« 非常識な成功法則~神田昌典さんの原点を学ぶ | トップページ | Death by Meeting ~ あなたのミーティングへの概念が180度変わる »

December 05, 2004

What Should I Do with My Life? ~ アメリカ人だって自分探しに悩んでいる (Jさんお勧め第3弾)

What Should I Do with My Life?

表紙

今回は、アメリカ在住Jさんのお勧めの第3弾、What Should I Do with My Life?です。日本語にすると、「私の人生、どうしたもんか」です。

自分の人生に悩む人のドキュメンタリーを名手Po Bronsonが淡々と55人分載せて、アメリカでもベストセラーになりました。その中で、このCDはうち15人分のおもしろい話を載せたものです。

より詳しくはJさんのレビューを参照ください。

以下、Jさんのレビューです。
-----

「私の人生、いったいどうしたものか。」こんなストレートな問いかけがタイトルになっています。(ちなみにWhat Should I Do with My Life? で、“in My Life”ではないのです。)

著者のPo Bransonが、自らもこの問いに悩みながら、いろいろな境遇や職業の人々に密着取材をしたものが取りまとめられている本です。物語が一つずつ、全部で55人分あります。オーディオCD(5枚)はそのうちの15人分ほどが著者自身の繊細な声で朗読されています。

取り上げられているストーリーは、例えば:
· ハーバード MBAから投資銀行に入ったが、ひょんなことからアラバマでcatfish(ナマズ)の養殖業をすることになった
· キューバ移民、高給の銀行重役の地位を捨てて、移民向けのソーシャルサービスをマイアミで行い、その金の切れ目が原因で家族・親戚が遠ざかった
· アグレッシブな弁護士だったのが、思うところあって牧師となり、教会で説教をすることに充実を見出した
· 19歳の時に思いがけない妊娠で陸上のオリンピックの夢を断念したシングルマザー女性が30を過ぎて大学に戻り、陸上も復活、しかし思春期の子供があまりに犠牲になっているので、陸上の夢を再び断念した
· 父親として、息子と同じ時間と感動をもっと共有したい思いから、ピッツバーグでの弁護士業を辞めてトラックの運転手になった
· Po自身のケース(CDでは2番目に登場)で、さまざまな職業を転々としながら、何が天職(true calling)なのか、どうやったら見つかるのか、悩み続けてきた

取材者としての著者、同じ悩みを持つ者としての感想以外は、各人のストーリーが淡々とドキュメンタリー的に紹介されているだけなのです。そこには「こういう場合は...すべきだ」というようなprescriptiveなアドバイスや、あるいはパターン分類のような分析は一切ありません。Story-tellingを通じてそこから何かを感じ取ってもらえればという著者の、一見アメリカらしからぬ、思いがあります。

ですのでこの本は読む人によって、とても面白いか、あるいは「...だから何?」という感じになるか、受け取り方が大きく分かれるのではと思います。(ですので、ムギさんにご紹介しようか少し迷いました)。実際だいぶ前に見たAmazon.comのレビューでも、星1つと5つとに大きく評価が割れていました。

不思議なもので、それでもこの本はアメリカでかなり売れました。ビジネス書以外の一般のベストセラーリスト上位に載ったと記憶しています。

私の場合も、最初に聴いたときはあまりぴんとこなくて、CDの2枚目でやめてしまいました。しばらくしてもう一度聞いてみると、慣れもあってか、少しは面白く聴けましたがそれでも最後までは行きませんでした。またしばらくして、自分の身の回りにいろいろなことがあった時に、
もう一度聴き始めたら、とても面白くて最後まで一気に聴き通してしまいました。

扱われているテーマを強いて抽出するならば、Poによるイントロダクションでも少し述べられていますが:
· キャリアというのは運命(destiny)的に感じられるものなのか
· ただの好奇心と本当の情熱はどうやって見分けたらいいのか
· 先にお金を稼いでから、次に夢を追うべきなのか
· 子供ができたらこんなことに悩まなくなるのか
· あるいは夢を追うと家族は犠牲になるものなのか
· ある方向に進んだら、引き帰してやり直すことはできないのか

この本の雑誌記事バージョンはhttp://www.fastcompany.com/online/66/mylife.html で読むことができます。この記事は本とは違い、ポイントが整理されています。またこの本のウェブサイトはhttp://www.pobronson.com/index_what_should_I_do_with_my_life.htm で 、“A Glimpse at Six Stories” から、上記のストーリーのいくつかが写真入りで紹介されています。

------Jさんの記事ここまで

私はこういう試みをするアメリカがすごいと思うし、日本もいろいろと生き方の多様性が出てきた分、同じような悩みを抱えている人は多いと思います。

立身出世ものではなく、こういう葛藤が起きたケースを実在の人たちはどのように処理しているのか、ぜひ聴いてみたいと思いました。

2004 12 05 [3.英語-Audio Bookのお勧め] | 固定リンク

トラックバック

この記事のトラックバックURL:

この記事へのトラックバック一覧です: What Should I Do with My Life? ~ アメリカ人だって自分探しに悩んでいる (Jさんお勧め第3弾):

コメント

コメントを書く






カテゴリー