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私とマドン(ロードバイク)の歴史

電動アシスト自転車のことをよく書いていますが、それでも、私がもっともよく乗っている自転車は、あいかわらず、このTREKのロードバイク、マドンです。
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少し、マドンと私の歴史を綴りたいと思います。

私の乗っているマドンの型番は、2006年 SL 5.9 WSD。これまで、TREKのマドンはたまに街でみかけますが、WSDという女性向けのマドンは、自分が乗っているもの以外は、実は、見たことがありません。もともと、女性のロードバイク人口が少ないので、なかなか出会えないのかもしれませんが。

2001年からスペシャライズドのMTBで自転車通勤を始めて、2005年に初めてのロードバイク(Giant)を買って、元気に通勤・通学に使っていました。

そして2007年のころ、会社員をやめたばかり、仕事もそれほど忙しくなかったので、早稲田大学の博士課程での研究が生活のメインで、毎日家から、西早稲田の研究室まで、家から片道8.3キロの距離をGiantのロードで往復していたのですが、2007年の夏に、毎日横を通るTREKの専門店の店頭に並んでいる自転車たちがあまりにもすてきなので、ふらふら~~とお店に入ったところ、そこに展示されていたのがこのマドンだったのです。

自転車にそんなに当時詳しくなかった私でも、さすがに、「TREKのマドン」というブランドは知っていました。とはいっても、Giantにそんなに不満があるわけでもなく、迷っていたのですが、そんなころ、ちょうど

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が初めてのベストセラーになり、なにか、自分にプレゼントをしたいなぁ、と思ったときに、真っ先に思いついたのが、このマドンだったのです。

それでも、まだ迷いました。マドンは、当時乗っていたGinatのロードが3-4台買える値段です。しかも、会社をやめたばかりで、いくらひとつ本が当たったとはいえ、生活がこのさき、まだまだ不安定で、不透明なことには違いがありません。

そして、悶々、悶々としながらペダルを漕いでいたのですが、間の悪いことに、毎日、毎日、そのTREKのある自転車店の横を通るわけです。最後にとうとう考えたのが、下記のことでした。

「自転車に乗る度に、マドンのことを思い出すのは、かえって他の思考を阻害するだろう。より建設的な方向に考えを向かせるためにも、えーーーーい、と買ってしまおう」

実はこのマドン、私の身長でギリギリ乗れるか、乗れないかくらいの大きさなんです。一方、ジャイアントは650cという小さいサイズですから、ぴったりと合っていました。わざわざ合わないサイズの、値段も高い自転車に乗り換えるのは理不尽なのですが、もう、ここまで来ると合理性ではないので。

そうはいっても、お店の反対を押し切ってスタンドをつけましたし、その後も街乗りとして、あるいはたまに遠出に使う自転車として、大活躍しています。

あれから3年半、当時と同じままなのは、ハンドルとフレーム、それにギアくらいで、ステムやペダル、シートポストやサドル、ホイールなどはすっかり、いろいろなものに交換してしまいました。

ペダルもSPDをいろいろ試したりしましたし、サドルもいまのサドルで4個目くらいだと思います。また、思い切ってステム(ハンドルとフレームをつなげる部品)を縮めることで、大きすぎるという扱いにくさもずいぶん解消できました。

まったくの素人で知識も何もなかったところで、いまでも不十分ですが、それでも、習うより慣れろ、自転車店にいってはお店の人と雑談をしたり、いろいろ試行錯誤しながら部品を取り替えてもらったり、自分で取り替えたりしているうちに、なんとなく、なんとなく、使い方を覚えてきたと思います。

よく、マドンは盗難されないのとか、マドンを街乗りするなんて、え、マドンにフラットペダル、ありえない、などと言われますが、マドンの落ち着いたあのかちゃーーっとしたギアの動きと、道を滑るように走る爽快感には、他の自転車には味わえない悦楽かあるので、それを大事にしながら、いかにふだんの生活でなるべく楽にマドンにのれるか、考えてカスタマイズを繰り返してきました。

どんなものでも、道具ですから、自分が好きなものを、好きなように、好きな形に使うことで、満足できればいいのではないかと思います。

明日も、あさっても、元気に、マドンに乗ってきます!!

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