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November 30, 2004

Webが実現する兼業NPOの新しい姿

言論NPOロゴ

昨日、言論NPOという、新しい日本をデザインするための有識者の集まりの組織にお伺いする機会がありました。

代表の工藤氏は、このままでは日本のシステムが立ち行かないことを憂慮し、3年をめどに日本の新しいグランドデザインを有識者と描く、というすばらしいビジョンでこのNPOを運営されています。

私はもっと身近なものですが、子どもを産みながら働く女性の自助団体であるムギ畑を運営している関係で、いろいろと双方の仕組みや、今後の運営について、工藤氏と情報交換をしました。

私の方からはムギ畑の運営体制や会議室の仕組み、これまでのメディア連携の実績などを説明しました。その流れの中、工藤さんから言われて、じーーーんとした一言がありました。

「ああ、ムギ畑のように、NPOを、みんな本職を持ちながら力を出し合って回すという形態はとても健全でいいですね」

そうなんです。ムギ畑の運営スタッフは40人以上いますが、誰も専任スタッフはいません。みんな、力を合わせて、少しずつ運営に携わっています。それを実現しているのが、ウェブ上の会議室であり、ウェブを中心とした活動です。

報酬もみんな無休。サーバーの運営費も企業協賛金や小さな広告費でなんとかまかなっている状態です。しかし、こちらもウェブという力があるからこそ、広告費やアフィリエイトをいただくことができています。

このようなブログもそうですが、みんな社会の一員として組織に属しながら、あるいは自分で事業をしながら営利団体に携わり、一方で自分ができる範囲で非営利団体の活動を行って社会に還元する、そういった仕組みがもっともっとコスト低くできるようになるといいなと感じています。微力ながら、自分としてもそのような夢の実現に向かって、少しずつ仕掛けも作っていきたいと思っています。

20世紀は企業、という新しい組織形態が発達して、産業の生産性を大きく伸ばした世紀だったと考えています。一方、21世紀はウェブ、という発明が個々人の力の発揮をより容易にする世紀になるのではないかと漠然と考えているところです。

2004 11 30 [2.実体験観察から] | 固定リンク

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