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November 25, 2004

Re-Imagine! アメリカ在住Jさんのお勧め第2弾です。

Re-Imagine!

Re-Imagine

The power of full Engagementを紹介くださったアメリカ在住のJさんから、さっそく第2弾がとどきました。

エクセレント・カンパニーで有名なトム・ピーターズの最新版CDです。トム・ピーターズはJさんと私の勤めていた会社の先輩でもあります。

Jさんのお勧めの理由として、内容はもとより、ぜひトム・ピーターズの発音が日本人の英語学習向けなので役に立つはず、ということでした。詳しいレビューはJさんからのメールを直接転載しますのでご参照下さい。

---------------------以下は、Jさんのレビューです。

人気者Tom Petersの最新刊です。オーディオCDはunabridgedで彼自身が読んでいます。CD7枚です。

そもそもこの本は本来オーディオで聴かれるより、実物を手にとって見てもらうために出版されています。彼の「デザイン」賛歌を実践するために、従来のビジネス書のスタイルから飛躍すべく、ビジュアル面に優れた独特の本のスタイルで有名な出版社DK(Dorling Kindersley)から出ました。外形はカラーの図鑑のような装丁で、大きさは26cm x 20cm。重さ3ポンドといいいますから、どっしり1.3キロ以上あります。

中身はカラー写真がふんだんに使われて、全体がコラージュのようになっています。その様子はサンプルをPDFでhttp://www.tompeters.com/reimagine/download.php から垣間見ることができます。ただしCDではさすがにこうしたビジュアル面は何ともしがたく、聴いている限りは普通の装丁の本と変わりません。

内容は基本的に、Tomがこれまでの著作でたびたび強調してきたことの繰り返し、発展、応用になっています。例えば、ブランド、デザイン、女性の力、商品でなく「経験」を売ること、自分ブランド(Brand You)、いわゆる”Wow project”などなど。”Reward excellent failures. Punish mediocre successes!” 昔からの読者であれば、なじみのテーマが多いかもしれません。

今回は内容とは少し離れた側面について書こうかと思います。

数ある著作の中から、一応最新刊なので本書Re-Imagineを紹介しましたが、「オーディオ」という観点からはむしろ過去のThe Pursuit of Wow!(邦題:トム・ピーターズの経営創造)やThe Tom Peters Seminarトム・ピーターズの経営破壊)、またはThe Circle of Innovationトム・ピーターズの起死回生)などの朗読版の方が個人的には好きです。(それにしてもすごい邦題をつけるものですね...)Re-ImagineのCDもよいですが、昔のやつの方が読み方にエネルギー、勢いがあふれているのです。(ただし、これらの本については要約版(abridged)でカセットしか出ていないかも知れません。)

こんなことを書いたのは、実はTom Petersのオーディオブックは英語の練習教材にとても向いていると思うからです。

彼の文章や写真からどのような声や発音を想像されるでしょうか。実はお腹の底から出ているような、大きな太いよく通る声で、英語の発音のメリハリがとても強いのです。例えば”despise”という単語があれば、そのdやpの子音はつばが飛んでくるような、また真ん中のsや語尾のzの音などは歯と歯との間からの空気音が直接聞こえるような、とてもパンチのある発音なのです。

英語練習のリピーティングやシャドウイングなどに使えば、発音が上手になり、また自信満々の話し方というものを疑似体験できるのでは、と思います。子音の発音に力を入れるだけでも、ずいぶん上手に聞こえるようになるものです。表現に誇張・強調が多い分、さまざまなcatchyな単語も自然と身につきます。

昨年彼の講演を会場で直に聴く機会がありました。ワイヤレスマイクを胸に着けて、リモートのマウスを手に持ってパワーポイントをめくりつつ、壇上ではなく聴衆の中を大股でのっしのっし歩き回りながら、大声で話し、叫ぶ。時折、聴衆の一人一人の目の前まで顔を近づけてじっと目を合わせたまましゃべるなど、「お話」というよりは、まさにライブパフォーマンスという感じでした。ちなみに実物は写真で見るより太いです。

彼の独特のパワーポイント、カラフルな「おっきな文字」のスライドも彼のサイト(http://www.tompeters.com/slides/content.php)で見ることができます。

さて、Re-Imagineにはどんな邦題がつけられるのか、見ものです。

---------------------Jさんのレビューここまで

Jさんから、同じ紹介するのなら、邦訳が人気がある本の方がいいのかな、と言うことを聞かれました。私は自身の好みもあり、「いえ、邦訳がない本ほど目が届きにくいので、ぜひない方を優先的にお願いします」と、お伝えしてあります。

また、Jさんのお勧めのおかげで、トム・ピーターズのカセットは1,500円くらいで手軽に手に入ることもわかったので、このCDと合わせて、シャドウイングの練習用に買ってみたいと思います。

トム・ピーターズの声を直接聞くのは楽しみです。また、今考えると、ずいぶん前からトム・ピーターズはわくわくマーケティングとかわくわく会社系のことをずっと言っていたのですね。

The Pursuit of Wow!の方が、題名としてはとっても好きです。あまり邦訳で英語を曲げないでほしい、と思うのは私だけでしょうか?

久々に、トム・ピーターズの世界をぜひ、お楽しみ下さい。

2004 11 25 [3.英語-Audio Bookのお勧め] | 固定リンク

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