« 電動自転車ジェッターくん、高速化計画進行中!! | トップページ | ハイチ訪問記~貧困への処方せんは、「教育の徹底」と「差別の撤廃」による「自尊心の育成」 »
October 25, 2010
佐賀県訪問記
少し前になりますが、10月の頭に、佐賀県を一泊二日で訪問してきました。
お招きくださったのは、古川康知事と、藤木卓一郎県議、佐賀新聞社長中尾清一郎さんです。
もともとは、金スマの取材で、佐賀の「まっちゃん」という産直のお店を取材したときに、藤木県議が会いに来てくださり、その当日が日帰りで佐賀牛が食べられないと言ったら、「では、ぜひ、佐賀牛を食べに来てください」ということでご招待いただきました。
とはいっても、さすがに単に佐賀牛を食べに行くだけではないので、まずは講演会。県庁や県の自治体の職員のみなさまとのランチを挟んだ講演会と、佐賀新聞主催による一般の方を招いた講演の2回を行いました。
そして、サプライズだったのが、「まっちゃん」が講演会に、お花をもってかけつけてくださったことです。
取材の時も、スタジオでも、農作業姿しかみたことがなかったので、すてきな姿にびっくり。ほんとうにうれしかったです。まっちゃんは、野菜で、お料理で、みんなを幸せにしています!!
そして、夕方から、有明海を上からヘリコプターで飛んで視察をさせてくださいました。特に、ずっと話題になっている諫早干拓事業をみるためです。
私は専門家ではないので、諫早干拓事業がどのように生態系を変えてしまったのか、あるいは変えていないのか、その因果関係はわかりませんでした。
しかし、空から眺める海は、自然そのもので、いったいここに人が下手な知恵で手を出したら、それは間違いなく、しっぺ返しを食らう可能性があるということは、よくわかりました。
そして、空から見る、太陽と、雲と、海の風景は、私たちが自然と共存共栄をしなければならない、ということだけは理解ができました。大変な、大変な、共有財産です。
夜は、お待ちかねの佐賀牛。藤木県議にごちそうになってしまいました。大感謝!! ちなみに、藤木県議は上念司さんの古い友人です。
佐賀牛をいただきながら、地方と国の役割分担、税金の配分、権限、地方自治のあり方など、かなり固い話題を古川知事、藤木県議と話し合いました。
そして翌日は、中尾社長の案内で、有田と呼子へ。
有田では、伝統工芸を手順から、作品から、ていねいに見させていただきました。十四代今右衛門さん、十四代柿右衛門さんともお会いできました。
柿右衛門さんの問題意識は、どうやって、この伝統工芸を残すかということです。それぞれ、1人前になるまでに30年もかかる仕事なので、誰がどこまで、費用負担をするかが課題になります。
そして残念ながら、国にはその力がなく、かつ、昔のように富裕層や料亭などがどんどんと、高いお皿を買う時台でもなく、さらに食卓の洋風化が、リスクを加速させてきました。
もちろん、私に明確な解があるわけではないのですが、やはり、いいものを小さい頃から触れて、そこにお金をかけるだけのリテラシーを個人が養っていくこと、そのために頒布会のようなしくみが必要なのかと考えて、簡単にその提案はさせていただきました。
使わなければわからないので、今右衛門さん、柿右衛門さんの作品をそれぞれ、買って帰りました。
どちらも、愛用しています。手書きのきれいな文様、口に触れたときの陶器の官能は、感動ものです。
まっちゃんのところにいったときにも思いましたが、佐賀、あるいは日本の地方部のすばらしさは、やはり、豊かな自然につきます。風景と空気がすばらしい。いつどこでなにをたべても、新鮮でおいしい!!
どうやったら、現代の市場のしくみ、風土とマッチさせていくのか、まだまだ考えが途中ですが、大変よい勉強になりました。
ひとつひとつ、自分ができる限りのお手伝いをさせていただきたいと思います。
古川知事、藤木県議、中尾社長、そして佐賀のみなさま、ほんとうにありがとうございました!!
2010 10 25 [2.実体験観察から] | 固定リンク
カテゴリー
- 1.このブログの紹介 ()
- 2.実体験観察から ()
- 3.お勧めの書籍 ()
- 4.おもしろい商品の紹介 ()
- 5.生涯学習の勧め ()
- 6.携帯電話関連 ()
- 7.ブログ・アフィリエイト関連情報 ()
- 8.お知らせ ()