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November 19, 2004

The Power of Full Engagement - アメリカ在住の先輩コンサルタントJさんの一押しCDです。

The Power of Full Engagement
by Jim Loehr and Tony Schwartz

Package

このCDのお勧めレビューは、現在、アメリカ在住のコンサルティング会社時代の先輩のJさんが送ってくださったものです。

私がメールでJさんに「このような、ビジネス用のAudio CDを紹介するブログを始めたのですが」というお知らせを出したところ、「こちら(アメリカ)には、翻訳されていない本のため日本ではあまり有名ではないけれども、すごくおもしろいCDがたくさんあるから、紹介しましょう」というありがたいオファーをいただきました。

下記はJさんからいただいたお勧めの第1弾「The Power of Full Engagement」です。数あるCDの中でも、まずはこれをお勧めしたい、ということでした。

これから、Jさんや、またもしお寄せいただいたら、他の方のお勧めも載せていきたいと思いますので、ぜひムギのReviewと合わせて、お楽しみください。

また、邦訳が成功と幸せのための4つのエネルギー管理術という名前で出ている、ということをzonoさんから情報をいただきました。2004年10月に発売されたばかりのようです。情報ありがとうございました>zonoさん

----------------------以下、Jさんのレビューです----------------
The Power of Full Engagement
Jim Loehr and Tony Schwartz

From J (アメリカ在住)

「自分をもっと変えてみたいが、どうしたらいいのか分からない」、「何となくやる気が沸いてこない」、「こんなに忙しいのに、やりがいが感じられない」...こうしたテーマについてはさまざまな素晴らしい本が出ていますが、本書The Power of Full Engagementはその中でもとても説得力があり、かつ実際に使える良書です。

そのポイントは、以下の5つです。

1) 仕事も人生も、要はかけた時間でなくかけたエネルギーがそのパフォーマンスを決める。

2) エネルギーにはphysical, mental, emotional, spiritualの4つの源があり、これら全てが活性することが “full engagement”(つまりphysically energized, mentally focused, emotionally connected, spiritually aligned)。

3) そのためにはスポーツのトレーニングと同様、各エネルギー源を意識的に鍛えて、そして回復させること(periodic recovery break)の繰り返しを毎日の生活に組み入れることが必要。

4) 人間のエネルギーの土台はphysical (食事・運動・睡眠)から始まる。しかし自己変革は逆にspiritual(自分にとって本当に大事なもの)から始めなければ効果なし。決心してもなかなか禁煙できないが、例えば妊娠したらすぐにやめられる。

5) 自己変革のかぎは生活の中に “ritual”(儀式)という、あえて考えなくてもやってしまう具体的行動を数多く埋め込むこと。push するのではなく、ritualにpullさせること。意識しなくても毎日歯を磨くことのように。

はじめの方にRoger B.という人の、傍目にはとても幸福だが実際は大変に苦悩している男のケースが紹介され、途中の章で随時参照されながら、最後の章で彼にどのような変化が起こったかが感動的に描かれています。この手法、読者をひきつけます。

CDは共著者のJim Loehr とTony Schwartzが交互に話します。Jim Loehrは「メンタル・タフネス」の本が日本でも訳されていますが、もともとはさまざまな競技のプロスポーツ選手に対し、心理面のコーチングを行ってきた人です。「結果が出て初めてなんぼのプロスポーツの世界、そこではきれいな理論でなく実際に効くアドバイスしか意味をなさない」と言う彼らが長年蓄えてきたノウハウをビジネスに関わる人々向けに応用しました。EQは結構だけど具体的改善の方法が弱い、という彼らの問題意識もあります。

スポーツとビジネスライフとの関係では、日本でもアメリカでも成功した有名な監督が、リーダーシップや管理職としての心構えについて語るというものがよく見られます。本書はむしろ我々のような「プレーヤー」が一流選手のやり方から何を生かせるかに焦点を当ててあるところが特色です。特に私のようなスポーツファンであり。かつ体育会出身の人間には強力な説得力がありました。

スポーツでは「休むのも練習」も必要といわれますが、仕事においても、きちんと定期的なrecovery breakを入れることの重要性は発見でした。何となくのだらだら仕事というのもありますが、むしろ仕事がのっている時はその波に乗ってずっと何時間も続けてしまいがちです。しかし実際に試してみると、すいすい進んでいる時にもあえてその続けたい衝動に耐え、短時間のブレークを入れると、そのあとの生産性、持久力に大きな差が出ることに気づかされます。仕事が終わってもまだほかのことをやりたくなるエネルギーが十分残っている感じです。

もともとはFast Company という雑誌で簡単に紹介してあったのがきっかけでした。過去2年間に読んだ(聴いた)本の中では影響力(読んだ後に生活が具体的に変わったかという意味)という点で、個人的にはナンバー1です。

数年前にHarvard Business Review で“Corporate Athlete”という論文でも紹介されました。また著者らのサイトhttp://www.thepoweroffullengagement.com/で無料診断テストなんてのもあります。

---------------------Jさんのレビュー、ここまで-----------------

このJさんのレビューを読んで、「あ、すごく7つの習慣の最後の習慣である『刀を研ぐ』と言っていることが似ている」と感じたのですが、amazonの書評にも、やはり同じように「この20年間に読んだ自己啓発系の書籍の中で、7つの習慣とこの本の2つが秀逸」というコメント(英語)がありました。

食生活が乱れたり、運動がおろそかになるとどうも頭も回らないし、エネルギーも空っぽになる気がしていました。また、7つの習慣の7つめの習慣である「刀を研ぐ」という部分は、なかなか具体的なイメージがわかずに困っていたのですが、このCDによりMissing Linkがつながった気がします。

実際にJさんのライフスタイルも変わったと言うことですし、これを聞けばつい途絶えがちな運動や不規則になり学な食事などを改善できるようになるでしょうか? さっそく発注しましたので、届いて聞くことができましたら、またコメントを追加します。

Jさん、本当にありがとうございました。またぜひ、いろいろホットな情報をお願いします!!!

2004 11 19 [3.英語-Audio Bookのお勧め, 8.自己研鑽・Selfhelp] | 固定リンク

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» The Power of Full Engagement from 名古屋で働く社長(のタマゴ)のブログ
こんにちは。サバダバです。 以前にも一度紹介したのですが、英語学習用に聞いているオーディオCDの内容が思いの外素晴らしく、ここで参考までに紹介します。 ちなみに、本当に「参考までに」です。なぜなら、全て聞き取れるわけではないからです・・・。 The Power of Ful... 続きを読む

受信: Mar 6, 2008 1:33:49 PM

コメント

投稿者: zono (Nov 20, 2004 10:44:55 PM)

The Power of Full Engagement
ですが、日本語訳がつい最近でたようですね。

成功と幸せのための4つのエネルギー管理術―メンタル・タフネス(阪急コミュニケーションズ )

私も体育会系出身者なので、興味を持って読みました。
7つの習慣の刀を研ぐ習慣と似ているというお話は、私もそのとおりだと思いました。

投稿者: ムギ (Nov 20, 2004 11:01:39 PM)

zonoさん、こんにちは。

コメントありがとうございました。あ、本当だ。名前が全く違うのと、邦訳の方で英語名が出ていないので気づきませんでした。ブログの方の本文・題名もなおしました。大感謝です。

しかし、ベタな名前ですね・・・。「生きていくエルネギーを充電させる方法」とかのほうがイメージなのですが。なんでも成功と幸せをつければいい、というものではないかと。ちょっと題名が安っぽくなってしまって残念です。

投稿者: KUMI (Nov 21, 2004 11:14:54 PM)

初めまして。
最近、様々な仕事にトライしすぎてエネルギー不足に陥ってると感じていたので、早速この本を注文しました!

英語の場合、本を読むよりオーディオで聴いた方が楽なのでついつい読書よりCDに頼ってしまうのですが、別にそれでかまわないんだよ、と言ってもらったように感じてうれしいです(別にそういう風にはおっしゃってないと思いますが…)。

こんな風に詳しくCD Bookが紹介されていると、すごく参考になります。これからも参考にさせていただきますね。

投稿者: ムギ (Nov 22, 2004 1:31:04 AM)

KUMIさん、こんにちは。コメントありがとうございました。

あ、わかります。そうなんです、英語だと、つい読むと眠くなるので(苦笑)、私ももっぱらAudioです。来るCDでエネルギー不足が解消されるといいですね!!!

あと、どうしても英語は本よりもCDというのも、すごくよくわかります!!

もともとこれは言葉の特性上、英語の方が息の音や子音など、より音楽的であるのに対し、日本語はよりVisual的ですから、自然にそうなるのではないか、というのが私の仮説です。

なので、逆に、日本語の本をそのまま朗読すると、けっこう冗長だったりしますよね?

ですので、両者は使い分けていけばいいかと思っています。

まだ英語のCDでパッケージを開けないままになっていたり、聞いても内容をまとめ切れていないものもありますが、ここのブログに書く、ということで気合いも入りますし、こちらとしてもいいモチベーションになっています。

逆にKUMIさんからも、もしお勧めのCD等あればお寄せいただければ幸いです。

今後とも、よろしくお願いします。

投稿者: izumin (Nov 24, 2004 12:20:32 AM)

こんにちは。
このサイト、本当に充実していますね。
おすすめのCDに興味を持ちました。ただ、私は英語の力が不足しているおり、まだ聴くことがむずかしいのでとりあえず日本語訳の本をアマゾンから注文しました。
7つの習慣ももう一度読み返そうと思っています。

投稿者: ムギ (Nov 24, 2004 12:58:38 AM)

izuminさん、こんにちは。

コメントありがとうございました。いずみんさんにはブログを立ち上げるときにいろいろとアドバイスをいただいて、本当に助かりました。ありがとうございました。

英語ですが、最近少しずつわかってきたのですが、やはり楽器やスポーツと同じたぐいのものであり、学問ではなく体得するものだと思います。

そうすると、練習場であったり、あるいはそれがどうしても生きる上で必要だ、と言う強烈なモチベーションが必要ですね。

私はとりあえず、いろいろなCD/DVDが英語版の方がずっと安くて豊富、という単純なモチベーションでこういったものを聴いていますが、当面の1年くらい、浴びるように英語を聞くとどういう変化が起きるか、というのは試してみたいと思っています。

7つの習慣も奥が深くて私もまだマスターし切れていませんが、7つの習慣と英語学習を組み合わせたフレームワークとかができるとニーズが高いかもしれません。

少し考えてみます。

また日本語の本について、読み終わったらぜひ感想を聞かせてください。

投稿者: ガラス (Feb 18, 2007 6:48:47 PM)

最近、フォトリーディングで検索して見つけて参考にさせて頂きましたが、11万はやはり高いので躊躇してます。まず、安いやつからとウォーキング用にAsserとPowerful EngagementをAmazonに購入してiPodで聞いたら良かったです。リハビリのウォーキングが有意義な時間になりました。今日は更にAudibleでFree Agent Nationを購入しました。こっははCDがない事を割り切れば、安くて、早くていいですね。ちょっと暇が出来たらダウンロードして移動の時聞けるし。最近はお休みのようですが、Quick Comfort2, 酸素チャージャーと購入する趣向が同じような気がするので、新しいアイテムの紹介もお願いします。今は電波ソーラー時計が欲しくなりましたが、多分、先にフォトに行くと思います。

投稿者: ムギ (Feb 18, 2007 10:57:34 PM)

ガラスさん、こんにちは。コメントをありがとうございました。

そうなんです、ちょっとしたガジェットオタクで、きになるものがあると、つい買ってしまいます。

フォトリーディング、いいですよ。11万の価値はあると思います。園先生がお勧めです。

電波ソーラーはとりあえず、いまは電波で我慢しています。

また遊びに来てください。

p.s.
ブログを書くよりも、商用の原稿が忙しく、なかなか手が着いていません。

投稿者: ガラス (Feb 19, 2007 5:48:10 PM)

ムギさん、早速ご返事ありがとうございます。
ちょと先輩として教えて下さい。
最近、Audio Bookで感じているのは、やっぱ英語なので、いくつか引っかかるアイデアはあるんですが、全体的に何を言っていたかが分かりません。そこで文章で確認したくなったのですが、思いつくのは
①安いPaperを注文
②翻訳本を立ち読み(概要とランダムスキャンなんで買わない)
③図書館で借りる(最新刊は借りにくい

あともう1つはAudioは一応途中で止めることは出来るんですが、もう少し本で言うと目次のような工夫はできないでしょうか?

もし既に実践されているアイデアがあれば教えて下さい。

お忙しいと思うので出来ればで結構です。

投稿者: ムギ (May 6, 2007 7:51:30 PM)

ガラスさん、

お返事が遅れていまさら、なのですが、いちばんいいのは、やはりPaperbackで確認することだと思います。そして、ボキャブラリーを中心に、確認してみてください。翻訳本も、役に立ちますよ。

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