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January 02, 2008

Healthy at 100 ~ 100歳まで元気に生きる! 年を取る事への価値観が変わる良書

Healthy at 100 by John Robbins

あけましておめでとうございます。2008年もどうか、引き続き、よろしくお願いします。

今年はじめて紹介するAudiobookは
Healthy at 100です。邦訳は100歳まで元気に生きる!という題名で出版されています。

この本の副題は「The Scientifically Proven Secrets of the World's Healthiest And Longest-lived Peoples」となっています。すなわち、パキスタンのフンザや日本の沖縄など、明らかに他の地域とは異なって長寿の地域の実証研究を通じて、どのような生活が長寿を導くかと言うことを分析した本です。

この本の一番いいところは、「年を取ることは決してネガティブなことではない」ということを気持ちよく、納得させてくれることだと思います。

もともと、子どもと買い物に行ったショッピングモールの中にある中規模の書店の店頭で邦訳の方をたまたま手に取り、あまりのおもしろさに原書とAudiobookを取り寄せて、特にAudiobookは何回も聞き直してしまいました。それくらくい、おもしろい一冊でした。

長寿の秘訣は下記の3つの要素に大きく分かれます。

1. 食事
2. 運動
3. 愛情

グルジアのアブハズ、エクアドルのヴィルカバンバ、パキスタンのフンザ、そして、日本の沖縄、どこも長寿で有名な地域です。長寿の地域は他の地域とどのような生活習慣、食生活、風土が違うのか、著者は研究と考察を重ねます。

そして、果物・野菜・精錬されていない穀物をたくさん食べ、飽和脂肪酸を少なくし、低カロリーの食生活、十分な運動、そして、長寿の人たちへの尊敬や地域での愛情が長寿の秘訣だと結論づけています。

長寿の村では、老人たちは死ぬ寸前まで健康で、頭もクリアで、私たちがイメージする老化に対する暗さはありません。むしろ、知恵のある人々として尊敬されています。

食事の話の中では、下記のフレーズが特に心に残りました。

白いものを食べれば食べるほど、早く死ぬ

世の中に流通している98%の小麦が精錬されており、全粒粉の状態ではなくなっています。私たちの主食である米も同じです。しかし、白い小麦粉や白米にしてしまうほど、ビタミンやミネラル分がなくなり、カロリーが上がり、過食の原因となり、心臓病や脳卒中、ガンなどを誘発します。

だからといって、食べ物だけを管理していれば健康かと言えばそういうわけではなく

運動が王様、食事は女王様

ということで、どちらも大事だとしています。

また、愛情について、愛情なしで禁煙をしている人よりも、愛情が一杯の生活での喫煙者の方が死亡率が低いなど、愛情の大事さについても統計データを使って強調します。

こういう健康系の科学はいわゆるトンデモ系と混同を招きますし、この本にしても、いろいろな実証データの中で、特に著者に都合がいいものだけを持ってきてストーリーを組み立てているというバイアスがあるおそれがあります。

それでも、科学的なエビデンスを使いながら、さまざまな生活習慣の改善を訴え、かつ、健康的に年を取るための秘訣について易しく説明をしてくれる本書は、一読の価値があると思います。

邦訳も比較的こなれているため、英語ではと躊躇するかたは邦訳からチャレンジしてみてもいいと思います。Audiobookではやや、医学用語が多く、私も知らない単語がいろいろ出てきましたが、何度か聞いているうちに、おそらくこういう意味だろうということはだんだんとわかるようになり、妙にガンや内臓の種類の英語に詳しくなりました(笑)。

ついつい、私たちは目の前の楽さを優先して長期的な視点を失いがちですが、このようなAudiobookを年初に聞いて、すっきりと新しい考え方を整理することもいいのではないかと思います。ぜひ、お試しください。

2008 01 02 [3.英語-Audio Bookのお勧め] | 固定リンク

コメント

投稿者: くぷぴ (Jan 4, 2008 4:38:17 PM)

>「年を取ることは決してネガティブなことではない」
お~!
来年○歳代にUPしてしまう私にとっては、
身にしみて凄く良い言葉だわ!

読んでみようかな..。

投稿者: repure (Jan 6, 2008 1:12:08 AM)

勝間さん、はじめまして、『効率が10倍アップする新・知的生産術』読破しました。現在、私は大学1年生なのですが、本田さんの『レバレッジリーディング』を読んでからこつこついろんなビジネス書を読んできました。しかし、勝間さんの新刊には読書術だけでなく、ITや健康法なども書かれており自分に戒めるべき部分がたくさん見つかりました。東京へ帰省から帰る途中でしたので、すぐ新宿で巻末のお薦めの本から3冊買いました。
ところでノートパソコンは今、どうするか考えているのですが、AUDIO-CDがちょっと恐怖感があります。邦訳が廃盤のバーンスタインの『ゴールド』を聞いてみたいのですが大丈夫でしょうか?初心者でも聞くことの出来るCD等あれば教えていただきたいです。

投稿者: グッピー (Jan 7, 2008 11:30:21 PM)

年末に題名に興味を引かれて買った「効率が~」を年初に読みました。今年はどんな1年にしようかとやる気がでてきました。年初に読めてよかったです。

投稿者: 勝間応援団長 (Feb 7, 2008 1:17:16 AM)

AudibleがAmazonに買収されましたね。これからのコンテンツデリバリーは出版でなく、著者からダイレクトで音声によって視聴者に届く時代がくるのでしょうか。

勝間さんが推奨されていたように、耳で聴く学習法の素晴らしさを実感している私にとっては、この買収のニュースは次世代を予感させるニュースなのでした。

投稿者: カート (Feb 7, 2008 11:24:39 PM)

初めまして。私は勝間さんの本に非常に感銘を受け、影響を受けました。
ところで質問なのですが、Healthy at 100のCDと100歳まで元気に生きるの邦訳本を買ったのですが、洋書も買っておいた方が良いのでしょうか?教えてください。

投稿者: sepia (Mar 27, 2008 10:20:51 PM)

ちわーっす。
勝間さんのベストセラー本買いましたよ。
面白かったです。

投稿者: 百百子 (May 24, 2008 6:48:22 AM)

はじめまして、
10倍シリーズ、そして”会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール”に感謝しています。

ここ10年近く、アメリカに住んでいますが、企業で上手く世渡りできない理由に日本でのお金や自立に対する教育、環境、モラルがあることに気づきました。特に働く母親を見て育っていない世代として、勝間さんの本は大変参考になります。

本の中で取上げられていた、バロック音楽に合わせて基本英文が流れるテープは現在も存在するのでしょうか、またそのようなBGM代わりに聞ける類似品をご存知であれば教えて頂けますか?

投稿者: miffy1 (Jul 14, 2008 11:17:55 AM)

こんにちは。体力の衰えが気になってテニスを再開したところなので、この本は是非読んでみたいと思いました。「年を取ることは決してネガティブなことではない」というのは勝間さんをはじめムギ畑のみなさんのように活躍されている女性をみれば、すぐにわかります。問題は女性は若いほうがよいという幼稚な男性の価値感が、日本ではまだ一般的であることのような気がします。

アメリカの友人から次のような健康と食生活についての冗談を教えてもらいました。だめだこりゃという感じで笑っちゃいました。

After an exhaustive review of the research literature, here's the final word on nutrition and health:
1. Japanese eat very little fat and suffer fewer heart attacks than we do.
2. Mexicans eat a lot of fat and suffer fewer heart attacks than we do.
3. Chinese drink very little red wine and suffer fewer heart attacks than we do.
4. Italians drink excessive amounts of red wine and suffer fewer heart attacks than we do.
5. Germans drink beer and eat lots of sausages and fats and suffer fewer heart attacks than we do.
6. The French eat foie-gras---full of fat, cheese, and drink red wine and suffer fewer heart attacks than we do.

CONCLUSION: Eat and drink what you like. Speaking English is apparently what kills you.

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