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醜い日本の私

醜い日本の私

私の好きな中島義道氏の本です。三省堂にぶらっと寄ったときに見つけて、そのまま一気読みしてしまいました。日本や、日本人の感性の鈍感さについての批判が中心の本です。

中島氏は哲学者ですが、自分の感性を前面に出して、妥協をしない生き方が、読んでいて非常に楽しく、すっきりします。

また、風景の雑然としたところ、騒音のひどさなど、私も悩んでいるいろいろな光景について、批判、場合によっては、相手に繰り返し、クレームをつけているところがすごいです。

私のように自転車乗り+MP3プレーヤーでごまかしている軟弱ものとは違います。

氏のひとを“嫌う”ということもお勧めであり、座右の書の一つです。

機会があれば、目を通すことをお勧めします。

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コメント

投稿者: アリー (Jul 2, 2007, 11:12:44 PM)

うわぁ、ムギさん中島義道氏のファンなのですね。私も何冊か読んだことがあります。

本当に「ひとを“嫌う”ということ」は傑作です。ここまで嫌いという感情を分析できるものなのか!と驚きました。「醜い日本の私」は斜め読みでしたが、乱開発されている臨海部や自分の住む街を眺めるとき、中島氏の本を思い出します。


投稿者: ムギ (Jul 9, 2007, 1:06:45 AM)

アリーさん、こんにちは。

すみません、こちらのコメントへの返答が遅れました。そうなんです、中島さんの本は、ほとんど読んでいます。センスに共感しています。いいですよね。ああ言うことをしっかり言える人になりたいと思いますが、まだまだです。


投稿者: 河口ミカル (May 19, 2009, 5:53:18 AM)

 中島氏の哲学には共鳴し得るところも多く、私は去年氏の主宰される哲学塾カントに八ヶ月くらい在籍しましたが、寧ろその塾を退会してから読んだ氏の本からいろいろと考えさせられるところが大きかったと思います。
 私自身は「孤独な少年の部屋」、「私の嫌いな10の言葉」、「私の嫌いな10の人々」などが最近読んだ氏のものの中では好きです。まだお読みになられていないのなら是非お勧め致します。
 私は最近も小浜逸郎氏のものも読んでいて、そこで展開される中島氏への提言や批判にも関心を持っています。中島氏の方も小浜氏のことや、他の論客のことについて多く記述しています。


投稿者: エトワール (May 24, 2009, 6:24:20 PM)

中島義道氏の本を読まれているというのは、意外でした。よい哲学者だと思います。