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自転車整備士(自転車組立整備士・自転車安全整備士)さんのお仕事

元旦、牛乳が切れそうだったので、少し離れた、この辺ではいちばん大きなスーパーに電動アシスト自転車いきましたが、ここ最近ずっと悩んでいるきしみ音があいかわらずしていました。

駐輪場に自転車をとめて、そのまま店内に入ると、ちょうど駐輪場の隣が自転車売場でした。そうだ、と思って、自転車のきしみ音がする件を相談してみたところ、親身になってくださって、すぐに駐輪場まで来て、乗って確かめてくれました。

確かに、きになるきしみ音がするけれども、原因がすぐにこれだ、とわからないので少し預かっていいか、ということです。こちらはもう、ぜひ、ということで預けてきました。

そして丸1日たったころ、電話が来ました。いくつかの原因を見てみたけれども、どうも「これ」という決め手がなさそう。カバーがきっちり閉まっていないとか、チェーンが当たっているかとか、緩みはないかとか、一通り調べてみたけれども、ぴたっと来ない。

ただ、どうも、可能性が高いのは、音の場所や、ただ回しているだけではならないけれども、人が自転車に乗って運転するとなるので、シートポスト周りではないか、ということでした。

そこでさらにシートポスト周りを詳しく調べてくださって、仮説として出てきたのは

「カーボン製のシートポストと、チタンのフレームの相性が悪く、そこがどうも、滑っているような感じがする音である。一度、純正品に戻して確認してみてくれないか」

ということでした。

私もシートポスト周りは疑ってはいたのですが、これまで、カーボンに変えて異音が出る自転車などなかったので、まさか、とは思っていました。ただ確かに、カーボン×チタンは今回が初めてです。

そこで、純正品は処分してしまっていたので、別のアルミのシートポストを持っていって取り替えてもらったところ、確かに

「ピタ」

っとその異音が止まったのです。整備士さんによると、やはり、金属との相性があるので、必ずしもカーボンがベストとは限らない、ということでした。本当にプロのお仕事は、ありがたいです。

カーボンがまずいというよりは、カーボンの表面加工をピカピカにしてありますが、そこと金属がすれているようでした。なので、斜めの力が入ると、パチパチという音がしてしまうのです。

ハンドルもカーボンにしたため、同じようにややパチパチという金属とカーボンのすれた音がするのですが、こちらは、少しハンドル周りのネジをきつく締めることで、軽減しました。

「自転車の部品は、原則、もうあと45度回すとネジが切れるかも、というところまで回しておかないと、結局どんどん緩んで来ちゃうんですよね」

「お客さまからの持ち込みで、怖いくらい、ブレーキが緩んでいるものとかありますよ」

「(私が持ち込んだ)自転車は、ちゃんとギアの掃除もしてあるし、空気圧も適正。実はこれ、かなりめずらしいんです。世の中の自転車の9割は、適正よりも低い空気圧で走っているし、ギアもドロドロです。空気が少ないと、タイヤにも、フレームにも、痛みが早くなるんですよね」

「お客さんくらい自転車に凝っているのだったら、今度よかったら、自転車整備の試験、受けてみてはいかがですか? ペーパーと組み立て試験です。五万円くらいしますけれども、おもしろいですよ」

など、たくさん楽しい、自転車四方山話をしてくださいました。

お礼をたくさんいったところ、先方も、私のチタンフラットロードを、カタログでは見たことがあるのですが、本物を触ったことは初めてなのでうれしいです、とおっしゃってくださいました。

最近はそのお店でも、すっかり売れ筋は電動やスポーツタイプだそうです。「もっともっと専門性を高めないとなかなか生き残っていけないんですよ、自転車をただ安く売るだけでは限界がありますから。昔は、うちのスーパーももっと自転車売場大きかったのですが、最近はずいぶん専門店に押されちゃって縮小しちゃっているんです。でもうちは、電動アシストの売れゆきがよくて、全店の中でも3指に入るんですよ」、とおっしゃっていたのが印象的でした。

スーパーはいつもいくし、直してもらっている間に買い物はできるし、これからも何かあったら相談しようと思いましたし、次に何か自転車を買うときには、その方にお願いしたいと思った体験です。

プロの温かいサービスに新年早々触れることができて、うれしい出会いでした。

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