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August 22, 2010

電動自転車を30キロほど、乗ってみました。思ったより、楽しいです。

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これまで、サイクルフェアや店頭では乗ったことがある電動自転車ですが、デザイン性や機能で特にピンと来ることがなかったので、あえて買おうと思っていませんでした。ロードバイク(TREKマドン)と折りたたみ(DAHONヘリオス)で特に不自由することがなかったので。

ただ、ここまで電動自転車が普及してくると、やはり、ものは試し、スポーツタイプの電動自転車を少し長く乗ってみることにしました。やはり、違いは、自分で乗らないとはわからないはず。

選んだのは、イグニオの電動自転車、色はワインレッドです。電池がなければ、電動とわからないデザイン。値段も本体だけで6万円、カゴとライトその他をつけても、6万円台半ばですので、大手メーカーの約半額です。

人気商品で納期に少し時間がかかったのですが、お盆過ぎにやってきました。さっそく、土曜日のデキビジの収録とがっちりアカデミーの収録、それに日曜日のスポーツクラブとそのあとの週刊ダイヤモンドの仕事に、二日間、ぐるっと自転車で回ってみました。総走行距離、30キロくらいでしょうか。

結論からいうと、電動自転車は意外なことに、「都内で、長距離をぐるぐる回る人には、普通の自転車よりも向いていることがある」ということでした。

期待通りだったこと、期待以上によかったこと、ちょっと不満なこと、お薦めの状況、に分けて、説明してみます。

1. 期待通りだったこと

・予想通り、坂がかなり楽になりました。特に私が住んでいる地域は坂だらけなので、ロードだといつでも、汗びっしょりになるくらい踏むことがあるのですが、電動ですと、立たずにこいでも、長いだらだらとした坂を上がりきることができます。

・信号待ちの後の発信が、すごく楽になりました。都内ですと、年中信号に捕まりますが、最初のえっちら、の部分がなくなりました。

・ロードと違って、カゴがついているので、背中に荷物を背負っていなくていいのはよかったです

2. 期待以上によかったこと

・行き先までの所用時間は意外と長くなりませんでした。アシスト付きの最高時速が24キロというので遅くなると考えていたら、坂がある道でもバリバリ通れるので、最短距離を走ることと、坂でも時速が落ちないので、ほとんど所用時間は4-6キロの範囲ならかわらないようです。

・電池が思ったより保ちます。24キロを越えると回生充電ということで、それ以上になると踏み込みに力は要るようになりますが、充電されます。私は平地でも普通に走ると24キロ越えてしまうので、結局二日間走っていると、使う電池と、充電する電池でいってこいなのか、電池の3つのゲージが2つにすこしなってもすぐに回復して、すぐに3つに戻っています。なので、ほとんど充電しなくても、よさそうです。

3. ちょっと不満なこと

・本体が20キロを越えるため、自転車置き場での処置がたいへんです。家の置き場でも、出先の置き場でも、自転車をうごかすのにえっちらーーーー、という感じです。

・少しこいでスピードが出ると、電源を入れていると回生充電がすぐに始まってしまうので、スピードがなかなか上がりません。電源をオフすればいいのですが、いちいちするのが面倒です。

・20インチのタイヤが、なれればいいのでしょうが、やはり、もう少し大きい方がいいかと感じました。

・坂道も、自転車によると思いますが、通常の自転車がこげる程度の体力がないと、自転車がらくらくと連れて行ってくれるという状況ではなく、それなりに息が切れます。


4. お薦めの状況

こんな人にお勧めです。

・ふだん走っているときに、上り坂が多い人。1/3を越える場合には、お薦め。都内の西部なんか、そうです。だんだら、だんだらと、主要幹線道路でも、意外と坂になっています。

・自転車置き場が、平坦な人。自転車が重いので、マンションの上に上げる方だったり、エレベータに乗せたり、階段を通過するのは結構大変です。

・年中、自転車に乗る人。たまに乗る人だと、充電に気を使ったりする、管理コストの方が高くなってしまいます。あと、そんなに劇的に楽にならないので、普通の体力も必要です。


要は、電動自転車は「負荷を平準化する乗り物」であって、決して、夢のように軽減をする自転車ではないということがわかりました。なので、夏に乗ると、普通に汗だくです。

それでも、西麻布の交差点からヒルズに行くときの坂とか、西麻布から青山に抜けるときにだんだらと続く外苑西通りの軽い上り坂、私が某所にドーナツを買いに行くときにも続くある幹線道路のだんだらと上る坂など、これまで息を切らせながら上っていたのが、軽く汗ばむくらいで走りきれるのは、新鮮でした。

ほんと、よく考えたら、ここ3年くらい、新しい自転車を買っていなかったので、とてもうれしい気分です。もう少し、乗りこなしてみます。

これから、車の代替品として、普及が進むかもしれませんね。

2010 08 22 [2.実体験観察から] | 固定リンク

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