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田中秀臣先生著「偏差値40から良い会社に入る方法」~お薦めです

偏差値40から良い会社に入る方法
田中 秀臣 (著)
¥ 1,470

反デフレ運動で大変お世話になっている、経済学者、田中秀臣先生のご本の紹介です。いや、これ、すごいです。これまで、就職が難しかった学生が、「目を見て話す」など、基本的なことを知るだけで、どれだけ、就職力が上がるか、というテキストです。

田中先生は、学生の履歴書の添削をはじめ、きめの細かい指導を本業以外でも展開されています。ツイッターもヘビーユーザーです。

田中先生のTwitter

田中先生がご指摘の通り、正直、世の中の就職本はたいてい就職コア層(旧帝大と早稲田・慶応の文系)向けに書かれていて、いわゆる偏差値40の大学の学生にはいまひとつピンと来ないものが多いのは確かです。

いわゆる”就職本”といわれる「面接で印象的な話をするための工夫」よりも、もっと、そもそも論としての、相手の目を見て話すといったコミュニケーションの基本を身に付けたほうがアウトプットにレバレッジがかかるというのは言われて見れば確かにその通りです!!

いままでなぜこういうことを指摘する本がなかったのかと不思議だったのですが、まさしく、そのツボを突いているわけです。

書かれていることが現場での指導に基づいた実践的な内容なので、偏差値60以上の学生でも十分参考になる内容です。

これから就職活動を向かえる学生だけでなく、転職を考えている方や、保護者の方にもオススメの1冊です。

こちらも読み終わっていいなぁ、とおもったら、田中先生の本、こちらもお薦めです。

ユーロマンガ vol.3
¥ 1,890

こちらは田中先生のもう一つの顔であるサブカル系の本です。メビウスの『修理屋』というおもしろい作品が読めます。

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コメント

投稿者: K2K (Dec 10, 2009, 12:11:33 AM)

>世の中の就職本はたいてい就職コア層(旧帝大と早稲田・慶応の文系)向けに書かれていて

もともと、就職本の類は、人気があり志願者が多く選考プロセスも多い大企業・有名企業の内定をどうやってゲットするかというのが原点でしょう。そういう大企業・有名企業に採用されるのは旧帝大と早稲田・慶応が多いので、結果的に、就職コア層向けになっているように見えるだけです。