2011.05.16
2回目のツーリングは、1200ccのバイクで富士山まで、走行340キロ!!
天気の良い日曜日、15年来の友人でベテランライダーのあきちゃんに、富士山までツーリングにつれていってもらいました。
せっかく大型二輪が取れたので、同じく大型二輪の免許をもっているあきちゃんと二人、レンタルバイクで大型二輪を借りていくことにしました。
私が選んだバイクは、ホンダのVFR1200F DCT。クラッチレスが特徴的なバイクです。コンピュータがクラッチを自動制御するオートマモードがあります。
このバイク、いま納車を待っているMANA850と最後まで迷ったバイクでした。カタログも穴が開くほど眺めて、スペックを全暗記するくらい、検討しました。そして、最終的MANAにしてしまったのは、私には270キロの重さが扱いきれないと判断したためです(MANAは230キロ、今のNinjaは170キロ)。
それでも、まだ未練があるため、ひとまず、レンタルバイクで借りることにしました。
あきちゃんもふだんは223ccの軽量バイクですが、今回はDucatiのモンスターを借りました。このバイクもかわいい!!
Ninjaにのって、東名高速の横浜町田で下りてレンタルバイクやさんに朝10時前に到着。
小さいものから、大きいものまで、たくさんのレンタルバイクがあります。私が借りたVFRは1日約2万円。正直、車より1日当たりがずいぶん割高なので回転率を聞いたら、人気のバイクで1週間に1回程度、ということ。なるほど、回転率がさほど高くないのですね。
ちなみに、こちらがふだん乗っているNinja。VFRにくらべると、ものすごく小さく見えます。
そして、NinjaからVFRに乗り換えて、富士山めがけてしゅっぱーーーつ。行きは高速は順調でしたが、下りたところから、かなり混んで来ました。やはり、行楽日和、車もバイクもたくさんです。
ちなみに心配していたVFRの足つき、案の定、かなりきつい。教習車よりもカウルがある分、遠く感じました。少しでも気を緩めると、転びそうです。だんだんと慣れてきましたが、最初のうちはドキドキでした。
そして、足つき以上にきつかったのが、重量。立てたり、引っ張ったり、車庫入れしたり、そういった一連の動作が、270キロだと厳しい。最初のうちはあきちゃんにやってもらって、少し慣れてきた頃、ようやく自分でできるようになりました。
また、オートマもそのうち慣れましたが、最初は発進が怖かったです。重い上に、足つきが悪いので、ゆっくり発進したら転んでしまいます。でも、早く発進すると、1200ccですから、スピード出すぎるかも。フットブレーキで調整したくても、足つきが悪いので最初はばたばたなので。高速よりも、一般道の信号待ちや渋滞が、いちばんの鬼門でした。
そうはいっても、高速に乗ってしまえば、1200ccのバイクはすごい。何キロ出しても、まったく不安感なし。振動もすくなく、加速も減速も自由自在。追い越し車線でこのバイクが近づくと、車がすぐに道を譲ろうとしてくれて、「あのーーー、そこまでスピード出しませんって」と言いそうになりました。確かに、リッターバイクって、高速で後ろから吹っ飛んでくる印象、ありますよね。
お目当てのこのDCT(オートマ)はドライブモードと、スポーツモードがあります。峠以外はドライブモードを使いました。高速では、超快適。のろのろ運転も、早い運転も、すべて、ギアはお任せ、です。
そして、スポーツモードが活躍したのは、富士山に登るワインディングロード。今回は、私が初心者なので、さほどきつくない須走で富士山の五合目まで登りましたが、クラッチ操作がないので運転に集中でき、まったく不安感なし。上りも、下りも、いい感じでした。
10時半にレンタルバイクやさんを出発して、お昼過ぎには無事、富士山5合目に到着。ここでお昼を食べながら、すこし休憩しました。
それから再び富士山を下りて、鳴沢のみちの駅まで一気に行きました。登った富士山を、今度はぐるっと下で周りながら、眺めながら、動きます。
最後は朝霧高原で、再び別の角度から富士山を眺めて、ぱちり。道中も緑の中、すばらしい景色でした。
そして、帰途につきましたが、東名が運悪く、事故と故障車のダブルトラブルで40キロの渋滞!! なんせ、VFRは背の低いの私には足つきがえらく悪いので、ここの時速15~30キロののろのろ運転が、いちばん大変でした。
渋滞で、レンタルバイクの返却予定時間を1時間以上上回って、ようやく横浜まで再び到着。そこでNinjaに乗り換えて、東京まで戻りました。総走行距離340キロ。
私はこれまで、Ninjaで700キロくらいしか走っていないので、その半分くらい、1日で走ったことになります。びっくり。
VFRの取り回しに苦労したので、Ninjaにのったら、まるで自転車を扱うように、軽々と動かしたり、加速もできました。小回りも、スピードも思いのまま。運転技術の必要な大型にたくさん乗ると、中型の運転もうまくなります。うれしい。
私が初めて、スクーター以外の、クラッチがあるバイクに乗ったのが3月5日の教習車でした。それから約2ヶ月で、1200ccのバイクでまがりなりにも富士山まで行けるようになったのは、ほんと、教習所の先生方、あきちゃんそのほかのお友だちの先輩ライダーのみなさま、そして、TwitterやFacebookでのみなさんの応援があってこそのことだと思います。
ちなみに、VFRはものすごく欲しいのですが、ただ、私の身長・体重・筋力では厳しい、ということもわかりました。もう少し技量を上げて、また、レンタルバイクで挑戦したいと思います。
あきちゃん、コース設計からレンタルバイク手配まで、そして初心者の私の道案内、たくさんいろいろなところで待っていてくれて、ありがとうございました!!