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January 17, 2010
通信環境設定~いつになったら落ち着くことやら
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パソコンを日常的に使うときに、インターネット環境があることは必須になってきました。今回は、通信環境設定がなぜこんなに難しくて、落ち着かないか、考えたいと思います。
まず、現在の環境ですが、こんな風にしています。
自宅とオフィス-光ファイバー(Bフレッツ)+無線LAN
モバイル-メインのパソコンはWiMAX内蔵、それにBluetooth+FOMAで補助
そして、月額として考えると、光ファイバー+WiMAX+FOMA通信料で、合わせて軽く、2万円くらいになってしまいます。
通信アナリストだった頃に分析したことがありますが、ここ10年間で、家計支出は個別の項目でもっとも大きく増えたものは、通信費でした。そして、通信費を増やした分、減らしていたのは主に服飾費とレジャー費でした。
また、この環境たちも、いろいろくせ者でして、例えばこんなことがあります。
1. 自宅の光ファイバーはたまに動かなくなるので、Setupソフトをやり直して、もう一度開通させることがある
2. 無線LANの設定も、パソコンを買い換える度に付加する必要がありますし、日本は電波を余り飛ばせないので、少し遠くなると意外とすぐに弱くなって、めんどう
3. パソコンで、WiFiとWiMAX、FOMA、使うときにすべてソフトや設定が異なるため、手動で切り替えが必要
4. 特に移動通信は、日々もっともよい機器や通信会社が変わるため、追いかけるだけでもたいへん
もともと3Gが始まったばかりの当初2000年前半は、定額制がなかったため、ウィルコムのようなPHSサービスが外で定額にするには必須でした。
そこに、2007年にイーモバイルが定額で入ってきて、先端ユーザーが雪崩を打って、ウィルコムからイーモバに切り替え。ただし、ウィルコムもイーモバイルもあまりカバレージが広くないため、多くのユーザーは外部のホットスポットWiFiも併用していました。
2007年10月にようやく、ドコモがカード型のデータ通信の定額制を導入、そして、2009年に携帯電話から通信をしても、上限額13,000円(税抜き)で止まるようになりました。
さらに、2009年からKDDIがWiMAXのサービスも本格的に開始、エリアカバレージも広がりつつあります。とにかく、めまぐるしく、新しいサービスが導入されるのです。おまけに、電話番号が変わっても問題ないため、ユーザーを囲い込むことができません。
通信スピードはおおむね
光ファイバー有線>WiFi>WiMAX>3G(FOMA、イーモバなど)>ウィルコム
という順番です。
そして、早いものほど、カバレージが狭くなります。ただ、3Gとウィルコムだけは例外で、FOMAよりもカバレージがせまいウィルコムがFOMAより遅いので、ウィルコムは現在、業績が悪化しているわけです。
私も、はじめウィルコムの定額カードを使い、そこからイーモバイルに移行して、しばらくドコモのデータ専用端末を使い、現在、WiMAX+FOMAとなっています。そして最近は、ホットスポットを使う回数が極端に少なくなりました。
特に、WiMAXはパソコン内蔵となり、FOMAもBluetooth対応となって、「いちいち線をつながなくても通信ができる」というのは、圧倒的なアドバンテージです。
でも、これらを快適に過ごすためには、機器を年中買い換え、通信業者の呪文のような契約を読み解き、いちいち違うセットアップを実行し、など、けっこうな時間コストがかかるわけです。
それを考えると、結局は何もかも携帯電話一つで済ませてしまおう、と考える人が多数派なのは、当然のような気がします。
この、パソコンの設定がめんどうだということは、ここ10年、あまり進歩がないような気がするのはきのせいでしょうか。
そして、いまでもこれらのインターネット環境を使うときには電池との戦いが続いています。最近ようやく、パソコンも携帯も一日使い続けても、替えの電池が必要なくなってきましたが、やはりまだまだ不安ですし、毎晩、神経症のように充電に追われるわけです。
あと半年もすると、いまベストだと思っている環境もまた、いろいろと違うものが出てくることでしょう。
仕事としてユビキタス環境でどのようなビジネスモデルを作るか、ということをずいぶんとやってきました。また、去年、今年と、総務省のプロジェクトに関わってきています。
しかし、現状を見直せば見直すほど、
「結局、インフラに比べると利活用が遅れているよね」
という結論にいつも戻ってしまうのですが、もう少し、どうしたらいいのか、ヒントを考えていきたいと思います。
2010 01 17 [2.実体験観察から] | 固定リンク
コメント
投稿者: 大野いさむ (Jan 17, 2010, 6:45:16 PM)
結局、Googleの目指すクラウドコンピューティングということになるんですね。ヽ(´▽`)/
今の日本では携帯も独自ソフトですし、PCの周辺機器もすべてが別個にドライバソフトで動かすためご指摘の通り設定も様々ですし、PCトラブルの度に再設定にばかばかしい程の労力も要しますね。こんなこと本当に仕事する人にとっては無駄なことです。エネルギーをもっと本来のことに使いたい訳ですからね。
投稿者: sonohigurashi (Jan 17, 2010, 6:57:59 PM)
お仕事の道具という側面もあるでしょうけど
通信ヒ2万円はケチな私には無理です。
私はワイヤレスゲートが使えるエリアだけであきらめです。
導入はしてませんが。。。
投稿者: sugachan (Jan 17, 2010, 7:21:08 PM)
お忙しい方は、通信環境も二重三重に補完していないとダメなんですね。
それと、安全・安心が一番ですかね。
地方で頑張る勝間ファンのために、これからも良き情報提供よろしくお願いします。
投稿者: morita (Jan 18, 2010, 10:38:05 AM)
所得格差と同じように情報量の格差というのは中央と地方では大きい、インフラ整備が行き届いていない現状では仕方ないのかも知れませんが。
現役時代、情報の共有化を叫んでインフラ整備を要望するも予算がとれないと時代遅れな事を言っていた中央官僚・・・今そのつけが回ってきている気がします。
格差は広がるばかりでしょうか・・・?
通信ソフトの設定に置いても、未だ標準化が進んでいないような・・・新しい機器を購入すると同時に最新の設定が負荷されている様だと良いですね。
やっぱりもっと女性が中央官僚に進出しないと・・・勝間さんの活躍を期待します。
投稿者: oluha (Jan 18, 2010, 11:06:57 PM)
光ファイバ、うちもたまに止まってましたが、いまのところ連続4ヶ月動きつづけています。結構、止まっている人、いるのかもしれません。
・モデムのアダプタ電源を比較的安定しているコンセントに変更
・アダプタからの線にフェライトコアを本体よりのところで3回巻きで装着
・モデムの置き場所を天井付近から風通しがよく、涼しい処へ変更
モデムを優先すると配線とかが邪魔になるので、なにかもう少しスマートな方法があるといいのですが…関係者か中身を空けて解析しているような人からの情報がほしいです。
投稿者: mimizuku02 (Jan 18, 2010, 11:28:02 PM)
moritaさんが書かれているように、情報格差というのは確かに感じます。当方、一年前に東海地方から東京に出てきましたが、ネットの情報はもとより肌で感じる情報というのも重要だと思うようになってきました。時代の匂いとでもいいますか。
それを補完するのがネット環境だと思うんですが、まだまだ使い切れていないなーと感じるこの頃です。
投稿者: YUKI SATO (Jan 19, 2010, 2:48:32 PM)
勝間さんの鋭い分析や行動力、とても尊敬しています。
日本のビジネスシーンの新しい環境づくりに期待しています。
パソコンの設定や、そのほかの通信機器の設定は本当に面倒で多くの時間を浪費し、自分自身も悩んでます。
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