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December 08, 2004

Death by Meeting ~ あなたのミーティングへの概念が180度変わる

Death by Meeting: A Leadership Fable About Solving the Most Painful Problem in Business

表紙

「Death by Meeting」という、邦訳未発売のミーティングに関する物語です。

ゲーム企業の社長の苦労を通じて、日々の仕事場でのミーティングの役割を見直し、ミーティングへの新しいフレームワークを入れるという話になっています。CD 3枚組、2004年の発売です。日本語にすると「ミーティングに殺される」というところでしょうか。

もともとアメリカのJさんのお勧めで聞いたものですが、ほんと、おもしろかったです。

実はこのCDの内容、もし物語形式にしなければ、たぶんここでまとめを書ききれるくらい、10行ぐらいで終わってしまう、そんな内容です。でも、ふだんミーティングに苦労している人だったら、Caseyという主人公の社長の悲哀に同情してしまうし、その問題を解くまでのダイナミックな役員同士のやりとりを聞いていると、なるほど、と腹落ちします。このへんはThe Goalと同じです。

人間は物語形式で納得するのが、一番長期記憶に残りやすいそうです。ですので、アメリカではビジネスの話をなるべくやさしく寓話で描くというマーケットが発達しています。日本も同じような分野がもっと生まれてくるかと考えているところです。

CDの中で語られる内容は下記の通りです。

主人公のCaseyはもともとプロ・ゴルファーで、選手生活を断念した後、自身の経験を生かしてとても精緻でリアルなゴルフ・ゲームを作り、それで200人の会社を作り上げました。この会社はゴルフだけではなく、テニスなどのゲームも作り、スポーツゲームメーカーとしてニッチ市場では一躍有名になります。

ただ、ご多分に漏れず、この会社も大企業病が始まり、またスポーツゲームの市場も成長率が下がってくることで業績が悪化します。もう一度活力を復活すべく株式公開しようかどうしようか悩んでいたところに、とある大きなゲームメーカーから傘下に入らないか、という誘いが。株式交換により従業員にもかなりの多額の報酬が出せるし、傘下に入ってもブランドもマネジメントも今のままでいいと言うこと。

好条件にCaseyは傘下にはいることを決意します。しかし、実はそこからがCaseyの苦悩の始まり。Caseyがファシリテートする週次のマネジメント・ミーティングを視察した親会社の幹部が、あまりのミーティングのお粗末さに「君のマネジメント能力には失望した。このままだったらクビもありうる」と宣告したためにCaseyは大変なことに。

そのとき、たまたまCaseyの友人の息子でWillというビジネススクールを出たばかりの映像マネジメント専攻の若者がCaseyのアシスタントの産休のため短期に勤務していたのですが、Willの単純な疑問から、この問題は大きく解決に向かいます。

「なぜビジネス・ミーティングはつまらないのか。同じ1-2時間の座りっぱなしのものでも、おもしろい映画であればみんな誰も退屈しない。ところが、ミーティングと言えば時間の無駄と思われている。なぜなのか」

Willは母親譲りの知恵と映像マネジメントのアナロジーを使い、この問題を見事に解決します。ここの種明かしをしてしまうとせっかくのCDがつまらなくなるのでここで抑えますが、ヒントは、「ミーティングをもっとテレビのようにすること」です。CNNあり、ドラマあり、特番あり、など。

さて、この物語、最後はどうなるのでしょうか?

この問題、私もふだんミーティングには悩まされていますので、とても参考になりました。特に、ミーティングという概念だけではなく、いかに社内のe-mail依存症から脱却し、コミュニケーションのあり方を考え直すか、という部分についてもいろいろな示唆を含んでいると思います

ミーティングやコミュニケーションに悩んでいるマネジメントやリーダーの方々にお勧めです。

2004 12 08 [3.英語-Audio Bookのお勧め] | 固定リンク

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