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ドコモN-02Bのアクセスポイントモード使用記録~ドコモの音声携帯でのテザリング

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ノートパソコンその他を持ち歩くモバイルのユーザーは、ふだん、無線LANのスポット不足に悩むことが多いと思います。

そして、去年くらいから、携帯の3G回線がパソコンでつないでも定額になってきたため、いくつかの機種で、3Gにつないで、機器がアクセスポイントになるものが出てきました。

私もこれまで、PHS-300という機械にドコモのL-02Aというデータ端末をつないでアクセスポイントを作っていたのですが、最近、ドコモからN-06A、あるいはN-02Bという機種が、音声端末なのですが、WiFiのスポットになる機能を有しているので、自分の音声端末をN-02Bに買い換えてみました。

(追記ここから)
5/9現在、N-02Bは販売終了で、カタログからも外れているようです。したがって、中古端末か、流通在庫しかないようです。6月に新機種が入りますので、その中にアクセスポイントモードがカバーされている機種が入っていることを期待します。
(追記ここまで)

おそらく、この種類の端末で1番ユーザーが多いのは、イーモバイルのPocket WiFiだと思いますが、PHS-300、Pocket WiFiなどと比べた、N-02Bのアクセスポイントモードのメリット・デメリットを整理してみます。

メリット
・ドコモの回線を使っているので、カバレージが広い。都市部以外や、窓からかなり入ったところ、地下でも、だいだいつながる

・音声端末と共通なので、持ち歩き機器が少なくなるし、充電にも通常のFOMAケーブルが使える

・USB+ドコモコネクションマネージャーや、Bluetooth+ドコモコネクションマネージャーと違って、ダイアルアップの必要がない

・携帯のデスクトップにショートカットが作れて、クリック1つでアクセスポイントモードになる


デメリット
・機器は同時には一つしかつながらない

・定額の上限が、月額13,650円と大変高い (128kまでの速度でいいのなら、5,980円で止まります)

・インターネットプロバイダはmopera Uにi-mode代に含まれている金額で、実質月額無料でつながるるのですが、設定はそれなりにめんどう

・電池がむちゃくちゃくうので、結局、USBで給電しながらの方が現実的な使い方

・電話は受けられるけれども、ふつうのi-modeメールやbluetoothは同時には使えない


私のN-02Bの主たる使い方は、メインで使っているパソコンはWiMAXが入っているので、WiMAXがつながる限りはそれを使うのですが、WiMAXの圏外だったり、今日のようにサブのノートパソコンやi-Pod touchのように、外で使う頻度は少ないんだけれども、ネットにつなげたいときに、使っています。

あと、本当は上りが速いということを期待して買ったのですが、まだ、HSUPAという、上りが速いエリアでUstのような、上りの速度が本当に必要な通信をしていないので、まだその実力は発揮できていません。

そして、自分で使ってみて思ったのが、首からストラップでこの音声+WiFiスポットになる携帯をぶら下げているのですが、ここはつながるのかな、つながらないのかな、と悩むことが無くなった安心感というのは、確かに大きいです。これは、予想外の効用でした。

唯一、あるいは最大のボトルネックは、ダブル定額の時の上限の高さです。Pocket WiFiや、ドコモのデータ専用端末料金の約2倍です。

なのでお薦めは、一日のほとんどを外出するような人で、かつ、どこでも通信がないと仕事にならない、という方はコストパフォーマンスが合うと思います。

逆に、週末しか使わないとか、月にたまに、あるいは、ほとんどイーモバの圏内で十分という方は、Pocket WiFiと比較して、専用端末を持ち歩かなくていいというメリットと、倍の料金のデメリットの比較の中から比べるといいのかと思います。そして、今後、iPadのような端末が増えてきたときにも、このようなテザリングは活用できると思います。

また、手軽にデータ通信を音声端末でしてみたいというかたは、まずはUSBやBluetooth接続で試してみて、それでべんりーーー、ということであれば、買い換えの候補機能の一つとして、「アクセスポイントモードの有無」というのを入れてもいいかと思います。

私は基本的に買い換えてハッピーでした。あとは、複数端末を接続可能にしてほしいことと、料金を他社なみにしてくれればなぁ、というのが希望です。

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