2010.09.03
東京都のメトロと都営地下鉄の統合について、「東京の地下鉄を考える懇談会」
昨日、都庁で開かれた「東京の地下鉄を考える懇談会」に参加しました。
平たく言いますと、東京都はメトロと都営が分断されているので、その統合により利用者のサービスの利便性や、経済性の向上が図れないか、というものです。
内容は非公開ですので、会議の内容とは別に、私の意見のポイントをお伝えします。すなわち、下記の内容は、あくまで勝間の個人的な意見であり、懇談会の結論ではありません。
・サービス統合は利用者の観点から、もちろん好ましい。(多少の割引があるとしても)料金の二重払いや、無駄な改札、無駄な通路がある。そして、都で住む地域によって、地下鉄の値段が変わったり、使いにくいのはよくない。また、規模の利益により共通費も削減できるだろう。
・ただし、地下鉄のサービス統合は単なる部分最適にとどまらず、東京都全体の交通システムの明確な価値観、ビジョンの中での位置づけをすべき。CO2の削減に対する期待、高齢者や子どもなど生活弱者へのサポート、都内に入る車の削減、都バスとの連携強化、など
(例えば、なぜ都営大江戸線は都庁前で折り返しなのか。普通に環状にした方が都民にとってはわかりやすい)
・メトロの民営化決定後の努力はすばらしく、地下鉄はつかいやすくなった。だからこそ、同じような効率化を図る余地は、都営の方にも、もちろんある。そこは、統合前でもより高度な活用を目指して、キャッシュフローの増大と債務の削減努力はすべき。
・一方、メトロの「民営化のためには、早期の上場ありき」という手段も見直しを図るべき。都営とのサービス統合が妨げられ、かつ、利用者から得たキャッシュフローが無駄なところに使われたり、過度な株式還元にいたるのであれば、上場で目指している経営の効率化やキャッシュフローへの規律は、別のガバナンス方式で解決すべきではないか。同じ公共サービスでも、電力やガスに比べて、交通システムへの縛りは弱い。
・今後、サービス統合の実現に向けて、経営統合がもっとも現実的ではあるが、経営統合による方法、経営統合によらない方法の両面からさまざまな戦略オプションを組み立てて、関係者が「利用者視点」から協議を重ねていくべき
以上です。
もともと幼少期から都営とメトロのヘビーユーザーで、いまでも自転車に乗らないときにはほぼ毎日、地下鉄を利用している身です。
ぜひ、私のような地下鉄オタク(路線図と乗り換え方法、色ごとの線名と駅名、線ごとの時間帯による電車の到着頻度、駅ごとの乗り換え時間などがだいたい頭に入っています)でない人でも、使いやすい地下鉄システムは何か、貢献できれば幸いです。





