2011.02.03
初心者のためのFacebookガイド~まずは楽しめるようになるまでの5つのStep
映画「ソーシャルネットワーク」、先週の週刊ダイヤモンドの特集などで、Facebookへの注目が集まっているようです。しかし、Facebookをはじめたいんだけれどもよくわからない、はじめたけれども楽しくない、という声がありますので、ちょっとこれまで、学んできたことをステップでまとめていきたいと思います。最初は、とりあえず楽しくなるまでの5ステップです。
ステップ1 とりあえず、アカウントを取得しよう
Facebookは紹介制でないので、さくさくと取得をすることができます。この時の注意点としては、「実名制SNSである」ということをよく理解して、自分の名刺を作る感じで、正確な情報を入れていくことです。
例えば、氏名は本名で入れましょう。ローマ字にしておいた方が、のちのち、海外の人ともつながりやすくなります。漢字の方は別名で括弧書きでいれることができます。
出身地、生年月日、学校、勤め先、メールアドレス、携帯電話番号、既婚・未婚の別、趣味など。正確に記入します。ここはあとで説明しますが、基本的にはリアルであったことがある人に、リアルで教えたい情報をシェアする感じです。
本当に、自分の名刺、あるいはインターネット上の住民票を登録するイメージです。ちなみに、日本ではまださほど事例がないようですが、海外ですと、実名でなかったり、詐称だと思われると、簡単にアカウント削除されます。
写真もできる限り、わかりやすい顔写真を。みんないい顔写真なので、下手に隠すと、かえって恥ずかしい思いをします。
また、友達以外の人にどのくらい情報を開示するのか、検索可能にするのか、友達申請は誰でも受け付けるのか、友達の友達しか受け付けないのか、なども予め設定できます。
ステップ2 お友達をさがそう
登録が終わったら、お友達とつながりましょう。
Facebookで友達を探しましょうという画面から、YahooのメールやSkypeのIDなどをキーにして、友達を検索してくれます。私が登録した頃は、Gmailも使えたのですが、最近は打ち切られてしまいました。
そしてびっくりするのは、ある程度登録すると、Facebookが勝手に友達を探してきてくれることです。共通友人が一人もいないのに、知り合いのライターさんを紹介されたときには仰天しました。いったい、どういうロジックなんだかわかりませんが、かなり正確です。
この時に、気を付けたいのは、Twitterやmixi気分でどんどん承認すると、あとではまります。というのは、Facebookの設計思想が、とにかく知り合い同士のつながり、ということを重視していて、個人の登録人数には上限があるとか、アカウントロックがかかったときとかに、個人認証をするときに「友達当てクイズ」が出てきたりするからです。不特定多数とつながりたいときには、相互認証が不要な「ファンページ」が別途、設けられています。
Facebookの機能のこの部分は肝でもあります。要は、集合携帯電話みたいな感じになるんです。知り合い同士の内輪ネットワーク、という感じです。例えば友人が「ブルーノートいかない」みたいな誘いが回ってくる、とか。
他にも、自分の友人同士が実は友人だったとかわかるとか、意外な気づきもあります。とにかく、しつこいようですが、携帯電話を教え合うくらい、慎重に!!
ステップ3 ユーザーネームをとろう
単にIDをとっただけだと、数字の無味乾燥なURLになりますので、ユーザーネームを取得して、自分の好きな住所を確保します。
ユーザーネームのFAQはこちら。
ヘルプセンター
私は個人と、ファンページと、どちらもユーザーネームを取っています。無料です。
ステップ4 自分のお気に入りのファンページを探して、登録していこう
実はステップ2であまりお友達が増えず、Facebookをやめてしまう人が多いのですが、Facebookの個人ページの楽しみは、せいぜいFacebook全体の1/3であって、残りの1/3はファンページ、最後の1/3はアプリにあるのです。
まずはファンページ。こちらも検索すると、どんどん、好きなアーティストや作家、企業、サービスなどがざかざかでてきます。こちらは相互承認不要ですから、どんどん「いいね」を押していくと、自分のページに更新情報が入るようになります。イメージで言いますと、RSSリーダーです。
日本での最新はここが便利です。
【第3回】Facebookファンページランキング、国内472事例まとめ - 2011年1月版:GaiaXソーシャルメディア ラボ
ここまでくると、ニュースフィード、というところに自分の知り合いや、ファンページの情報が流れてくるようになりますので、そこそこ楽しめるようになります。
しかし、ここで終わっては、Twitterの方がおもしろい、ということになってしまいます。ここからが大事で、Facebookの醍醐味は、やはり、相互コミュニケーションのしやすさです。
ステップ5 「いいね」ボタンや、コメントをつけまくろう
お友達や、ファンページの投稿で、おもしかったり、いいなぁ、と思うものにはどんどん、いいね、を押していきます。そうすると、自分がいいね、を押したことが相手にもわかりますし、そこの投稿にまた別の人がコメントをしたりすると、自分のページの地球儀のところで、わかるようになります。
Twitterですと流れて行ってしまうコミュニケーションが、Facebookですと、それぞれに分かれているので、体系だってコミュニケーションができるようになります。楽しいですよ。
☆ ☆ ☆
ここまでが、個人的に考えるFacebookの最初の楽しみ方です。アプリの楽しみ方や、写真の共有、自分での情報発信、ブログやtwitterとの連携、クライアントソフトによる他のサービスとの共通化、FBMLによるページ作成、携帯での使い方など、まだまだ、書きたいことはたくさんあるのですが、とりあえず、最初はまずここまでやってみてください。
Facebook、楽しんでくださいね。私のページも最後に載せておきます。ただ、私の個人ページは、知り合いの方からのリンクのみ、承認していますので、ご了承ください。
勝間和代 (ファンページ)
Kazuyo Katsuma (個人ページ)