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「大型二輪シート高」との奮闘記~身長157.5センチの私の場合

私の身長は公称158センチ、昨日正確にスポーツクラブで計ったら、157.5センチ、です。

そしてこれまで、この身長で生活に大きな問題があったことはないのですが、自転車やバイクなど、二輪ものに乗ろうと思ったときに、「ここまで大変なのか」と壁に当たりました。

例えばロードバイクを買おうと思ったとき、市販品のフレームサイズはほとんど、最低でも160センチ以上、通常は165センチ以上の身長でないと乗れないようになっていました。

そのため、原則は女性用かオーダーしか選択肢がなく、私のマドンは女性用のいちばん小さいもの(それでも、推奨身長158センチ以上)、電動アシストはいちばん小さいサイズの注文品です。

なぜだろうと思って、統計を調べてみました。
身長 - Wikipedia

日本人の平均身長は男子が172センチ、女子が159センチです。そして、同じグラフを見ると、欧米では男性が170センチ台の後半、女性は162~165センチくらいです。

そして、自転車もバイクも、かなりの部分が欧米製。市場も欧米がいちばん大きく、女性用も含めて、まあ、160センチか、165センチ以上の人のサイズで作っておいた方が、ニーズに合うわけです。

自転車は「フレームサイズ」が問題になりますが、オートバイの場合は「シート高」が問題になります。

一通りまたがってみてわかったのですが、シート高が私の身長だと、810mmを超えたらまずアウトです。またがったらもちろん、ぶらんぶらん状態。片脚つきでもバランスが難しい。

大型の教習車は795mmでしたがこれでなんとかなるくらい、770mm以下だとまぁ、両足テンテンくらいでもつくようになるし、760mm以下でようやく安心、でした。なお、普通二輪の教習車のシート高は755mmでした。

私のニンジャのシート高は770mm、2センチローダウンしてもらって750mmです。初心者の時に買ったのでローダウンしてもらいましたが、大型二輪の教習で795mmの乗り慣れてくると、正直、ローダウンしなくてもよかったかなぁ、など今となっては思うのですが、それでも上手でない時期は、その20mmが死活問題でした。

今納品を待っているMANA850は標準でシート高が815mm。これをローダウンで778mmに下げてもらって、なんとか乗れるようにしたいと思っています。

そして、今度の日曜日ツーリングに行くので、せっかくだから大型のレンタルバイクを借りようかと思って調べてみたところ、ずらっと並ぶ輸入系の大型二輪は9割方がシート高810mm以上(アメリカンタイプを除く)。

さすがに、日本系は一部はスポーツモデルで810mmを超えるものがありますが、ほとんどはぎりぎり700mmの後半が多く、やはり平均身長の違いが仕様に影響しているのだと思いました。

もちろん、サスペンションの長さ調整によるローダウン、アンコ抜きとわれるシートのスポンジの調整など、なんとか2-4センチくらいは下げられるのでそこまで考えればなんでも選べるのかもしれません。

さらに、私よりも身長が低い人は、厚底ブーツでしのぐそうです。あるいはもう、割り切ってアメリカンモデルから選ぶというのもあるのでしょう。

正直、あと3センチでも身長があったらと思い、でもそれは叶わないのだから、できることをやっていきつつ、かつ、このようなブログを書くことでメーカーの人が

「ああ、悩んでいるんだなぁ」

と気づいていただけるとうれしいなぁ、と思います。

加えて言ってしまうと、バイクの重さも、200キロ超えると、本当に、重いです。

100キロ台後半で、シート高770mm以下で、排気量もそこそこあって、クラッチレスの車があると、女性大型ライダーも増えるかも、と思ってしまいます。

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