March 2005 バックナンバー
- The Millionaire Mind ~ 幸せに生きている人の心がけとは何か (2005/03/26)
- My Life ~クリントン前大統領からアメリカの政治を語ってもらおう (2005/03/19)
- As A Man Thinketh~聖書に次ぐベストセラーを音声で学ぶ (2005/03/12)
- 英語はリスニング力=発音力だということを学ぶ (2005/03/05)
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March 26, 2005
The Millionaire Mind ~ 幸せに生きている人の心がけとは何か
The Millionaire Mind(要約版)
The Millionaire Mind(完全収録版)
以前紹介したとなりの億万長者~The Millionaire Next Doorの続編になります。作者も同じです。邦訳は「なぜ、この人たちは金持ちになったのか」という題名で発売されています。
前作の「The Millionaire Next Door」がお金持ちの人たちをかなり具体的に統計処理を行いながら、その特徴やライフスタイルをこまかくひもといたのに対し、今回はどちらかというともう少し個別具体的な事例やインタビューから、「お金持ちになるための心構え」をコツコツと導き出しています。
一作目も十分おもしろい内容でしたが、さらにより具体的になっており、かつ単なる「お金持ち論」に止まらず、かといって「7つの習慣」や「結果と原因の法則」のような概念論ではなく、実際の人たちがどうやって一代で幸せを築いたかという具体論になっていて、「へー、ほー、ふーーん」と耳が痛い内容ながら、納得できる内容になっています。
特に印象的なのは、「なぜ学校の成績がいい人たちが成功できず、必ずしも秀才ではなかった人たちがしっかりと社会で成功しているのか」ということを繰り返し、繰り返しその原因をひもといている部分です。
作者が得た結論は非常にシンプルで、着眼を変えることと、リスクを取る勇気を持つことを推奨しています。例えば、学校の成績がよかった人たちは、リスクを取るようで取っていません。
Aクラスの成績を取った人たちは難しい試験を受けて弁護士になり、医者になり、大企業に入ったりする。そこで何が起きるのか。世の中で成績がよかった人たちだけがそこに集まるので、過当競争をするから、成績と収入が必ずしもリンクしません。
一方、お金持ちになった人たちは必ずしも成績がよかったわけではありません。しかし、よい着眼点があり、誠実さがあり、自己をコントロールする精神力があります。社会性が高く、配偶者にも恵まれています。
このような話を概念論だけだと間が抜けるのですが、Aさんは、Bさんは、Cさんは・・・とコツコツと具体的な事例が延々と続くので、妙な説得力があります。
人生の幸せ、少なくとも「財をなす」という点については、どこでリスクを取るのか、というのが大きな決め手になると言うことが身にしみてよくわかる内容になっています。
もっとも、それも「運まかせ」ではなく(お金持ちの大半の人たちは、運は自分の財をなすことに対してほとんど影響がなかった、と言い切っています)、そのようなよいポジションを見極め、掴めるリスク・テーキング能力を自分の誠実さ・自己規律・周りへの愛情で引き寄せるのか、これまでに聞いた・読んだ本の中ではもっとも説得力がありました。
ちなみに、完全朗読版ですと13時間くらいかかる大作です。そこまで時間をかけずにちょっと聞いてみたい、という方は要約版をどうぞ。ただ、あの妙なまでの説得力は完全朗読版の方がよりあるかもしれません。
お金持ちになるには、と気構えて読むと言うよりは、上手に人生を幸せに生きるためのコツをつかむには、という感じで気軽に聞いてみるのにお勧めします。
2005 03 26 [3.英語-Audio Bookのお勧め] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック
March 19, 2005
My Life ~クリントン前大統領からアメリカの政治を語ってもらおう
My Life
by Bill Clinton
いつも評判の、アメリカ在住のJさんからお勧めで、前大統領ビル・クリントンの自叙伝です。アメリカでは大統領が自叙伝を出すのは恒例のようですが、ビル・クリントンのものは評判がよく、今年のグラミー賞に輝きました。
CDの吹き込みもクリントン前大統領肉声で行っています。なので、あたかもソファーに座りながら、クリントンから直接話を聞いているような錯覚に陥るそうです。アメリカの政治の仕組みを同時に学ぶこともできます。
前置きはこれくらいにして、Jさんのレビューをぜひ、直接ご覧ください。
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ムギさんのこのBlogのことを知り、「時々書きませんか」とのお誘いを受けたのが昨年の11月初旬でした。
今回のClintonのオーディオブックを購入したのはちょうどその頃でしたが、しばらく聴かずに放っておいたのです。最近になってやっと聴き始めたところ、まさに偶然のタイミングで本書のCDがグラミー賞を受賞したというニュースが流れました。
先々週ぐらいのことです。何でも “Spoken Words”という分野で賞があるそうで、ClintonのこのMy Lifeがその賞を受賞したとのことです。
これを書いている今、ちょうどClintonが来日しているそうですね。そんなかんなでいいタイミングなので、ご紹介することにしました。
紙の本自体は1,000ページもある、どっしりと重厚なものです。このオーディオCDは6枚でabridgedですが、本人が最初から最後まで朗読しています。
自伝・回顧録ということで、Clintonがアーカンソーで生まれてからハイスクール、大学、ローズ・スカラーでの英国留学などを経て、アーカンソー州知事から最後は合衆国大統領を2期つとめあげるまでが、時間の経過に沿って語られていきます。
1946年8月19日生まれ。複雑で恵まれない家庭環境に囲まれた幼少期、ベトナム戦争や公民権運動などとともに過ごした思春期から大学時代、英国にいながら徴兵について揺れる心、YaleロースクールでのHillaryとの出会い、結婚、Chelseaの誕生...
一時は故郷アーカンソーの大学で教鞭をとったものの、民主党の活動にますます深く関わっていく経緯、30歳で州の司法長官に当選、32歳でアーカンソー州知事に当選(当時の最年少記録)、次の選挙で落選するもその後再び返り咲き、その後長く知事を務める。一般人から護衛つきの「公人」になった時の戸惑いぶりなど、面白いです。
その後、共和党サイドからの挑発に触発されるような形で1992年の大統領選挙に立候補、紆余曲折を経て当選。就任後の数々の外交課題、例えばソマリア、ボスニア、中東和平、アイルランド和平など。
内政においては94年の中間選挙で大きく勢力を伸ばした共和党右派、とりわけNewt Gingrichとの「死闘」とも呼べるような壮絶な政治的駆け引きなどは、迫力ある展開です。そしてBob Doleを破って再選、2期目へ。
そしてClintonといえば数々のスキャンダル疑惑。ベトナム徴兵忌避疑惑にはじまり、Whitewater疑惑やFoster変死事件、Paula Jonesセクハラ疑惑などはかなり詳細に彼の立場を説明しています。対照的にJennifer Flowers不倫疑惑などは、さらっと触れただけです。そして、朗読は政権最大の危機でもあったMonica Lewinskiスキャンダルとimpeachmentへ...
本人の肉声で聞いているとClintonという良くも悪くも傑出した人物の人間性がよくわかります。政治の世界ですから対立する片方(民主党)からの見方であり、また自叙伝なので自己弁護や美化しているところも当然あるのでしょう。それを念頭においても、このCDではアメリカの政治というものが、ワシントンおよび州レベルでどのように戦われ、動いていくのかが生々しく捉えられています。
Clintonの朗読ですが、極めてナチュラルです。通常のビジネス系のオーディオブックの教科書的にきれいな朗読に比べると、そのナチュラルさが私たちにとってはヒアリングの面で初めちょっと聞き取りづらい感じがあります。
(2枚目、3枚目といくうちに慣れますが。)雰囲気としては、あたかもリビングルームかどこかで、ソファーに楽に座りながら彼の体験談を話してもらっているような、そんな感じを私は受けました。
アメリカでは、大統領を初め、閣僚経験者や現職の議員などが本を出し、しかもそれを本人が朗読しているオーディオブックが数多く出ています。(いい本が出ていて、それをCDで読んで欲しいのに読んでいない人ももちろんいます。Robert Rubin とか。)
ムギさんのBlog・メールマガジンの読者の方のご関心にどこまで沿っているかわかりませんが、新旧面白いものがいろいろありますので、たまに取り混ぜてみましょうか。
(参考-これまでのJさんのレビュー)
Difficult Conversations
blink
How Full is Your Bucket?
Execution: The Discipline of Getting Done
Spontaneous Fulfillment of Desire
What Should I Do with My Life?
Re-Imagine!
The Power of Full Engagement
2005 03 19 [3.英語-Audio Bookのお勧め] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
March 12, 2005
As A Man Thinketh~聖書に次ぐベストセラーを音声で学ぶ
今回は、1902年に出版され、聖書に次ぐベストセラーと言われる「As a Man Thinketh」のAudio Bookを紹介します。
邦訳は「原因」と「結果」の法則という題名で出版されています。
作者のジェームズ・アレンは1900年前後に活躍した哲学者で、ナポレオン・ヒル、カーネギー、ナイチンゲールなどにも強い影響を与えたと言われています。私もジェームズ・アレンの本を初めて読んだのは1997年ですが、「7つの習慣」以上に強い衝撃がありました。
この本のオーディオブックは絶版になっていたのでずっと入手をあきらめていたのですが、ふと検索してみると、別のAudio Bookとセットになったものを売っていたので購入しました。セットでも1,500円未満ですので、それほど割高感はありません。
簡単に内容を紹介すると、「私たちは心の中で考えた通りの人間になり、周りの環境は自分の思いの具現化である」ということを丁寧に説いたものです。
作者は冒頭で、自分自身の思い、心こそが人格を形成し、周りの環境という衣を身の回りで作っていく。そして、それこそが絶対法則であると言うことを説きます。
私がこれ以上紹介すると陳腐になってしまうので、詳しくは日本語または英語を読んだり、聞いていただきたいと思います。英語で30ページ弱、邦訳でも、50ページ前後の小さな本です。
なお、ジェームズ・アレンはこの本について、イギリス以外の国での著作権を放任してきたため、書籍版以外にも無償で配られており、ネットでは下記で全文のダウンロードが可能です。
日本語-"考えた通りに - AS A MAN THINKETH -"
英語-http://asamanthinketh.net/
特に、日本語のサイトは高橋さんというオーナーの方が無償で翻訳をして、全く商用目的ではなく供給しているものですので、ダウンロードしたらぜひ、一言感謝をお伝えください。
読むたび/聞くたびに新しい発見がありますので、私はまだ作者の言いたいことの半分もわかっていないのだと思います。しかし、いろいろなタイミングでもう一度振り返るのと、そう言うことだったのか、ということがわかります。
身近な例で言いますと、環境に文句を言っていても、あるいは他人が変わってくれることを望んでも始まらず、環境を変えるために自分は何ができるのか、その他人のために自分が何ができるのか、という発想が、この本を通じて得られるようになると思います。
これまでジェームズ・アレンを読んでいた方にはもう一度振り返るという意味で、そうでない方には入門編として、CD2枚組で簡単に聞けるものなので、お勧めします。こころにぐっとひびく内容がきっとあるはずです。
2005 03 12 [3.英語-Audio Bookのお勧め, 8.自己研鑽・Selfhelp] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック
March 05, 2005
英語はリスニング力=発音力だということを学ぶ
Audio Bookを聞きたいけれども、なかなかヒアリング力に自信がなくて、という方が多いと思います。そして、私も最近ようやくわかったのですが、ヒアリング力は実は発音力から決まる、ということをお伝えしたいと思います。
では、それはいったいどういうことなのか。
私は英語の発音について、RとLの差など、日本人が陥りやすい罠についてはずいぶん習って矯正しましたが、子音や母音の発音の仕方を習い始めたのはとても最近です。
そして、英語のヒアリングについて、自分が知っている範囲の分野であればほぼ問題はないのですが、知らない分野になるととたんに困ります。特に、ニュースとかドラマの会話などはまだまだです。
発音を習い始めて、先生から原因を指摘して頂いて、初めてわかりました。それは、英語をボキャブラリーで聞いていて、音で聞いていないからなのです。
以前、記憶の仕組みについて分析したMemory Optimizerというセミナーの紹介をしていますが、ここから学んだことの一つに「自分の頭の中にフックがないものは頭に残らない」という法則がありました。
そうすると、自分の中で音の区別がつけられない、つまり発音のできなくて、かつ自分でその単語を画像やカタカナ英語で覚えていない単語は聞き取れないわけです。
日本語でも、意味がわからなくても音を聞くとなんとなくわかる単語はあると思います。また、音を聞くだけで、その単語の形に一度翻訳しなくても、私たちは頭で日本語を理解することができます。
英語もどうやら同じのようです。音でわかる、というのと単語になってようやくわかる、というのでは反応スピードに頭の中で雲泥の差があります。しかも、習い始めてわかりましたが、英語は子音がリズムの基本で母音は添え物、日本語とまったく発想が逆なのです。
ヒアリング力をつける、すなわち発音力をつけるには、音楽をよく聴いて、英語をよく聞いて、音として英語を発音できるようになるのが一番いいようです。
私は先生について教えてもらっていますが、冒頭で紹介したような本もいろいろあるようですので、もしヒアリング力がつかなくて悩んでいる方、ぜひ発音力をつけてみることをお勧めします。
はい、私もまだ修行中です。意識しているときはいいのですが、話す内容に夢中になって発音の方の配慮がおろそかになると、見事なカタカナ英語になります。
ぜひ、一緒に学んでいきましょう!!














