うちに来たことがある人は知っていますが、我が家は、山手線内なのに、どの駅も遠い上、住宅街のまん中にあって、徒歩5分圏内に、住宅以外、何にもありません。コンビニ一つありません。
おまけに、家が坂の頂上近くで、どの店に買い物に行くにも5分以上かかる上、どの方向の店に行こうと、坂を下りて、また上らないといけません。
そうすると、いいことか、悪いことかわかりませんが、以下のような現象が起きます。
1. 家で作れるものは作るようになる
-パンが足りない
-小腹が減った
-甘いものが食べたい
などなど。例え3時間かかっても、食パン一つ買いに行くくらいだったら、作業自体は総計20分もかからないので、粉を用意して、作った方が楽です。小2の娘ですら、自分でマドレーヌだの、クッキーだのを作るようになりました。
2. 外食にいかなくなる
出かけるついでならいいのですが、わざわざとなると、かなりハードルが高いです。坂を上り下りしているうちに、自分でつくったらできてしまうので。
3. 食材が余ることが少なくなる
外に買いに行って、野菜やお水などは坂を上って持って帰るのがたいへんなので、ギリギリまで使い切る習慣ができます。
もともと、私は日常の買い物や外食が好きでないので、そういうものに拍車がかかるわけです。
なんか、書いていて、だんだん、「いったい自分はどんな僻地に住んでいるんだろう」と考え出しました。もっとも、出不精になっているというほどではないし、坂の上り下りで足腰は鍛えられます。
とはいえ、次に引っ越すときには、坂の上でないところにするのと、あと、手軽に買い物ができる店のそばにしようかなぁ、と少し考え始めているところです。
環境が生活を変えるのか、あるいはこのような習慣があるから、こんなところで車なしでくらせるか、どちらかでしょう。周囲の家はみな、車を1台または、複数台もっているようです。というか、車ですむことが前提になっている街の構造のような気もしてきました。
つくづく、インターネットができて便利になったと思います。インターネットがなかったら、さすがの車嫌いの私も、ここだと車を買っていたかもしれません。