かつ、食生活も好き嫌いがなくなってきたら、小学校高学年くらいからはほとんど熱を出すことはなくなってしまったのですが、この、現代の生活とは切っても切り離せない医療問題、もう少し真剣に考えないとと思った次第です。

もちろん、予防に勝る治療はなし。アレルゲンへの接触を抑え、よく歯を磨き歯ぐきを鍛え、姿勢をよくして、早く慢性疾患からの卒業も図りたいです。

そして、医療関係者のみなさま、いつもほんとうにありがとうございます。みなさんの毎日の献身に、頭が下がるばかりです。

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