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December 02, 2010

都内でらくーーーに、毎日30キロ走りたい人のための電動自転車ガイド

マドンのあとに輪行用のヘリオスを買ってから、特に変化がなかった私の自転車ポートフォリオに、今年、電動アシスト自転車が2台やってきました。

そして、電動だったら、けっこう坂が多い都内でも、毎日数十キロ乗っても、腰や身体を痛めることなく、自転車生活ができることがわかりましたので、これまでの経験をまとめておきます。


1. まずは電動自転車を手に入れましょう。予算はできれば15万円以上

電動アシスト自転車の難点は、価格と重さです。半端なく、重いし、高いことです。ただそれでも、電車とタクシー代を考えると、意外と投資は早く回収できます。

特に毎日20-30キロ乗る人は、地下鉄代だったら400-600円、タクシーだったらその10倍以上ですから、初期投資を15万円をかけても、地下鉄で1~2年、タクシーでは半年以内で回収できます。

私のお薦めは、市販品だと、いまのところ、Panasonicの電動クロスバイク、ジェッターです。注文生産品でない中では、一番軽い19キロ台。他の電動は軒並み23-25キロです。もっと軽い14-15キロもいくつかありますが、これだと、いきなり30万円を越えるので、コストパフォーマンス的にはジェッターがバランスが良いと思います。実売で10万円半ばです。

写真は、私のジェッターです。少し、いろいろと部品には手を入れています。
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ジェッターではちょっと高いというときには、とにかく、ここからはおサイフとの相談。ジェッターよりハリヤの方が少し安いですが、そうすると1キロちょっと重くなります。ジェッターよりフラットロードの方が4キロほど軽いですが、値段は急にあと数十万、跳ね上がります。いわゆるママチャリ系はやはり重い。重いと、20-30キロ走ると、ちょっと違いが出てきます。

なお、軽量化のため、ドロハネはあきらめて外してください。汚れるだけではなく、そもそも雨の日は危ないので、乗らないからです。カゴも、あとで説明しますが、rixenが軽くて便利なので、つけないでおいてください。


2. 長距離乗りの自転車を続けるときに続けられない原因になる、サドルとペダルを工夫しましょう。

長距離乗ると、一番つらくなるのはサドルです。特に、数十キロ日常的に乗ると、合わないサドルだと10キロちょっとでいやになってしまいます。だから、ここは気合いを入れて、調整してください。

大事なことは、まず高さ。ママチャリ系に比べて、ちょっと高めくらいでいいです。ペダルをいちばん下にしたときに、軽く膝が曲がるくらい。だから、信号待ちなどでは、原則、サドルから下りて待つ形になります。足はつかない。

前後のバランスも重要です。サドルは前後に動かせますから、自分の乗り方や身長に応じて、調整してください。

そしてそれでも最初のサドルが痛いときには、ここは予算をけちらず、サドルを交換してみてください。市価で5,000円以上になりますと、かなりよくなります。

私はTerryというブランドのサドルが好きです。もともと女性にターゲットを絞った自転車ブランドです。今は男性にも展開しています。

こちらは、Terryのバタフライジェルというサドルです。
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ペダルについて、電動アシストについているものは標準品ですが、これを、よりピンで靴がひっかかったり、あるいは少し面積を大きくしたペダルに交換することによって、けっこう早くなります。こちらもさまざまな価格帯がありますが、だいたい数千円くらいから、急によくなります。1万円、予算を用意できれば、かなり良い感じです。

わたしがつけているのは、こんなペダルです。
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3. 自転車ナビを用意しましょう。

そして、長距離を乗るときには、やはり、ナビがあった方がずっと便利です。いまはGPS付の携帯やスマートフォンが主流なので、自転車用のホルダーだけ用意すれば、まずは使えるはず。ホルダーは数千円です。ナビ用のソフトも、無料のものから、1000円前後でダウンロードできるもので試してみてください。

それでいいなぁ、と思って、もっと良いナビがほしいと思ったら、専用機も考えてみてください。だいたい3-8万円くらいです。私のはちょっと古いナビですが、Mio C325です。
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これさえあれば、いつでも、どこでも、行けるようになります。


4. 空気入れは、いい物を用意してください。

空気入れ、週に1度は必要です。ここで、予算をケチって1,000円台のふつうのものを買うと、あとで後悔します。なぜなら、空気がしっかりはいった自転車と、そうでない自転車はまったくスピードが違うからです。こちらは、5,000円以上予算を用意すると、ゲージという、空気圧を測ることが出来るポンプが手に入ります。

私は他にロードバイクもあるので、電動のコンプレッサーを最近、買ったくらいです。


5. 最低限のメンテナンスは自分で行えるようにしましょう。

スプレー式の油と洗浄剤、それに六角レンチセットは用意をしておいてください。よごれをとり、稼働部にはたまに油を差し、そして、ネジの緩みを締め直します。

そして、少しでも調子が悪いなと思ったり、調子が悪くなくても2ヶ月に一度は、購買店でメンテナンスをしてもらってください。毎日20-30キロのりますと、ブレーキシューという、ブレーキをとめるゴムのところはけっこう、あっという間に減ってしまいます。


6. ヘルメットと保険も忘れずに!!

車道を走りますので、ヘルメットは必須です。1万円前後から、とてもいいものがあります。そして自動車同様、保険も忘れずにかけてください。傷害保険でも、対人保険でも、すでに保険に入っている場合には、どこまで適用になるか、保険会社に確認してください。入っていない場合は、自転車保険に加入しましょう。自転車店でも扱っていますし、検索をすれば、出てきます。


7. 保管場所を屋内に確保。そして充電器はできれば、自転車の側に。

電動自転車は屋内保管を基本にしてください。さびに弱いからです。そして、充電器もできれば、自転車の側にあることが好ましいです。だいたい20-30キロのペースだと、2-3日に一度、充電が必要になりますから、これが自転車から離れていると、けっこう不便です。


8. 長距離乗るのですから、荷物はフロントやリアに入れてしまいましょう。

荷物は短距離なら、せなかに背負えばいいのですが、長距離ですと、重いし、暑いし、けっこうじゃまです。そこで登場するのが、Rixenというアダプター。これ、むちゃくちゃ便利です。フロント、シートポスト、リアなど何カ所もつけることができます。

そこにまた、いろいろなカゴやカバンが売っていますので、こちらをつけるわけです。ジェッター君にカゴをつけるとこんな感じになります。フロントは7キロまでの荷物が大丈夫です。
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9. 速度はすごく早くなくていいですが、時速は20キロ以上は目指してください。

だいたい私がジェッターでごく軽くこいで時速20-24キロ、ふつうにこいで27キロ、踏み込んで30キロ超、という感じです。車道を走りますと、時速がせめて20キロないと、車にかなりじゃまにされてしまいますので、都内の車ののろのろ運転よりは少し早いくらいのスピード、時速20キロ超をコンスタントに走るイメージにしてみてください。

実は、都内はあまりにも信号が多くて、時速が20になっても、30になっても、着く時間はあまり変わりません。走っている間の時速が平均で20キロくらい、これに信号待ちの時間が入りますので、だいたい1キロ4分目安でいつも私は到着時間を計算しています。


10. あとは、自分なりの工夫を繰り返してみてください。例えば、私はスピーカーつけています。

ここからは、どうやって長距離を楽しむか、ということですね。私はスピーカーをつけて、交差点では消しながら、音楽やオーディオブックを楽しみながら、自転車を漕いでいます。
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とにかく、無理をせずに続ける、ということが、せっかく買った高い電動アシスト自転車を生かす道になります。なので、ペダルもSPDのような専用の靴のものでなく、ピンがついたフラットのものに変えるだけでも十分ですし、それ以上に重要なのは、しっかりと空気が入っていて、油が差されていて、余計な汚れがないことです。

都内はとにかく信号と坂が多いので、電動が向いている地域だと思います。電動でないと、どうしても坂でふんばるのでそのぶん、疲れが膝や腰にたまりがちですが、電動アシストがあれば、比較的自転車になれていない人でも、毎日数十キロくらい、らくらくと走ることが出来ると思います。

電動アシスト自転車はさまざまな場所で試乗機会を用意していますので、まずは少し乗ってみて、そして、自分が毎日、この電動アシスト自転車だけを原則として足にした場合に継続できるか、といったイメージを持ちながら、考えてみると楽しいと思います。

これまで書いてきたことは、もちろん、電動アシストではなく、通常のクロスバイクなどでも可能です。ただちょっとだけ、坂道と信号発進の負荷がかかり続けますので、無理をしすぎないように注意してください。


ぜひ、1日自転車で30キロの生活、いいなぁ、と思ったら、参加してみてください。いつでも、どこでも、気軽に仕事に、そして遊びに行けるようになりますよ。

四季の移り変わりを肌で感じながら、行動半径がどんどん広がっていきます。

2010 12 02 [2.実体験観察から] | 固定リンク

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