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バイク(普通二輪)免許取得奮闘記

久し振りに、震災関係以外の話題をエントリーします。

私はもともとここ10年以上、自転車乗りですが、電気自動車の未来がどうなるか、自分で確かめたくて、とりあえず、一番手頃な電動スクーターをpiku.jpから購入しました。


pikuで買った、電動バイク届きました- 勝間和代公式ブログ: 私的なことがらを記録しよう!!

特にバイクにはまったく興味がなかったのですが、電気自動車は買うと400万くらいするので、ちょっと実験用としては手が出せず、とりあえずの代替品として「雰囲気を見るため」に購入したものです。

そして、原付ですから、私の普通免許でも乗れるのですが、実際に公道を走ってみてわかったのがいくつか。

「あれ、バイク、これはけっこう楽しいぞ。この加速度の感じ、他にはない乗り物だ」
「しかし、この原付、かなり事故率高いのでは? 30キロしか時速出してはいけないし、二段階右折だし、陸橋・トンネルはくぐれないし、けっこうまずいかも」

そこで、もう少し大きな電動バイクはないかと思って探したら、こちらに行き当たりました。


製品紹介:ベクトリックス ジャパン 100%電動大型スクーター、100Vコンセントで充電可能。「電気は、スピードになる。」

おお、これはいいかも、と思いまして、でもこのバイクを乗るのには、普通二輪が必要だということ。

とりあえず、原付でかなりバイクというのは、自動車とも、自転車とも別物だとわかったので、思い切って、免許を取りに行くことにしました。そして、バイクの教習所を探したら、なんと、バイク免許は不人気のため、近隣は軒並みクローズ。ようやく見つけたのは、うちから電車で優に1時間はかかる場所でした。

気を取り直して申し込みにいきました。初めはスクーターしか乗るつもりがなかったので、オートマ免許にしようと思ったのですが、「マニュアルの方が、あとあと便利ですよ」「S字とかクランクとか、かえってマニュアルの方が楽ですよ」という声を聞いて、じゃあそんなもんかなぁ、とマニュアルを選択しました。

そして、昔の中型、400ccのバイクにとりあえず、乗っかったり、倒れたバイクを直すテスト。バイクはつま先がやっとつく程度、倒れたバイクはなんとか私の力で立ち上がり、普通二輪教習に進める許可をもらいました。これに受からないと、小型やオートマを勧められるみたいです。

普通免許を持っているので、本当は最短で一段階は9時間、二段階は8時間で終わるはずが、それぞれ2時間ずつオーバー。どちらも理由は同じで

「半クラッチ操作による小回り」

にひっかかりまくったんです。

すなわち、Uターンとか、交差点を小回りするのが苦手。バイクは倒しまくるし、膨らむし、さんざんでした。その代わり、なぜか、平均台やスラロームはほとんど一発クリア。急制動、急停止も多少は苦労しましたが、なんとなくできるようになりました。

なぜ、小回りがひっかかりまくったのか。要は、私(あるいは、同じような平均的な体型の女性)がバイクに比べて小柄だから、というのが一番大きな理由のようでした。そもそも,足がうまくつかないし、動き出したときにちゃんとニーグリップで制御できない。また、スピードも苦手だからです。

かわりに、女性はバランス系はみんな、比較的得意ということでした。男性はその逆になるそうです。発進とかスピードはOKだけれども、平均台だのスラロームは苦労する人が多い。それは、本当かどうかわかりませんが、骨盤が女性の方が広くてしっかりしているからかなぁ、と教官は考えているようでした。

というわけで、すねにバイクを倒しまくり、いま、足は傷だらけなのですが、ようやく、あとは卒検を残すのみ、というところまでたどり着きました。

このバイクという乗り物、究極の自己責任系です。ちょっとでも判断を誤ると、命の危険があるような乗り物。でも、自動車よりも燃費がいいし、駐車場所も小さくていい。自転車よりも遠くに行けます。

そして、バイクは電動アシスト自転車やその他のライバルの攻勢に追われて、日本では出荷額が下がる一方ということでした。

私は仕事によく、電動スクーターを乗っていくのですが、ふだん、駐車場でスクーターやバイクはせいぜい、自分の1台か、他が1-2台あるだけなのに、今回の震災による計画停電の影響で、最近はものすごくバイクが多くなり、えーーー、こんなにみんな、実はバイクを持っていたんだ、と驚きました。

自転車ですと、どうしても長距離を乗れる人は体力的に限られてくるので、バイクの見直し、というのが今後、1つの風潮として出てくるかもしれません。

ちなみに、バイクの練習の最初の頃、ついつい、自転車の要領でブレーキをきつく握って、バイクをこかしまくったので、バイクの免許が取れるまで、いまはなるべく自分が混乱するので自転車を乗らないよう、制御しています。はやく、ケース・バイ・ケースで使い分けられる日が来るようにしたいです。

とはいえ、バイクは自転車と違って、駐車場所はそれなりに大きいし、保険や税金もかかりますし、車ほどではありませんが、それなりに維持コストがかかる乗り物ですから、免許が取り終わったら、どのバイクを買うのか、じっくり選びたいと思います。

もちろん、もともとのきっかけだったVX-1は有力候補なのですが、1回の充電による走行距離が実測で40-50キロしかないらしく、そこが躊躇させています。

そういえば、私が電動バイクで教習所に行ったときに、教習所で充電をさせてもらっていたのですが、教官のみなさんが興味津々でした。

電動バイク、静かで、振動もなく、臭いもなく、非常にびっくりする乗り物です。これから、ガソリンと電動が置き換わっていくのか、共存共栄なのか、しばらくは興味深く見守りたいと思います。

そして、私自身も、けがをしないよう、気を付けます。あ、その前に、卒検受からないと!!

(3/26追伸)

卒検1回目は、思い切りクランクでパイロンに突っ込んでいって急ブレーキ、転倒で検定中止でした。もう一度、1時間の補習を受けて、翌日卒検再チャレンジ。

100点満点で70点とギリギリでしたが、なんとか卒業させてもらえました。前回の轍を踏んで、ウォーミングアップ代わりに原付で教習所まで向かったり、せっせと原付で小回りの練習をしてから臨んだのがよかったようです。

減点理由は、左回りの大回りが何回か、あと、スラロームの秒数不足でした。特に左の小回りはまだまだ課題なので、これからも練習します。

先輩ライダーのみなさまの応援とアドバイスに感謝です!!

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