December 2004 バックナンバー

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December 28, 2004

このブログの人気商品ベスト3(2004年12月集計)

今回は年末ですので、11-12月分のアクセス集計から、人気商品を今一度、紹介します。

第1位 7つの習慣~7 Habits of Highly Effective People

7 Habits of Highly Effective People CDパッケージ

第2位 Power of Full Engagement

Package

第3位 How to Assert Yourself
表紙

やはり、全世界で1,500万部、日本だけでも100万部書籍を売っている7つの習慣が、閲覧の回数やクリックスルー回数を見ますと、圧倒的な強さを示しています。

一方、第2位と第3位は、7つの習慣とは対照的で、どちらも日本では邦訳がないか、あってもほとんど売れていない商品です。

しかし、すべての商品に共通するのは「日常必要とされているのに、日本だとなかなか抜けがちな習慣である」ということでしょうか。

このブログでは主にアメリカで作られたCDを紹介していることが多いのですが、共通しているのは、その前提となる調査や文献の質の高さであり、かつそれを説得力高いコンテンツにまとめあげる力だと思います。

別のブログで「情報起業」への根本的な疑問というエントリーでまとめましたが、日本ではこういった「情報を売る」というビジネスについて、まだ市民権を得始めたばかりです。

ところが、海外、特にアメリカでは、ありとあらゆる形で、このような知的財産が調査や資産として流通し、それを行った人たちにしっかりと情報を還元する仕組みがあるように感じます。

日本の場合、情報起業に関して厳しいと感じるのが、日本語人口の少なさです。英語であれば、例えば日本にいる私たちがアメリカで出たCDをどんどん買っていますが、逆はほとんどありません。

もっとも、大前研一のThe Borderless Worldが海外でベストセラーになったように、コンテンツがしっかりしていれば、アメリカに輸出することも可能でしょう。自分も含め、日本からもっともっと情報発信をしていけるよう、地力をつけていきたいと思います。

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2004年の10月にこのブログを始めたばかりですが、多くの方々に大変お世話になりました。2005年も、内外のいろいろなビジネス・オーディオを紹介していきたいと思っていますので、どうかよろしくお願いします。

みなさま、よい年末をお過ごしください。

2004 12 28 [6.人気ランキング] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

December 25, 2004

「細胞記憶」についての補足

細胞記憶とは何か?

なぜ音声学習が効果的かというエントリーで、簡単に細胞記憶、という概念について触れました。

細胞記憶の概念についてなじみのない方に、もう一度簡単に説明しますと、人間の記憶は、脳細胞だけではなく、体の各種細胞、例えば心臓・角膜・胃・腸・筋肉といった体中にある臓器などに蓄積されているのではないか、という仮説です。

この仮説が大きくクローズアップされたのは、近年の臓器移植の発展に伴い、実際に臓器移植を受けた人たちが、臓器提供者の記憶や行動パターン、嗜好が色濃く出てくる、という事例が相次いだためです。

細胞記憶、という概念は私が今年1年間に触れてきた学説・仮説の中で一番センセーショナルなものでしたので、今でも強い興味を持っています。なぜそんなに興味を惹かれるのか、といぶかしがる人もいると思いますが、知性や脳の限界についてこれまで考えあぐねたり、悩んだりした人にとっては、すごいブレークスルーだと感じています。

文字通り、「頭ではわかるけれども体がついていかないんだよな」という悩み、そうか、当たり前なのか、と納得した次第です。一方、音声学習がなぜ体に染みいるのか、きっと、細胞学習だからではないでしょうか?

心肺同時移植をうけたクレアが体験したこと-記憶する心臓

表紙

実際に細胞記憶を体験した心肺同時移植患者の手記である「記憶する心臓」という本にたどりつき、その中で学説を含め、より詳しい情報が手に入りましたので、再び、細胞記憶に関して、よりわかりやすいよう、ポイントを紹介したいと思います。

クレアはダンサーで、40代の時に難病にかかり、18歳のバイク事故で死亡した少年ティムから心肺の移植を受けました。無事健康を取り戻したクレアは、もともと勘や感性に優れていたこともあり、以下のような体験をします。

-3日後のメディアのインタビューで、なぜかこれまで好きでもなかった「ビール」を飲みたい、と答えた
-退院直後、食べ物の嗜好が変わった。嫌いだったピーマンが好きになり、チキンナゲットがたまらなく食べたくなった
-そして5ヶ月後、夢の中で決定的なティムと邂逅をします。夢の中にティムが出てきて、心臓と肺を提供した自分がティムであると言うことをクレアに名乗るわけです
-そのとき、クレアは臓器提供者が誰か、と言うことは秘匿されているため、ティムだと言うことがわかるわけもありません。その後、新聞記事を不思議な偶然から検索したときに、やはり臓器提供者の名前が確かにティムだと言うことが事故の記録からわかりました
-その後も、クレアは例えば自分の中にいるティムにより、完全なヘテロセクシュアルだったのが女性に惹かれるようになったり、あるいはティムの要請でバックパッカーのような旅行に出かけるなど、さまざまな行動様式の変化に出会います
-クレアが調べたところ、このような体験をしているのは臓器移植者には多く、多くの人が嗜好の変化や性格の変化を経験していました

クレアの体験への様々な学説

クレアの体験については、多くの学者は「思いこみである」と徹底的に否定にかかりました。一方、好意的な学者も多く、いろいろな仮説でクレアの体験を説明しようとしています。

例えば、好意的な学者の一人にJさんが紹介してくれたディーパック・チョプラがいます。私はつい最近まで、この氏の名前すら知らなかったのに、たったの数週間で2度も、しかも全く違うきっかけから知るというのは、不思議な偶然を感じました。

他には、細胞学習の概念をキャンディス・パートという生化学者が、人間の思考はニューロペプチドとその レセプターであるアミノ酸が反応してニューロンに電気的な反応が起こることによってできる。しかも、そのニューペプチドは脳だけではなく、胃、心臓など広範な細胞にわたり蓄積されている、という仮説を紹介しています。

他の有力な学説としては、人間の意識や感情は本来、テレビやラジオの受像器のようなものであり、偏在意識や系統記憶など、モノや臓器が蓄積しているエネルギーを受診することによって記憶として蘇るため、サイコメトリーと同じ原理で感情を分かち合うのだ、という説もあります。

この学説は、すでに別のエントリーで紹介した瞑想へのいざないはもともと翻訳物でして、そのオリジナルを作っているワイス博士の理論でもあります。

いろいろなものが一つにつながってくる不思議さ

また、クレアの体験を否定する学者であっても、細胞が何らかの意志を持つ、ということについてはすでに多くの学者に受け入れられてきています。それを普遍して、もっと集合体による大きな意志があるのではないか、と考える説も多く、さらにそれが量子力学や量子論という概念で支えられつつあります。

この細胞記憶の本を読んだだけでも、ディーパック・チョプラやワイス博士など、たまたま、本当にたまたまピックアップしたCDが、たまたまネットで検索して買った本でつながってくるなど、おそらく、ちょうど私がこの分野に自分の受像器をセットされているため、そういうものに反応しやすくなっているのでしょう。

そして、その受像器の発信をこの場でさらにブログやメルマガとして受信している読者の方も、おそらく何らかの理由で、そういう情報を欲しているのではないかと思います。

細胞学習についてはまだ調べ始めたばかりですので、より詳しいことがわかったらまた紹介したいと思います。

ぜひ、そういうものがある、ということを理解していただければ幸いです。

2004 12 25 [2.音声学習のこつ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

December 22, 2004

Practicing the Power of Now ~ いま、この瞬間を存分に生きる

Practicing the Power of Now

package

今回紹介するのは、Eckhart Tolle氏の「Practcint the Power of Now」のCDです。悟りや真理について、宗教とは離れて、優しい言葉で平易に語りかけるものです。邦訳は書籍でわたしは「いま、この瞬間」を大切に生きますという表題で発売されています。

Eckhart Tolle氏は、この本より先に出版したThe Power of Nowでも同じような内容を述べていますが、このCDはPracticing...と付くだけあり、このCDはさらにそこから、エッセンスをよりコンパクトにまとめたものです。CDも3枚組で、価格も1,800円程度ですので、気軽に買えて、短時間で聞くことができます。

このCDは著者本人が、深みのある声で語りかけてくれるので、これまで説教臭く聞いていた、「過去に思い悩んでも仕方がない」「未確定な将来を思い悩んでも仕方がない」「いま存分に、いまを感じて、幸せと真理を考えるべき」ということが、本当にわかっている人、悟っている人の心からの声として、真摯に伝わってきます。
(文章に表しきれないのがもどかしいのですが・・・)

章と章の間にはいる、「チーーーン」という、仏壇の鈴を叩く音が、日本人の私たちにはやや妙な気分ですが、きっとEckhart Tolle氏の思想の背景に、アジア的なもの、仏教的なものが色濃くあるからでしょう。

このCDの中で特筆すべきなのは、なぜエゴというものが生じているのか、エゴに囚われたり、周りの環境に囚われるとどういう気持ちが自身に生じるのか、そこから抜け出すためには、ふだんどのようなことを具体的なすればいいのか、聞くと当たり前なのですが、なるほど、と本当に、本当に目から鱗が落ちるようなアドバイスが淡々と入っていることです。

私はこのCD、アマゾンで見かけて書評がおもしろかったので衝動的に買ったのですが、とても気に入りました。もうすでに3回ほど、通して聞いています。このCDを聞いてから、正直、本当に日常での感覚や見方がいろいろと変わりました。次元が一つ変化が出た、という感じです。

氏は、まず、いかに「Think(考える)」ということが、本来ある人間の世界観にとって小さなことなのか、ということを淡々と説明し、「Now」に生きるとはどういうことなのか、エゴやPainに対してどう対処すればいいのか、また「Surrender (悟る)」というのはどういう心境であり、何が起きるのか、ということを具体的に、一つずつ、語っていきます。

最近出た8つめの習慣でも、body, mind, heart, spritのハーモニーについて強調する内容になっていますが、自分の内なる声を聞くのはいまに生きる習慣だと思います。

平易な言葉で真理や悟りについて知りたい方に、お勧めします。手元に置いて、繰り返し聞きたいCDです。

2004 12 22 [3.英語-Audio Bookのお勧め] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

December 20, 2004

First, Break All the Rules~知識とスキルと才能の違い

First, Break All the Rules: What the World's Greatest Managers Do Differently
by Marcus Buckingham , Curt Coffman

パッケージ

優れた管理職がどのように部下を生かしているのか、ギャラップ社の莫大な調査を元にまとめたものです。邦訳は「まず、ルールを破れ」という名前で、日経新聞から発売されています。

ギャラップ社というのは、アメリカでいろいろな世論調査や管理職、セールスマンのインタビューなどを行っている会社です。ビジネス系の書籍ではよく統計資料として参照されます。

この本のメッセージの主眼は「才能=その人が習慣的に身につけている、仕事上で生産性を上げるための行動様式」と定義して、マネジメントは才能を中心に行い、それ以外は従属変数として取り扱うべき、ということにあります。

才能の種類については、「さあ、才能(自分)に目覚めよう」という続編の方で詳しく触れていますが、いきなりこの本に飛ぶよりは、まずこちらの内容を聞いてからの方がわかりやすいと思います(続編もおもしろい内容なので、機会があったら紹介します)。

また、この本は著者が朗読しており、メッセージが本よりも伝わりやすい物になっています。邦訳もおもしろいのですが、かなり素直な直訳に近い物なので、私は直接英語を聞いた方が、構文的にはわかりやすかったです。

さて、それでは本題です。

まず、ルールを破れ、いったい何のルールか。優れたマネージャーとそうでないマネージャーの違いを突き詰めると、ギャラップは一つのことに行き当たりました。

「人はそんなに変わらない。足りない物を植え付けるよりは、優れたある物を引き出す努力をせよ」

最近は動機付けやわくわく系の会社活動などがようやく日本でも強く言われてきていますが、その流れと同じです。

これまでに言われてきた伝統的に優れたマネージャの特徴、すなわち

1.知識や経験、意志の強さで人を選び
2.業務手順を設定し
3.弱点の克服に力を貸し
4.昇進を助ける

ということに対し、本当に優れた最近のマネージャーは以下の4つをしていました。

1.経験や意思ではなく、習慣的に身に付いている才能で人を選び
2.業務手順は定義せず、成果を定義し、
3.強みのみに着目し
4.その活躍の場を昇進とは関係なく用意する

つまり、弱点を克服させ、マネージャーが考える良い部下のカタにはめるのではなく、上手に力を出せるよう、手助けをするわけです。

こういうこと、聞くと当たり前じゃない、と思うのですが、自分の会社に戻り、自分のボス、あるいは自分がボスの立場である部下に対して本当にできているのか、というと???です。

平均にこだわらない、すぐれた才能を生かせるよう、スタンダードは定める、完璧な人間を目指さない、など。一つ一つを言葉にしてしまうと平凡ですが、その背景にはすごい量の調査があり、その調査の詳細を聞くだけでもおもしろいものがあります。

また、他にも、「職場の強さを図るための12の質問」など、人の活用方法に興味がある人にとっては盛りだくさんの内容になっています。

もっとも、才能があると勘違いして働かない人もたくさんいるわけで、マネージャーの役割としては、適切なスキルや知識を与えられる環境を作ること、と言うのも同時に語られています。そのためには、もっともっと、マネージャーは部下との真摯な接触を持つべきである、ということも語られています。

このCDの特徴は、Whatではなく、Howの方がより聞き応えがあることだと思いますので、Howについてはぜひ、直接著者の音声を参照ください。

2004 12 20 [3.英語-Audio Bookのお勧め] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック

December 18, 2004

Spontaneous Fulfillment of Desire ~ 「偶然」の仕組みを解明して生かす方法

Spontaneous Fulfillment of Desire

表紙

今回紹介するのは、アメリカ在住、Jさんのお勧め第4弾で、「Spontaneous Fulfillment of Desire」です。英語の表題は直訳すると「あなたの望みが自然と叶えられる」というところでしょうか。

邦訳は2004年の10月に出たばかりで、迷ったときは運命を信じなさいという本になります。

(邦訳については、「俺と100冊の成功本」というブログとメルマガを主宰しています聖幸さんから、情報をいただきました。聖幸さんのレビューもあります。聖幸さん、ありがとうございました。)

日本にいる人にとって、Jさんのお勧めの価値は、日本ではまず目に入らなかったようなCDのレビューが詳しくわかることだと思っています。

今回の著作は、インド出身の医師であるDeepak Chopra氏によるもので、アメリカではよく知られた著者のようです。私はJさんに聞いてはじめて聞きました。

詳しい内容はJさんのレビューをご覧いただきたいのですが、様々な偶然が起こる仕組みを量子力学、生物学などから解き明かし、世の中の仕組みを3つの層に分け、その3番目の層をうまく使うことによって、「良い偶然」がもっと自分にうまく自然に起こるようにしよう、というものです。

以下はJさんのレビューです。
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この世の中の偶然の出来事(coincidences)には、すべて重要な意味がある。それは私たち一人一人の人生にとっての大切なヒント(clues)なのである。また、私たち一人一人の存在は、究極的には純粋な意識(pure consciousness)なのであり、それは同時に純粋な潜在性(pure potentiality)であり、すなわち無限の可能性(infinite possibilities)ということである。そして私たちが、「偶然」というものを強く意識することで、その背後にある無限の可能性・ポテンシャリティーと結びつき(connect)、一体となる(synchronize)。それが人生における奇跡の始まりである。そこに起こるのは、自分のあらゆる願いがおのずから叶っていくこと、つまりSpontaneous Fulfillment of Desire。そして、そのための具体的な方法は...

本書の著者のDeepak Chopraは、こんなことを述べています。彼はインドで生まれ、後にアメリカに来て医師になりました。さらに心・精神のありようが人間の健康(health)と充実(wellness)に与える影響の大きさに注目し、現在はカリフォルニアでChopra Center for Well Beingを主宰しつつ、幅広く出版・講演・セミナーなどを行っています。

誰でも人生やキャリアを振り返ってみれば、現在に至るまでにずいぶんと多くの予期せぬ、また意図せぬ偶然が大きな役割を果たしていることに気がつくのではないでしょうか。あの時に「たまたま」あの仕事に思いがけず関わったから、10年後の今ここでこんなことをしている。あるテーマで悩んで困っていたところ、「たまたま」待合室で手に取った普段は読まないような雑誌にそのテーマの記事が出ていた、などなど。

こうした出来事を、人はとかく「ただの偶然」(just coincidence)で片付けてしまいがちですが、著者のDeepakはこうした偶然こそに大きな意味があり、自分に起こる大小ありとあらゆる偶然を意識することが、人生の望みをかなえることへの入り口である、と述べます。

それを単純に「教祖様」の如く言いっ放すのではなく、さまざまな文献・実験結果・量子物理学や生物学なども動員して、なぜ一見まったく無関係なことが時と場所を越えて同時に起こるのかを、本の前半で丁寧に解き明かしていきます。まっとうな参考文献も巻末に載っています。

この世の中には3つの次元(domain)がある。第一はphysical domainで、これは実際に見たり触ったりできる物質の次元。第二はquantum domainで、これはエネルギーと情報の次元。例えば昨日の夕食で何を食べたかはみんな覚えているけれども、人体や脳みそをどう解剖してもその情報自体は出てこない。でも確かにquantum domainには存在する。そして第三がnonlocal domainという、時間や場所を超越した、純粋な無限の可能性(pure infinite possibilities)だけの世界。そこではコミュニケーションが場所にも時間にも依存せず、因果関係もなく、ただひたすらに「行われる」。

そして、自分の意識をこの第三の次元(nonlocal intelligenceとも呼んでいますが)と結びつけ、「シンクロナイズ」することで、思いもよらぬ展開が奇跡的に起こり、運命(destiny) が自ら立ち現れてくる(manifested)。このことをDeepakは“synchrodestiny”と呼んでいます。

本の後半は、そのsynchrodestinyに得るための具体的な方法論がステップバイステップで紹介されます。基本はメディテーションと「マントラ」と呼ばれる言葉を唱えること。さらに紙にいろいろ書き出すエクササイズや、鏡に映る自分を見て行うエクササイズなど、いろいろあります。Nonlocal intelligenceと結びつくには、物質・情報・エネルギーを超えて、自分の純粋な意識のみになることが求められるので、そのためにメディテーションが最も有効ということです。

私はこの本は、いわゆる「ニューエイジ」的なものにしてはとても受け入れやすいものだと思いました。神秘主義に傾くでもなく、宗教色を入れるでもなく、むしろノンフィクション的に論を進めているからでしょうか。例えばNonlocal intelligenceを「神」とは位置づけてはいません。

私個人としては、もっと若いころ、「必然」に比べて「偶然」というものを相対的に軽く捉えていたように思います。たとえば「経営」というものも、偶然に頼るのではなく、むしろ論理的に導かれた戦略を打って、その必然の結果を得る作業であるかのように捉えていました。キャリアという面でも、何かを得る・何かになるために、いろいろな努力したり活動したりして、その必然の結果が夢の実現につながるんじゃないか、と思っていました。本書の内容をどこまで理解し、同意し、吸収するかは読者それぞれとは思いますが、私はこの本のCDを通して聴いて、偶然と必然とはむしろ同格のものなのではないかとの考えが強くなりました。

この本を知ったのは、昨年の冬「たまたま」大雪で仕事が休みになり、午前中に家で「たまたま」ラジオをつけたら、著者のDeepak Chopraがインタビューに答えていたというきっかけでした。

(英日交じりの変な文ですが)私もnonlocal intelligenceとシンクロして、幸運なcoincidenceが積み重なり、私のdesire がspontaneousにfulfillしてくれたらいいなあ、と思いました。

オーディオCDはunabridgedで5枚。当然インドのアクセントがややありますが、あまり気になりません。著者のウエブサイトはhttp://www.chopra.com/です。

レビューはここまで
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この話、すごいおもしろいと感じませんか? もともと自身の目標を定めていくと因果応報で良いことが起こってくる、ということを説く本は数多くありますが、なぜその因果応報が起きているか、ということについては説明してくれる人はいなかったと思います。それを、しっかりと理論と方法論まで仕上げた著者には脱帽です。

日本のアマゾンのレビューでは一人しかレビューワーがいなくて、その人が2をつけているため低く見えていますが、アメリカでは29人のレビューの平均が4.5になっていますので、星の数にはだまされないようにしてください。私もさっそく、この著者のCDや本を、このCDを含めていくつか注文しました。

以前、Jさんに紹介いただいた「Power of Full Engagement」をちょうど聞き終わったところなのですが、おもしろかったです。一番感動したのが「人生の最も大事なものは時間だと言われているが、時間以上にエネルギーの充足が大事。それには食生活、呼吸、運動、趣味の時間、家族との充実などさまざまな要素があり、あまりにもみんなそういうものと自分のエネルギーとの因果関係を軽視しすぎている」という話でした。本当にその通り、と耳が痛くなりました。

英語のものでいいな、と感じるCD類に共通するのは、奥の深さです。みな、著者が10-30年かけて凝縮して得た知識をわずか15-30ドルくらいで分けてくれる。すごいです。

日本のものも悪くはないですが、イメージで言うと数年で得たものをあまり凝縮せずに5,000~10,000円で販売、というイメージが強いので、このブログでもどうしても英語のもののお勧めが増えてしまっています。しかし、日本のものも近々、急速に内容も、価格も追いついてくるのではないかと考えています。

ぜひ、第三の次元の発想、このCDでお楽しみください。

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December 14, 2004

なぜ音声学習が効果的か~最新の二つの学説から

今回は、音声学習がなぜ効果的なのか、私なりにこれまでに得た知識からの仮説をまとめます。

12月の頭にフォトリーディングセミナーに行ってきて、いろいろと人間の脳のしくみや学習方法について講義を受けてきました。

その中で、以下の二つの新しい学説が非常に刺激的でした。この二つの学説を合わせますと、確かに音声学習は効果があるのだろう、と納得した次第です。その学説は「細胞記憶」と「7つのインテリジェンス」です。

学説1-細胞記憶の考え方
まだ仮説段階のようですけれども、どうも人間の記憶は、大脳ではなく、体の各細胞に保存されているようです。というのは、最近臓器移植を受けた人が、臓器の提供者の記憶が移るケースが増えてきて、そのような仮説が有力になったためです。大脳はディスプレイやプリンターの役割は果たしますが、必ずしもハードディスクではない、ということでした。

もともと、体の細胞は、空洞が多く、そこに何らかのエネルギーがたまっているようです。また、どうもメモリーというのはエネルギーに記憶されるらしい。したがって、極端な話、テレパシーのようなものも理論的には存在しうる、ということでした。

そう考えると、いわゆる「技」系のものが、なぜ体で覚えないと身に付かないのかも理解できますし、音声学習も含め、なるべく多くの感覚器を使った勉強法が身に付きやすいのか、納得感が出てきます。実は体は脳なのだ、と考えると刺激的ではないですか?

学説2-7つのインテリジェンス
細胞記憶に比べ、この概念はもっと行き渡っていると思います。これまで、学習や知能には、以下の二つが大きく影響していると言われていました。

(1) 言語的インテリジェンス
(2) 数学的・論理的インテリジェンス

そのため、学校教育も徹底的に上記二つを訓練してきたわけです。

ところが、最近は以下のさらに5つも学習能力や知能に大きな影響があることがわかってきました。

(3) 視覚的・空間的インテリジェンス
(4) 音楽的インテリジェンス
(5) 身体的・筋感覚的インテリジェンス
(6) 社交的インテリジェンス
(7) 内省的インテリジェンス

従って、単にこれまでの言語や論理を使う左脳的な学び方から、他の感覚器、代表的には聴覚や筋感覚を使う右脳的な学び方が有効なわけです。

こうやって考えていくと、ふだん文字とか計算しかしていない脳、なんてもったいないと思いませんか? 学習は五感で感じて、体の中に記憶を残すことで加速されるわけです。

この発想は、音声学習に限らず、日常でも恒常的に使えますし、みなさんの仕事や家庭に生かすことができるのではないかと考えています。

ぜひ、みなさんのいろいろな身の回りのことを「細胞記憶」「7つのインテリジェンス」という新しい概念から、もう一度見直してみてください。おもしろい発見があると思います。

2004 12 14 [2.音声学習のこつ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

December 11, 2004

Good to Great (邦訳ビジョナリーカンパニー2)~人生に生かしたい「Hedgehog(ハリネズミ)」の概念

Good To Great: Why Some Companies Make The Leap...and Other's Don't
by Jim Collins

表紙

今回は邦訳名「ビジョナリー・カンパニー2」の原書「Good To Great」のCDの紹介です。要約版で、ポイントを著者が自ら熱く語るため、かなり聞きやすく、邦訳よりも原書よりも、私はおもしろいと感じました。

特に、著者がセミナーを求められる機会が多く、回りきれないのでこのCDをあえて作った、というところが、私が考えるCDセミナーの役割と同じことを考えていて、いいな、と感じました。

中身は非常にシンプルです。前作のビジョナリー・カンパニーでは3M、IBMなどのすでに優れた会社がなぜ優れているか、ということをまとめましたが、今回のシリーズでは、普通の会社が優れた会社に変化するのはなぜか、ということをさまざまな調査やインタビューから洞察しています。

そして、この話、自分の会社のことを考えても、あるいは投資を考える際にも、とても優れた考え方なのです。実際、ここで取り上げられている11社、ジレットやフィリップス・モリス、ファニーメイなどはどの会社もすばらしい株価のパフォーマンスを継続的に長期間、示しました。

発売直後に邦訳の本を読んではいたのですが、ふーーーん、という感じであまり心に残らなかったのですが、数年ぶりにCDで聞いてみたところ、すごくよかったです。著者から直接英語で語ってもらうのと、自分で訳されたものの中からなんとか著者が言いたいことを読みこなすのでは雲泥の差があると言うことを痛感した次第です。

中でも、「Hedgehog」というコンセプトが繰り返し、繰り返しCDの中で語られます。「Hedgehog」とは日本語にするとハリネズミで、

-自分が世界一すごくて
-もうかって
-情熱がもてること

以外はやらない、ということが、すばらしい企業になる鍵だ、という部分です。また、こういった会社は

-Not to do list (やらないことをまとめたリスト)
-上記3つの要件を生かす管理指標(例えば顧客訪問一回あたりの利益)

をもっており、かつメディアがそのすばらしさに気付く10-15年前から、そういった変化は徐々に進んでおり、ある時突然、それがすばらしい結果として脚光を浴びる、と言う内容です。

一方、アイアコッカによって再生したクライスラーも引き合いによく出されていますが、アイアコッカは外科手術をしてクライスラーの寿命を延ばすのには成功しましたが、健康体にはならなかったため、アイアコッカが去った後は結局また経営の厳しい会社に戻ってしまった、という洞察も同時に加えています。

これは、上記の会社は「我々」を主語にした、第五のリーダーシップと著者が呼ぶものをもっているのに対し、アイアコッカを含め、通常のリーダーは「私」を主語にした第四のリーダーシップしか持っていないのが理由だろうと考えています。

一通り聞き直してから、結局思ったのが、いかに会社が継続して存続するか、ということは人間の生活習慣の改善や体の流れと似ているのだろう、と言うことです。

すべての知識は明日つくわけではないし、成功もとつぜん明日手にはいるわけではない。まして、体については何年も、何年も鍛錬した結果が開花するか、あるいは逆に不摂生をしていたからだが発病するわけです。

そうすると、私たちも個人としても、会社の一員としても、

-自分が世界一すごくて
-もうかって
-情熱がもてること

をやらない、という原理原則が必要なのではないか、と考え込んだ次第です。

さて、あなたのHedgehogはなんでしょうか? 私も週末に考えてみたいと思います。

2004 12 11 [3.英語-Audio Bookのお勧め] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

December 08, 2004

Death by Meeting ~ あなたのミーティングへの概念が180度変わる

Death by Meeting: A Leadership Fable About Solving the Most Painful Problem in Business

表紙

「Death by Meeting」という、邦訳未発売のミーティングに関する物語です。

ゲーム企業の社長の苦労を通じて、日々の仕事場でのミーティングの役割を見直し、ミーティングへの新しいフレームワークを入れるという話になっています。CD 3枚組、2004年の発売です。日本語にすると「ミーティングに殺される」というところでしょうか。

もともとアメリカのJさんのお勧めで聞いたものですが、ほんと、おもしろかったです。

実はこのCDの内容、もし物語形式にしなければ、たぶんここでまとめを書ききれるくらい、10行ぐらいで終わってしまう、そんな内容です。でも、ふだんミーティングに苦労している人だったら、Caseyという主人公の社長の悲哀に同情してしまうし、その問題を解くまでのダイナミックな役員同士のやりとりを聞いていると、なるほど、と腹落ちします。このへんはThe Goalと同じです。

人間は物語形式で納得するのが、一番長期記憶に残りやすいそうです。ですので、アメリカではビジネスの話をなるべくやさしく寓話で描くというマーケットが発達しています。日本も同じような分野がもっと生まれてくるかと考えているところです。

CDの中で語られる内容は下記の通りです。

主人公のCaseyはもともとプロ・ゴルファーで、選手生活を断念した後、自身の経験を生かしてとても精緻でリアルなゴルフ・ゲームを作り、それで200人の会社を作り上げました。この会社はゴルフだけではなく、テニスなどのゲームも作り、スポーツゲームメーカーとしてニッチ市場では一躍有名になります。

ただ、ご多分に漏れず、この会社も大企業病が始まり、またスポーツゲームの市場も成長率が下がってくることで業績が悪化します。もう一度活力を復活すべく株式公開しようかどうしようか悩んでいたところに、とある大きなゲームメーカーから傘下に入らないか、という誘いが。株式交換により従業員にもかなりの多額の報酬が出せるし、傘下に入ってもブランドもマネジメントも今のままでいいと言うこと。

好条件にCaseyは傘下にはいることを決意します。しかし、実はそこからがCaseyの苦悩の始まり。Caseyがファシリテートする週次のマネジメント・ミーティングを視察した親会社の幹部が、あまりのミーティングのお粗末さに「君のマネジメント能力には失望した。このままだったらクビもありうる」と宣告したためにCaseyは大変なことに。

そのとき、たまたまCaseyの友人の息子でWillというビジネススクールを出たばかりの映像マネジメント専攻の若者がCaseyのアシスタントの産休のため短期に勤務していたのですが、Willの単純な疑問から、この問題は大きく解決に向かいます。

「なぜビジネス・ミーティングはつまらないのか。同じ1-2時間の座りっぱなしのものでも、おもしろい映画であればみんな誰も退屈しない。ところが、ミーティングと言えば時間の無駄と思われている。なぜなのか」

Willは母親譲りの知恵と映像マネジメントのアナロジーを使い、この問題を見事に解決します。ここの種明かしをしてしまうとせっかくのCDがつまらなくなるのでここで抑えますが、ヒントは、「ミーティングをもっとテレビのようにすること」です。CNNあり、ドラマあり、特番あり、など。

さて、この物語、最後はどうなるのでしょうか?

この問題、私もふだんミーティングには悩まされていますので、とても参考になりました。特に、ミーティングという概念だけではなく、いかに社内のe-mail依存症から脱却し、コミュニケーションのあり方を考え直すか、という部分についてもいろいろな示唆を含んでいると思います

ミーティングやコミュニケーションに悩んでいるマネジメントやリーダーの方々にお勧めです。

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December 05, 2004

What Should I Do with My Life? ~ アメリカ人だって自分探しに悩んでいる (Jさんお勧め第3弾)

What Should I Do with My Life?

表紙

今回は、アメリカ在住Jさんのお勧めの第3弾、What Should I Do with My Life?です。日本語にすると、「私の人生、どうしたもんか」です。

自分の人生に悩む人のドキュメンタリーを名手Po Bronsonが淡々と55人分載せて、アメリカでもベストセラーになりました。その中で、このCDはうち15人分のおもしろい話を載せたものです。

より詳しくはJさんのレビューを参照ください。

以下、Jさんのレビューです。
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「私の人生、いったいどうしたものか。」こんなストレートな問いかけがタイトルになっています。(ちなみにWhat Should I Do with My Life? で、“in My Life”ではないのです。)

著者のPo Bransonが、自らもこの問いに悩みながら、いろいろな境遇や職業の人々に密着取材をしたものが取りまとめられている本です。物語が一つずつ、全部で55人分あります。オーディオCD(5枚)はそのうちの15人分ほどが著者自身の繊細な声で朗読されています。

取り上げられているストーリーは、例えば:
· ハーバード MBAから投資銀行に入ったが、ひょんなことからアラバマでcatfish(ナマズ)の養殖業をすることになった
· キューバ移民、高給の銀行重役の地位を捨てて、移民向けのソーシャルサービスをマイアミで行い、その金の切れ目が原因で家族・親戚が遠ざかった
· アグレッシブな弁護士だったのが、思うところあって牧師となり、教会で説教をすることに充実を見出した
· 19歳の時に思いがけない妊娠で陸上のオリンピックの夢を断念したシングルマザー女性が30を過ぎて大学に戻り、陸上も復活、しかし思春期の子供があまりに犠牲になっているので、陸上の夢を再び断念した
· 父親として、息子と同じ時間と感動をもっと共有したい思いから、ピッツバーグでの弁護士業を辞めてトラックの運転手になった
· Po自身のケース(CDでは2番目に登場)で、さまざまな職業を転々としながら、何が天職(true calling)なのか、どうやったら見つかるのか、悩み続けてきた

取材者としての著者、同じ悩みを持つ者としての感想以外は、各人のストーリーが淡々とドキュメンタリー的に紹介されているだけなのです。そこには「こういう場合は...すべきだ」というようなprescriptiveなアドバイスや、あるいはパターン分類のような分析は一切ありません。Story-tellingを通じてそこから何かを感じ取ってもらえればという著者の、一見アメリカらしからぬ、思いがあります。

ですのでこの本は読む人によって、とても面白いか、あるいは「...だから何?」という感じになるか、受け取り方が大きく分かれるのではと思います。(ですので、ムギさんにご紹介しようか少し迷いました)。実際だいぶ前に見たAmazon.comのレビューでも、星1つと5つとに大きく評価が割れていました。

不思議なもので、それでもこの本はアメリカでかなり売れました。ビジネス書以外の一般のベストセラーリスト上位に載ったと記憶しています。

私の場合も、最初に聴いたときはあまりぴんとこなくて、CDの2枚目でやめてしまいました。しばらくしてもう一度聞いてみると、慣れもあってか、少しは面白く聴けましたがそれでも最後までは行きませんでした。またしばらくして、自分の身の回りにいろいろなことがあった時に、
もう一度聴き始めたら、とても面白くて最後まで一気に聴き通してしまいました。

扱われているテーマを強いて抽出するならば、Poによるイントロダクションでも少し述べられていますが:
· キャリアというのは運命(destiny)的に感じられるものなのか
· ただの好奇心と本当の情熱はどうやって見分けたらいいのか
· 先にお金を稼いでから、次に夢を追うべきなのか
· 子供ができたらこんなことに悩まなくなるのか
· あるいは夢を追うと家族は犠牲になるものなのか
· ある方向に進んだら、引き帰してやり直すことはできないのか

この本の雑誌記事バージョンはhttp://www.fastcompany.com/online/66/mylife.html で読むことができます。この記事は本とは違い、ポイントが整理されています。またこの本のウェブサイトはhttp://www.pobronson.com/index_what_should_I_do_with_my_life.htm で 、“A Glimpse at Six Stories” から、上記のストーリーのいくつかが写真入りで紹介されています。

------Jさんの記事ここまで

私はこういう試みをするアメリカがすごいと思うし、日本もいろいろと生き方の多様性が出てきた分、同じような悩みを抱えている人は多いと思います。

立身出世ものではなく、こういう葛藤が起きたケースを実在の人たちはどのように処理しているのか、ぜひ聴いてみたいと思いました。

2004 12 05 [3.英語-Audio Bookのお勧め] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

December 03, 2004

非常識な成功法則~神田昌典さんの原点を学ぶ

非常識な成功法則~お金と自由をもたらす「非常識」な習慣

非常識な成功法則

今回紹介するCDは、ここ最近急激に有名になってきたカリスママーケター、神田昌典氏を一躍有名にした書籍である「非常識な成功法則」について、本人が自ら読みどころとポイントを語るセミナーです。

カセット版でよければアマゾンでも手に入りますが、CD版は出版元であるフォレスト出版に直接発注しないといけないようです。

私はこの書籍は出版された2002年の発売直後に、書店で何も知らずに手にとって入手しましたが、その後数年で神田氏はびっくりするくらい人気が出てきてきました。大前研一、船井幸雄並の久々の人気コンサルタントのような感覚です。

神田氏の説く成功法則はかなり内容に癖があるので、好き嫌いがはっきり分かれると思いますが、私はある意味、非常に割り切ってわかりやすい理論だと思っています。神田氏のセミナーを全く方でも、神田昌典氏という名前だけを聞いたことがあるけれどもどんな人だろう、と思っている人にお勧めです。

神田氏の成功法則のすごいところは、「これをしないとかなりやばいかも」と感情的にあおり立てて、いい意味でも、悪い意味でも、行動にまでつなげてしまうことだと思っています。

では、非常識な成功法則とは何か。具体的には、以下の8つからなります。

第1の習慣 やりたくないことを見つける
○やりたくないことを具体的に書き出すことで、やりたいことの目標を明確にします。

第2の習慣 自分にかける催眠術
○自分がどういう姿になりたいのか、なれた姿をイメージします。

第3の習慣 自分に都合のいい肩書きを持つ
○自分で自信をつけるために、勝手な肩書きをつけるわけです。

第4の習慣 非常識的情報獲得術
○ここでテープやフォト・リーディングを推奨します。

第5の習慣 殿様バッタのセールス
○お客にへつらうのではなく、対等な立場でお客をこちらから選んでいく、というアプローチを示します。

第6の習慣 お金を溺愛する
○お金に対する罪悪感をなくし、お金を稼ぐことは尊いことである、ということを考えます。

第7の習慣 決断は、思い切らない
○現在と将来、悪と善のバランスを取りながら、少しずつ成長していきます。

第8の習慣 成功のダーク
○成功したからと言って幸せにならない、ということを最後に示します。

このうち、第4の習慣の一部がテープを聴くこと、です。また、フォト・リーディングについても勧めています。方法論について、とりあえずの型として参考になると思います。

より具体的な内容については、CDやテープを聴くか、あるいは書籍を読んでみてください。非常によく、まとまっています。

注意事項ですが、この方法論はあくまで、あくまで神田昌典氏が試行錯誤の後に自分で見つけたものです。このまま読んで何もしないよりはマネをすることがずっといいですが、マネをしたからと言って神田昌典氏になれるわけではありませんのでご注意を。

最近、とみに気になるのが、ウェブにしろ、書籍にしろ、神田昌典もどきがあふれかえっている、ということです。もともと蛍光ピンクを使ったビジネス書を作り始めたのは神田氏ですが、ここぞとばかりに最近蛍光ピンクが増えてくる。また、神田氏の独特の言い回しがあるのですが、その言い回しをまねたようなウェブ、チラシ、DMなどがあふれかえってくることも、たいへん目に、あるいは鼻につくようになりました。

こういった成功法則は、それぞれが自身のレシピを作るしかないと思うのですが、その基礎として、わかりやすい成功法則の一つとして、神田氏の成功法則に耳を傾けることをお勧めします。人気コンサルタントになるだけのことはあり、掛け値なしにおもしろいです。

2004 12 03 [5.日本語のお勧め] | 固定リンク | コメント (5) | トラックバック