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March 19, 2005

My Life ~クリントン前大統領からアメリカの政治を語ってもらおう

My life

My Life
by Bill Clinton

いつも評判の、アメリカ在住のJさんからお勧めで、前大統領ビル・クリントンの自叙伝です。アメリカでは大統領が自叙伝を出すのは恒例のようですが、ビル・クリントンのものは評判がよく、今年のグラミー賞に輝きました。

CDの吹き込みもクリントン前大統領肉声で行っています。なので、あたかもソファーに座りながら、クリントンから直接話を聞いているような錯覚に陥るそうです。アメリカの政治の仕組みを同時に学ぶこともできます。

前置きはこれくらいにして、Jさんのレビューをぜひ、直接ご覧ください。

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ムギさんのこのBlogのことを知り、「時々書きませんか」とのお誘いを受けたのが昨年の11月初旬でした。

今回のClintonのオーディオブックを購入したのはちょうどその頃でしたが、しばらく聴かずに放っておいたのです。最近になってやっと聴き始めたところ、まさに偶然のタイミングで本書のCDがグラミー賞を受賞したというニュースが流れました。

先々週ぐらいのことです。何でも “Spoken Words”という分野で賞があるそうで、ClintonのこのMy Lifeがその賞を受賞したとのことです。

これを書いている今、ちょうどClintonが来日しているそうですね。そんなかんなでいいタイミングなので、ご紹介することにしました。

紙の本自体は1,000ページもある、どっしりと重厚なものです。このオーディオCDは6枚でabridgedですが、本人が最初から最後まで朗読しています。

自伝・回顧録ということで、Clintonがアーカンソーで生まれてからハイスクール、大学、ローズ・スカラーでの英国留学などを経て、アーカンソー州知事から最後は合衆国大統領を2期つとめあげるまでが、時間の経過に沿って語られていきます。

1946年8月19日生まれ。複雑で恵まれない家庭環境に囲まれた幼少期、ベトナム戦争や公民権運動などとともに過ごした思春期から大学時代、英国にいながら徴兵について揺れる心、YaleロースクールでのHillaryとの出会い、結婚、Chelseaの誕生...

一時は故郷アーカンソーの大学で教鞭をとったものの、民主党の活動にますます深く関わっていく経緯、30歳で州の司法長官に当選、32歳でアーカンソー州知事に当選(当時の最年少記録)、次の選挙で落選するもその後再び返り咲き、その後長く知事を務める。一般人から護衛つきの「公人」になった時の戸惑いぶりなど、面白いです。

その後、共和党サイドからの挑発に触発されるような形で1992年の大統領選挙に立候補、紆余曲折を経て当選。就任後の数々の外交課題、例えばソマリア、ボスニア、中東和平、アイルランド和平など。

内政においては94年の中間選挙で大きく勢力を伸ばした共和党右派、とりわけNewt Gingrichとの「死闘」とも呼べるような壮絶な政治的駆け引きなどは、迫力ある展開です。そしてBob Doleを破って再選、2期目へ。

そしてClintonといえば数々のスキャンダル疑惑。ベトナム徴兵忌避疑惑にはじまり、Whitewater疑惑やFoster変死事件、Paula Jonesセクハラ疑惑などはかなり詳細に彼の立場を説明しています。対照的にJennifer Flowers不倫疑惑などは、さらっと触れただけです。そして、朗読は政権最大の危機でもあったMonica Lewinskiスキャンダルとimpeachmentへ...

本人の肉声で聞いているとClintonという良くも悪くも傑出した人物の人間性がよくわかります。政治の世界ですから対立する片方(民主党)からの見方であり、また自叙伝なので自己弁護や美化しているところも当然あるのでしょう。それを念頭においても、このCDではアメリカの政治というものが、ワシントンおよび州レベルでどのように戦われ、動いていくのかが生々しく捉えられています。

Clintonの朗読ですが、極めてナチュラルです。通常のビジネス系のオーディオブックの教科書的にきれいな朗読に比べると、そのナチュラルさが私たちにとってはヒアリングの面で初めちょっと聞き取りづらい感じがあります。

(2枚目、3枚目といくうちに慣れますが。)雰囲気としては、あたかもリビングルームかどこかで、ソファーに楽に座りながら彼の体験談を話してもらっているような、そんな感じを私は受けました。

アメリカでは、大統領を初め、閣僚経験者や現職の議員などが本を出し、しかもそれを本人が朗読しているオーディオブックが数多く出ています。(いい本が出ていて、それをCDで読んで欲しいのに読んでいない人ももちろんいます。Robert Rubin とか。)

ムギさんのBlog・メールマガジンの読者の方のご関心にどこまで沿っているかわかりませんが、新旧面白いものがいろいろありますので、たまに取り混ぜてみましょうか。

(参考-これまでのJさんのレビュー)

Difficult Conversations
blink
How Full is Your Bucket?
Execution: The Discipline of Getting Done
Spontaneous Fulfillment of Desire
What Should I Do with My Life?
Re-Imagine!
The Power of Full Engagement

2005 03 19 [3.英語-Audio Bookのお勧め] | 固定リンク

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アーカンソー州アーカンソー州 (Arkansas AR)は、アメリカ合衆国|米国南部の州。州の北はミズーリ州に接し、東はテネシー州とミシシッピ州に、西はオクラホマ州とテキサス州に、南はルイジアナ州に接している。州名は、ラコタに属するクアポー族に他のインディアンが与... 続きを読む

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