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安定して売れる本

今、データを見ながら気づいたのですが、「お金は銀行に預けるな」はここ1ヶ月、アマゾンの順位がほとんどずっと一桁で、一番下がったときにでも11位でした。

参考:amazon ranking tracer
(私はもうすこし細かいデータをもっていますが、それは非公開なので、公開情報として、こちらのURLを案内します)

新聞広告とか、特定の人の推奨、あるいはキャンペーンで大きく売れることはあるのですか、経験則から言うと、そういう売れ方はだいたい2-3日しかもちません。

どちらかというと、幅広い人が幅広い方法で口コミその他で推薦し続けてくれることが、本のように単価が小さく、あまり広告コストをかけられないものについては寄与するようです。

実は、ちょっと前に私の連載担当の編集者さんとお話しをしていたときに、教えていただいたのが「私が勝間さんの編集担当だと知らないのに、いろいろな人が『お金は銀行に預けるな』がいい本だから読んでくれ、と熱心に勧めるんです」ということでした。

また、広告をして売れる本と売れない本があるというのはいろいろな出版社の方がつくづく言うのですが、これも、広告でたまたま買った本がそのあと、ほかの人に勧めるかどうかという乗数効果があるかどうかによるのかと思っています。

では、どういう本だと乗数効果があって、どういう本だとないのか。おそらく、コンテンツは一定水準を満たしていて当たり前で、それに読みやすいこと、ツボを押さえていること、著者に共感できることなど、さまざまな要素の総合点で決まってくるのではないかと思っています。

本当はこういった話も単なるケース・スタディではなく、まとまった統計データを使った実証分析がしたいところなのですが、あいにくデータベースがないので、しばらくはコツコツと、仮説作りに励みたいと思います。

いくつか、どうやってベストセラーを作るかと言った本は読んでいるのですが、もうすこし深掘りしたフレームワークがほしいと考えているところです。もうすこし、頭の中で熟成してみます。

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コメント

投稿者: greenery (Jan 2, 2008 9:47:09 AM)

あけましておめでとうございます。
益々のご活躍をお祈りいたします!

自分が思わず買ってしまう本について考えてみると、興味がある情報については言うまでもないことですが、それ以外に、「自分自身のコンプレックスや、逆に自信になっていることに関するもの」があります。
本だけでなく、ネットで多くのコメントが寄せられる話題についても常々感じていることです。
たとえばある悩みに関する投稿があって、共感するという意見ももちろん多いのですが、優越感/劣等感混じりのコメントも多いので、自分の痛いところを突かれたり、自尊心がくすぐられると思わず反応してしまうのだなあ、と。女性だったら「負け犬の遠吠え」とか。
他人と比較せずにはいられない国民性?とかも関係するのでしょうか。プロの方相手に数値化できないものばかり取り上げて、恐縮ですが。


投稿者: 柄 (Jan 4, 2008 11:16:08 PM)

明けましておめでとうございます。
今年のご活躍も楽しみにしております。

ムギさんの本は、無駄も漏れもなく本当に必要な部分だけを纏めているので助かります。

この価格帯の、今までに読んだ本と比べると、軽く3冊分の中身があって、私でも途中で内容がこんがらない。
これって具体的に言うと何?と、続編や雑誌のインタビューなどで拾い集める手間がないので、絶対に損がない内容だと思います。

ハズレも大いにありの価格なのに無駄がない内容だから、「あそこのお店なら良いのが安く買えるよ」的に、躊躇せずに人に勧められるのだと思います。


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