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January 02, 2005

Getting Out Of The Box ~ 自己欺瞞の「箱」からの脱出

Leadership And Self-Deception: Getting Out Of The Box

パッケージ

新年明けましておめでとうございます。今年もどうかよろしくお願いします。

新年の最初の紹介~Leadership And Self-Deception: Getting Out Of The Box

新年に最初に紹介したいのは「Leadership And Self-Deception: Getting Out Of The Box」です。日本語は「箱―Getting Out Of The Box」という邦題で発売されています(ただし、現在日本語版は入手困難です)。

内容は、自分が周りに「箱」を作ってしまうことにより、自分しか見えず、周りが見えなくなり、自己欺瞞(Self-Deception)に陥ることでどのような弊害が起きるのか、ある大企業の上位のマネジメントが、部下に諭す、という形のケース・スタディ形式の物語により、解き明かすものです。

この本自体はアメリカでベスト・セラーになり、複数の人から勧められていたのですが、Audio CDが発売になったのを機に、購入して聞いてみました。
(アマゾンでは1/2現在予約受付中となっていますが、私のところにはすでに届いていますので、もう購入できるようです。)

アマゾンの読者レビューでも絶賛。ただし、日本語版は入手困難

アマゾンの読者レビューでも絶賛されているとおり、「Who Moved My Cheese」「The Goal」と並ぶような、物語形式の啓蒙書としては非常に優れた作品だと思います。

日本語版の書籍はすでに新品は入手ができないようですが、英語版でしたらペーパーバック、Audio CDともに入手可能です。Audio CDはUnabridgedで要約版ではなく、完全収録になっています。CDは4枚組で、4-5分ごとにトラックにわけてあり、丁寧な作りになっています。

内容は「箱」の定義と、そこに入ってしまう状態、そこから抜け出すことへの説明

具体的な章立てとしては、
Part I: Self-Deception and the Box
Part II: How We Get in the Box
Part III: How We Get Out of the Box
の3つに分かれており、まず、箱の中にはいるという状態がどのような状況なのか、いくつか具体例を示しながら、その弊害を説きます。

そして、どのような精神状態の時に私たちは箱に入りがちなのか、どうすれば自分、そして相手を箱から出すことができるのか、一つ一つ丁寧に説明してくれるのが特徴です。

なお、このLeadership And Self-Deceptionを作っているのはThe Arbinger Instituteというコンサルティング会社で、7つの習慣のStephen R. Coveyなども協賛の言葉を寄せているようです。

「箱」に入ることの怖さを知っている人へお勧め

私も、自己欺瞞の箱の中に入って暮らしていた数年間が30代の前半にありました。今思うとまったく赤面モノなのですが、このCDで述べられているとおり、「周りの誰もが本人の問題に気付いているのに、本人だけが気付いていない」状態でした。当時は過度の仕事と喫煙、飲酒で自己欺瞞の箱を作り、すべてをごまかしながら生きていたわけです。

幸い、何人もの友人のアドバイスと協力、そして自分自身もいろいろと良い本に出会えたことで、今はなんとか箱の外に出ている、あるいは出ようとしていますが、当時このCDに出会えていたら、もう少し早く箱から出られたのかもしれないと思っています。また箱に入らないためにも、このCDは何回か聞いて、反省の材料として常備したいと考えています。

なお、日本語版は復刊リクエストが復刊ドット・コムに出ていますので、日本語版も読んでみたい方は、こちらに一票入れてみてください。

2005 01 02 [3.英語-Audio Bookのお勧め, 8.自己研鑽・Selfhelp] | 固定リンク

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コメント

投稿者: Freddie (Nov 27, 2005 12:27:41 AM)

自分のブログに書籍の「箱―Getting Out Of The Box」のことを書いていて、実は本より先にオーディオCDを聴いたこと、購入にあたってはムギさんのこの記事を参考にさせていただいたことを思い出しました。遅れ馳せながらお礼を申し上げます。
素晴らしいガイドをありがとうございました。

投稿者: ムギ (Dec 3, 2005 11:25:10 PM)

Freddieさん、こんにちは。

丁寧なコメント、ありがとうございました。

箱、いいですよね。日本語版の復刊を本と、願っています。

ああいう、ビジネス寓話も、少しずつ日本でも広まっていくのかなぁ、と思っています。

またいらしてください。

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