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地上波マスメディアにおける「切り取り」の問題点

事業仕分けに昨日から従事しています。仕分け人、説明人とも、長い議論の中で、さまざまな予算の用途について、真摯に議論をしています。

そして、残念ながら、一部のメディアはその中で「切り取り」というような、議論の中で一部だけの些末な部分を取り上げ、そこだけが全てのような報道をするのが大変残念です。

具体的には、11/16火曜日、フジテレビ系「めざましテレビ」において、私が説明人の

「destination」

ということばを聞き取れなくて聞き返したことを、まるで先方の発音を揶揄しているかのようなシーンとして切り取り、キャプションまでつけた報道がありました。

そして、その場面を見て、多くの方がTwitterに「不愉快である」という感想を入れていました。もし、私が先方の発音を揶揄しているととったのでしたら、視聴者として実に当たり前の反応です。私だって、そう思うことでしょう。

しかし、その件は純粋に聞き取れなかったということ、さらにこのこと自体は、議論の本論とはまったく関係がないこと、そこをわざわざ強調することに、仕分け人の役割を「揚げ足を取って説明人をいじめる人たち」という構造であるという印象を与えることで、別のエントリーで記載した

「事業仕分け」にあるよくある5つの誤解と事実- 勝間和代公式ブログ: 私的なことがらを記録しよう!!

につながるような部分があるのではないでしょうか。

もちろん、全ての人たちがインターネットでの中継生放送をみることが出来るわけではありません。だからこそ、貴重な電波を使っている地上波は、中立的な報道をする必要があると感じています。説明人の味方もせず、仕分け人の味方もせず、そしてそれぞれの印象操作もしないことです。

今回の件については、仕分け会場に本日も来ていた同番組のクルーに抗議をし、今後、このようなことがないよう、申し入れました。

このブログを読む機会があった方には、断片的な2次情報だけで判断をせずに、ネットなどを活用して1次情報に触れられるよう、真摯にお伝えしたいと思います。そして2次情報しか手に入らない場合は、複数の立場からの報道を同時に見ることをお薦めします。

また、わたし自身がマスメディアに多く関わっているのに、という批判もこのようなエントリーをいれると出てきますが、だからこそ、自分の番組はポリシーを持って、自分が長尺で出られるもの、内容に責任を持てるもの、レギュラーで出演するものに限っており、企画段階から真摯に関わり、印象操作をしないよう、訴え続けています。

外から批判だけするのはなく、できることはできる限り行っていきます。これは事業仕分けに対しても同じです。

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