« 前の記事 | トップページ | 次の記事 »

「事業仕分け」にあるよくある5つの誤解と事実

昨日から事業仕分けに参加し、メディアの報道やTwitterでのみなさんの感想などに触れることで、事業仕分けについて、以下の誤解があることがわかりましたので、まとめておきます。

誤解1. 事業仕分けをされても、効果がないのではないか。なぜあんなに再仕分けが多いのか。

事実1. 8割方はこれまでの事業仕分けの内容に即した施策、予算措置が執られています。再仕分けに回っているのは残りの問題がある2割だけです。


誤解2. なぜ民間人や、所管でない議員が政策に文句を入れられるのか。

事実2. あくまでワーキンググループの判定、という位置づけです。また、事業目的そのものについて判断をしておらず、事業目的に即して効率的・合理的な用途となっているか、ということを判断しています。


誤解3. なぜ、仕分け人はあんなに官僚の人たちに向かって、ことばを遮ったり、失礼な態度を取るのか。

事実3. ほとんどの時は最後まで聞いています。あまりにもいいわけめいてきたり、質問に答えていないときに、しかたなく、遮っているのです。


誤解4. なぜ、あんなに仕分け人は感情的な議論をするのか。

事実4. ほとんどの時間は、事実や視察、データに基づいた議論を行っています。たまたまのシーンをメディアが切り取っているだけです。


誤解5. あんなに数十分の短期間で審査が出来るのか。

事実5. 事前のレクチャー、現場視察などを1つの案件について少なくとも数日、場合によっては数ヶ月を費やしています。


いずれにしても、議員も、仕分け人も、決して「パフォーマンス」ではなく真摯に議論をしていることは、生中継をみていただければわかると思います。

こちらの説明が足りないことも認めますが、ニュースで数分間流れるものだけでは、どうしても

「民主党 VS 民主党」
「仕分け人 VS 官僚」

みたいなわかりやすい絵を撮りたがる、ということに留意していただければと思います。メディアリテラシーが必要です。

例えば、私のニュースでも取り扱われた「destination」ということばの発音ですが、本当にはじめ聞き取れずに聞き返しただけです。本論とはまったく関係がなく、そこをわざわざ取り上げてキャプションまでおもしろおかしく取り上げるメディアもありました。

どのようなメッセージを出すかと言うことで、メディアごと、あるいはメディアの中でも番組ごとの色がでて、たいへん興味深く、どの程度バイアスがかかっているのか、かかっていないのか、参考になります。

またもちろん、事業仕分けには以下の課題があると感じています。

1. 強制力のつけかたが不十分。閣議決定や、国会にもっと持っていくべき
2. 議論について、効率化が必要
・事業目的に即しているか
・即していたとしたら効率的か
・実行についての効果検証は十分か

といったようなおおまかな項目ごとに議論をする、そして数値や事実を中心にする、そういう工夫があればより案件討議が効率的になるでしょう。

事業仕分けの総括も、第三弾が終わり次第、なされる予定です。

また、木曜夜、事業仕分けが終わりましたら、Ustream放送で何人かで総括的な放送を行うことも考えています。

よろしくお願いします。

このエントリーをはてなブックマークに追加

勝間和代オフィシャルメールマガジン 登録無料
ページの先頭へ