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代表作となるミリオンセラーがないことの功罪

2010年も終わりになったので告白しますが、実はわたし、2009年、ミリオンセラーを作ろうと思って、四苦八苦しておりました。

おかげさまで、2007年から独立して、それからコンスタントに数万部~25万部くらいの書籍売り上げを上げることができるようになりましたが、最も売れた「お金は銀行に預けるな」で41万部と、まだハーフミリオンにも満ちません。

他にも、おそらく、「勝間和代の代表作は?」と聞かれたときに、読者の方が答えるのは

・お金は銀行
・グーグル化
・断る力
・利益の方程式
・決算書の暗号を解け
・起きていることはすべて正しい
・年収10倍アップシリーズ

などなど、ばらばらなことを答えるに違いありません。とにかく、ミリオンセラー、というものを一度、作ってみたかったのです。

そして、1年間、さまざまな実験を重ねた結果、得られた結論というのは、

「私のいまの実力で出すことが出来るコンテンツは残念ながら、どんなにマーケティング上の工夫をしても、少なくとも日本国内だけでミリオンセラーになるほどの一般受け・汎用受けはしづらい」

ということでした。

2009年の途中で実はほぼその結果が見えてきてしまったので(使った時間、ターゲット分析、売上などから)、ミリオンセラー路線は途中で戦線縮小したかったのですが、途中放棄はなんなので、とりあえず

・紅白出場
・金スマで特集を組んでもらう

という、ミリオンセラー路線の時にひとつのベンチマークとして立てた目標まではクリアしようとがんばりました。

そしておかげさまで、2009年末に紅白、2010年3月に金スマと、目標は達成できたので、このミリオンセラー路線への戦略展開も、完全達成とはいきませんでしたが、部分達成として、2010年4月から加速して撤退させていただきました。

もともとマーケティングが本業でしたので、正直、戦略目標をクリアできなかったことに悔しさは残ります。しかし、ひとつ実際にこうやってミリオンを立てられなかった自分が、へぇ、と思ったのが、ミリオンを立てて、しかもそれが代表作となったコンテンツメーカーというのは、あまりにもその

・ミリオン

が一人歩きしてしまい、意外と大変なのだ、ということもわかりました。

つねに、あの、「ああ、(ミリオン)で有名な○○さんね」という形で、ミリオン当時のブランドがあまりにも、多くの人の記憶に固着してしまっている、ということなのです。

実力を上げて、コンスタントにすべてがミリオンになるのなら、それが固着は起こさないのでしょうが、それはそれでまた、ものすごーーーーーく、ハードルが高いことです。

幸か不幸か、ミリオンを出せなかった自分としては、このことを奇貨として、幻のミリオンにブランドが捕まることがなったということで、どんどん、新しい姿をみなさんにお示しすることが出来ればと思っています。

え、最近はドーナツと自転車の話題ばかり? いえいえ、そんなことはありません。しっかりと裏ではまた執筆にいそしんでおりますので、2010年12月にでる「インターディペンデントな生き方実践ガイド」をはじめ、

・ミリオンはあきらめた新生「勝間」

にご期待いただければと思います!!

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