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あいまいなことをプレゼンする

私の専門スキルの一つに、「曖昧なコンセプトを紙や言葉に落として人に話す」というのがあります。

これは、前職では一定年数を経た人は誰でもできたことなので、あまり特殊だと思わなかったのですが、今の仕事ではそう言うことをする人はあまりいないので、聞くとけっこうびっくりするそうです。

いわく
-質問は、と言われても、内容がコンセプトベースの上、特に反論の余地がないものだからなぁ
-あそこまで人間訓練するとプレゼン・マシーンのようだ
だそうです(もちろん、これは私が直接言われたわけではなく、間接的に聞いたものです)。

言われてみると、私もはじめて、その手のあいまいプレゼンを前職の自分のボスから聞いたときは、「よくここまで当たり前そうなことをいかにもすごそうに言う人が世の中にはいて、しかもなんとなく納得できてしまうから恐ろしい」と思った記憶があるので、それと同じことでしょう。

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コメント

投稿者: izumin (Apr 4, 2005 11:53:36 AM)

それって受け手・聞き手にとってはすごくありがたい才能だと思いましたよ~。

あいまいなこと、もっともそうなこと、自分が日頃理解していると思っていた抽象的な概念のことば。

そういったものを「実はどうなんだろう?」「今までなんとなく普段口にしていたけど、細かく掘り下げると新しい発見があった」ってこと、わたし未だにあります。というか歳を経るごとにどんどん増えてきました。

最近のブログの流行で、そういう「気づき」が更に多くなりました。

気づかせてくれるかたのコンテンツはほんとにすばらしいと思いますし、ムギさんのブログもそのひとつです。


投稿者: ムギ (Apr 4, 2005 3:01:33 PM)

izuminさん、こんにちは。

コメントありがとうございました。そういっていただけると、とてもうれしいです。

世の中、確かなものや一定のものなど、何もなくて、それを無理矢理言葉に載せている分けなので、抽象的なことがすとーーーんと落ちるとうれしくなりますね。ブログでなるほど、が増えるといいですね。

とはいえ、「では、それを数値に落とすとどのくらい?」「それは何年頃に起こるの?」なんていう具体的な質問も多く、そこがまだ精進が必要なところだと思っています。

年を取ると、これまで考えていたことがどんどんと有機的に結びついてきて、楽しくなりますよね。

でも、そのぶん頭も固くなるのかも、と思ってその気づきの深さを保ちつつ、柔軟性を確保するにはどうしたらいいのかなぁ、なんていうことも思います。

またいろいろと、お話しさせてください。


投稿者: kiyo_ricci (Apr 11, 2005 11:00:36 AM)

こんにちは。
タイムリーには見られないのですが、必ず全部の記事に目を通しています。

「あいまいなことをプレゼンする」って、すごい技術だと思います。
私は、プレゼンは苦手ではないけれど、「あいまいなこと」をプレゼンしたことはないし、できないと思います。

概念とか理論とか、自分で理解していて、人が聞いていてわかりそうもないポイントをいかに具体的事例に引き寄せて説明するか、といったことを抑えればできますかねぇ・・

こういう専門領域とか難易度が高いものについてのプレゼンが得意でなければ、プレゼンを「専門性」とかっていえないのでしょうね・・・


投稿者: ムギ (Apr 11, 2005 11:19:40 PM)

kiyo_ricciさん、こんにちは。

繰り返しになりますが、これは訓練次第でできるようになると思います。

ただですねぇ、専門というように、こればっかり、2-3年やる必要があります。そこまでコミットしたいかどうか、だと思うんです。

概念をフレームワーク化して、事例やアナロジーを使って、数値で分析して、なんとなーーーく、相手の頭の中にわかりやすくなるように砕いて渡す、という繰り返しです。

「ロジカル・シンキング」とか「ロジカル・コミュニケーション」とかが一時期話題になりましたが、ポイントはけっこう簡単で、

(1) Why-What-Howとか空-雨-傘のような、いくつかの決まり切った言い回しを使う

(2) 余計なことは話さず、思いっきりシンプルにする

(3) 臆面もなく、自信を持って話す

だと思います。

というわけで、だいたい、いわゆる元戦略コンサルに話をさせると、通常会話でも(1)~(3)が入り交じるわけです(笑)。


投稿者: Akiko (Apr 12, 2005 11:02:16 AM)

こんにちは。いつも大変参考にさせていただいていて、どうもありがとうございます。人前でしゃべる機会が増えてきまして、私の話はどうも「枝葉」に移ってしまって回りくどく、うまく伝わらないみたいだな~ということは、切実に感じておりました。メモ書きを作ったり、原稿一旦全部書いてみたり色々工夫するんですが、なかなかうまくゆきません。

上記3点、是非心がけます。助かります。
ところで、「年を取ると、これまで考えていたことがどんどんと有機的に結びついてきて、楽しくなります」本当にそうですね。あれこれ散らばっていたものが、結びついてくるのは嬉しいです。


投稿者: ムギ (Apr 13, 2005 1:25:41 AM)

Akikoさん、こんにちは。ご無沙汰しています。

大丈夫です、絶対に訓練次第で上達します。

実は、私も「何言っているかよくわからない」と、プレゼン慣れしていない頃はずいぶん言われていました。

あるとき、なるほど、と思ったのは、上手な人のプレゼンは、相手の感性に訴えているわけです。

身振り、声のトーン、持ち出している事例など。

相手の頭にわかりやすく、わかりやすく、とやっていると、いいようです。

お試しください。


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