« 前の記事 | トップページ | 次の記事 »

NEWS ZERO×選挙 特番での発言内容

昨日の夜、無事、NEWS ZEROの選挙特番、ZERO×選挙への出演が終わりました。

私は、経済番組以外のテレビに出ることにほとんど慣れていないので、うまくとけ込めず、スタッフや司会の方々には、いろいろとご迷惑をおかけしてしまったと反省すること、しきりです。

そして、娘たち曰く、「早口で文が長くてわかりにくかった」というので、当日、話したことを記憶に残っている限り、いくつか、ここにまとめておきます。

1. 参院選でなぜ自民党が大敗したのか。

2005年からの路線は変わっていない。特に、経済施策は成果を上げ始めている。ただ、2005年の選挙の時点で、小泉改革により本当は一番しわ寄せを受ける層、例えば都市部の若年勤労層などが、それに気づかずに投票して、そして、2年間たって、現在の自民党の施策が必ずしも自分たちを幸せにするものでない、ということに気づいてしまったため。

特に、小さな政府を目指して、政府が十分なセーフティ・ネットを用意せず、あるいは用意をしたつもりでも、国民には通じない中、競争促進策や規制緩和を行ってきた結果、国民の過半数が以前よりも不満を持つようになったことが背景にある。

また、注目されていないが、女性の動きも特徴的。非自民の女性候補が東京の大河原さん、岡山の姫井さん、島根の亀井さんとトップ当選している。これは、女性層が安倍首相率いる自民党から離れてしまっていることの表れではないか。

つまり、小泉マジックでごまかされていた部分、若年層や女性層にしわ寄せをしていた部分が一気に露呈し、それが安倍政権への逆風となっているのである。

2. 格差社会について、抜本的な問題は何か。どう解決すればいいか。

格差社会の原因は不況下の中、非正規雇用と正規雇用の待遇格差が一因である。労働派遣法の規制緩和により、多くの若年層が安価な労働者として、必要な社会保障を得られずに差別を受けてきた。結果、非正規社員は婚姻への躊躇があり、正規社員は正規社員で長時間労働となり、どちらも少子化を助長している。

労働派遣法の改正は、企業の雇用を守るためであったと自民党の石原氏が発言したが、これは、ある意味、40代以上の男性を中心とした正規社員の雇用を守ることを優先し、20-30代以下の若年層や女性層を切り捨ててきた、ということを認めたにほかならない。

雇用の正常化、長時間労働を是正するためには、非正規と正規社員の待遇の差別をなくし、流動性を高めるべき。

(長くなったので、続きはその2に書きます。

このエントリーをはてなブックマークに追加

勝間和代オフィシャルメールマガジン 登録無料
ページの先頭へ

コメント