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April 01, 2006

パソコン依存・中毒について考える

これまで、このブログではいろいろな依存について考えてきましたが、今回は、パソコンに対する依存について考えたいと思います。

酒、たばこ、砂糖、カフェインなど、いろいろな依存がありますが、パソコンはどういう依存を引き起こしているのでしょうか? 私もパソコンは依存気味だと思いますので、経験則をもとにまとめてみます。

依存の定義ですが、日本アルコール学会でアルコール依存症の定義は、「アルコール依存の結果生じた行動異常、精神障害、あるいは臓器障害をいう。」とされていますので、パソコン依存症も倣って、以下のように定義してみましょう。

「パソコン依存の結果生じた行動異常、精神障害あるいは身体障害をいう。」

まず、わかりやすいところから、体に対する物理的な身体障害から考えてみます。

パソコンによる身体障害
・肩こり
・眼精疲労
・腱鞘炎
・腰痛
・背中の痛み

身体障害は、特にノートパソコンのほうが顕著なようです。ただし、身体障害はわかりやすくていいと思いますが、では、行動異常や精神障害にはどのようなものがあるのでしょうか? 思いつくままにあげてみます。

パソコンによる行動異常・精神障害
・パソコンがないと落ち着かない
・大事な用事があっても、パソコンいじりを優先してしまう
・パソコンのため寝不足になる
・パソコンにさわると人格が変わる
・パソコンのことを家族など大事な人よりも優先させる
・パソコンをいじる時間が長くなり、外出しなくなる

対人間と違って、パソコンの場合は投入した時間だけ、成果が返ってくるような気がするので、どんどんのめり込むのかもしれません。

では、パソコン依存症を防ぐには、どうしたらいいのでしょうか?

おそらく、パソコンの時間を下手に制限して、減らそう、減らそうと思うと、逆に気になってしまうと思うので、月並みですが、パソコンよりもおもしろいものを作る、あるいはパソコンに関わっていられないような忙しい時間を作る、ということがいいのだと思います。

日の光を浴び、本を読み、人とメールやチャット以外の手段で会話を楽しみ、パソコン以外の手段で仕事をする、運動をする、そして三食きっちり食べる、そんな月並みなことでいいのかと思います。

「書を捨てよ、町へ出よう」ではありませんが、「パソコンを捨てよ、町へ出よう」を心がけたいと思います。

2006 04 01 [2.実体験観察から] | 固定リンク

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コメント

投稿者: ジャングル (Apr 2, 2006, 10:24:26 AM)

こんにちは、パソコン依存というよりもネット依存気味になっていた時期あります。(*人と繋がっていたい*という寂しさなのかな。)仕事・家庭どちらにも支障をきたしました。今はネットでの限界もわかるようになってきて、身近な対面での和を大事にするようになってきました。勤務時間8時間・生活時間4時間の中で1時間以上ネットをやっているのはやはり異常だと思います。
仕事中に対しては知らず知らず自分自身の立場を崩していく原因あることを認識してネットとは付き合うべきだと思っています。

投稿者: ムギ (Apr 12, 2006, 11:33:00 PM)

ジャングルさん、こんにちは。

そうですね、ネット依存も難しい問題だと思います。

ただ、人間はどうしても人とつながっていることで安心したい、という根本欲求がありますから、それをネットで補うのは、悪くないかとは思っています。

もっとも、それで現実世界の人間関係に影響が出てしまうと、本末転倒だと思いますので、それもバランスですよね。

投稿者: gamerapot (Apr 16, 2006, 12:35:47 AM)

ムギさん、こんばんは!先日ブログにムギさんの
ブログや本を、勝手に紹介しておりましたgamerapotです。
その際は書き込みまでいただき、本当にありがとうございました!(9日から15日まで中国・香港に出張に行っており、今日帰ってきました。)なので、せっかくコメントいただいたのに、遅くなってしまいました。

ブログ、毎回楽しみにしています。
ムギさんの子育て、お仕事等のお話、楽しみにしています♪

これからもよろしくお願いいたします。

投稿者: ムギ (Apr 30, 2006, 4:16:52 PM)

gamerapotさん、こんにちは。

こちらこそ、わざわざあいさつをありがとうございました。

出張が多いと、何かと日常がたいへんだと思いますが、これからもぜひ、互いのブログを行き来できればと思います。

よろしくお願いします。

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