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January 01, 2006
The Ape in the Corner Office - サル学から企業での行動を考える
The ape in the corner office by Richard Conniff
あけましておめでとうございます。新年も、よろしくお願いします。
さて、今年の初めは、企業を猿山になぞらえて、その類似点を探る本を紹介します。
猿の観察から得られた知見を企業行動に移し替えると、どのような類似点があるのでしょうか?
例えば、下記のようなエピソードを本の中では紹介しています。
・グルーミングの秘密
猿でよく見られる行為にグルーミングがあります。これは、互いに毛繕いをすることにより、相手への愛情を示すものですが、グルーミングをする同士はより助け合い、また、猿のヒエラルキーの低位に属した猿であっても、上手に上位の人へのグルーミングを示すことにより、上手に上位に上っていく猿がいます。
人間の世界では、では、何がグルーミングに当たるのでしょうか? それは本を聞いてみてください。
・リーダーの有無と組織の生産性
どんな猿の組織であっても、評判の悪いリーダーでも、いないよりはいた方が生産性が上がります。逆に、リーダー争いが激しい組織においては、捕食などの生産性が下がる傾向があります。
猿の遺伝子は、私たちと99%同じだ、ということはよく言われています。そのため、最近はサルの行動を研究することにより、人間の組織がどのように動いていて、よりよくなるか、ということを考えようとする分野があります。
この本は、そのような内容をまとめたものです。
例えば、なぜ人はより高位のポジションをほしがるのか、オスもメスもどのようにヒエラルキーの上位に上っていこうとするのか、それはどのような動機からくるのか、ふだん、なぜこんなに人間はサルっぽいのかなぁ、なんて思っている方に「なるほど」を届けるAudio Bookになっています。
アマゾンでも買えますし、audibleでもダウンロードできるので、興味がある方は聞いてみてください。まだ邦訳はでていないようです。
2006 01 01 [3.英語-Audio Bookのお勧め] | 固定リンク
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コメント
投稿者: たき (Jan 12, 2006, 1:46:32 AM)
はじめまして、専門書をどうフォトリーディングしたらいいのか、ということで、グーぐるでリサーチしていたら、ムギさんのブログにいきあたりました!
現在22歳今度大学3年生のタキです。
オーディオ教材は自分でさがしていると、なかなかどれがいいのか分かりにくいので、ムギさんのこのブログを参考に勉強させてもらいます!!
また、ウォーフォータレントは大学1年生のときに、ゴールドマンサックスの人事マネージャーの人から勧められてよみました。当時はフォトリーディングを学んでいなかったので、完読できなかったのですが、自分が採用される人材になるには、という点で読んでいてもおもしろかったです!
4月から大学に戻るので、必ずもう1度、今度はフォトリーディングで読みます!
投稿者: ムギ (Jan 17, 2006, 10:01:42 AM)
たきさん、こんにちは。
ウォー・フォー・タレント、なつかしいです。日本語の題名をどうすると、とか、訳語をどのようにする、とかいろいろ当時、打ち合わせをしていたのを思い出しました。
内容的にも、いろいろおもしろいアイデアがあったと思います。
フォトリーには向いている本だと思いますので、またさくっと読んでみてください。
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