2011.02.13
私とネットの23年間の歴史
いまはセネガルのダカールにいます。日本の裏側で、ブロードバンドで通信がつながる時代になったのが感動です。これまでパソコンの遍歴についてはたまに説明していたのですが、ネットに関してはほとんど記していないような気がしますので、書いていきます。
まず、ネットを始めたのは19歳、大学2年生でした(1988年)。会計士試験に受かったばかりでわりと時間があったのと、当時、義理の兄が定期購読していた週刊スピリッツをなんとなく読んでいて、「スピリッツ通信」という、パソコン通信のサイトの書き込みがおもしろそうだったので、ここにアクセスしたいなぁ、と思ってはじめました。
当時はNECのPC98をもっていたので、まずは1200bpsのモデムを買ってきて、電話線につないで、通信ソフトはまだ持っていなかったので、ターミナルから直接コマンドをいれて、無事、スピリッツ通信につなげることができました。そこで、名前は忘れてしまいましたが、はじめて、通信ソフトを紹介してもらいました。当時は、なーーーんにもマニュアルもなにも読まずにアクセスしたので、通信ソフトの存在すら意識していませんでした。
通信ソフトが手に入ったので、ふつうに日経MIXとかNifty-Serveとか、大手に出入りするようになり、当時は実家だったので電話代こそ親もちでしたが、パソコン通信の課金が毎月数万円になり、バイト代(英文簿記のバイトをしていました)が吸い込まれていきました。
そして、モデムも2400bpsにして、フロッピーベースだった98にもHDDを買って上げて、徐々にグレードアップ。そんなこんなうちに結婚して、ついでに、新居にせっかくだから、ということでISDNを引きました。
当時、ISDNについても、恐ろしいほど情報がなく、葛飾区では個人宅で2軒目と言われ、機器を揃えるだけで20万近くかかったのを覚えていますが、とりあえず、パソコン通信がストレスなくつながるようになり(確か、9600bps)、そんなこんなでだんだんとCompu Serveのような海外とも通信をするようになってきました。この辺で、23歳くらい(1992年)。
このころから、だんだんとインターネットが普及し始めて、初めのうちはNiftyからのゲートウェイでつないでいましたが、高いし、遅いし、面倒になってきたところ、ちょうど、OCNの常時接続がようやく普及しはじめました。
でも、当時、確か月に数万円。さすがに躊躇していたら、地元のCATVの常時接続が月5,000円くらいで始まったので、あわてて契約、この時が28歳(1997年)。ムギ畑を立ち上げたのも、このころです。、なんせ、ムギ畑のURL
www.mugi.com
がまだ空いていたくらいですから、のんきな時代だったわけです。
そこから、引っ越したときには、うちはCATVから確か、いきなり光ファイバーに飛んだ記憶があります。(最初の)離婚をして、新居に引っ越したときに、光ファイバーを引きました。これも、マンションにはまだなくて、一軒家扱いで高い工事費を払って引き込みました。これが、2003年くらい。そこから、これまでは、あまり大きな変化はありません。
途中、ムギ畑以外に、今の個人ブログに非常に近いものを2000~2004年くらいまで運営したり、あとは、2004年~ブログを開設しました。ムギ畑も、地道に続けています。
だいたい、ここ23年間、1日、最低でも数時間、長いとほとんど丸一日、ネットに触る生活がずっと続いているような気がします。途中、固定網以外にも、WillcomやEmobile、ドコモのデータ端末など、さまざまなモバイル端末も試してきました。古くは、音響カプラを公衆電話につないで、10円玉入れながら、通信していたこともあります。
ネットは私にとっては、なくてはならないものですし、かつ、空気のようなインフラですが、これから先も、上手につきあっていけたらなぁ、と思います。
なので、私のブログも、プロバイダーも、いまだに@niftyなんです。もうこちらも、23年間の付き合い。びっくりですね。