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October 23, 2004

明日を支配するもの~Management Challenges for the 21st Sentury by ドラッカー

Management Challenges for the 21st Century

Management Challenges for the 21st Century カセット写真

ドラッガーの1999年の著書、明日を支配するもの、の英語版のカセット・テープです。値段も2,500円あまりと、手頃です。ドラッガー初心者にはNext Societyよりまとまっていて、わかりやすいかもしれません。

英語も比較的平易ですので、ドラッガーにある程度知識があって、より深くを理解したい、という方にお勧めします。

ドラッガーの著書はほとんどが上田惇生氏の訳によりますが、最近、Next Societyとこのカセットを聴き直して、よくわかったのが、やはり英語版の方が、遙かに正確にドラッガーが言わんとしていることが把握できる、と言うことです。

なぜなら、上田氏の訳において、その際にドラッガーが使っている単語をどう訳すか、というところに当然英語と日本語の概念に違いが出てくるため、必ずしもドラッガーが使った単語で訳されたものを私たちが日本語で聞いたときに、同じものをイメージできないことがしばしばあるからです。

■事例1 - 「支出」と「disposal spending」
例えば、日本語で「支出配分」と訳されているものがありますが、原盤では「share of disposal spending」でした。これを素直に可処分所得における支出割合、としてくれていたらわかりやすかったのですが、支出割合、だと、日本語をさっと読んだときには、具体的に国民経済勘定のどの部分を指しているのか、理解できていませんでした。

■事例2 - 「企業マネジメント」と「Business Management」
同じくこの本の中で、マネジメントがこれからBusiness Managementだけではなく、Non-Business Managementに使われていき、もはや先進国においてBusinessは成長分野ではない、というという下りがあります。日本語では「企業」マネジメントと訳されており、間違いではないのですが、正確には「営利」に近い意味合いでBusinessをつかっており、必ずしも企業、という組織をイメージしたものではありませんでした。

■事例3 - 「心理的な地理概念」と「Mental Geography」
Next Societyでも、で鉄道の発明により、人びとの「Mental 」な距離感が縮んだ、というとう部分がありましたが、日本語では「心理的な地理概念」と訳されており、これも英語版を聞いて、心理的な、と言う部分がMentalだということがわかり、はじめてドラッガーが言わんとしていたことがわかった気がします。

これは

1.ドラッガーが考えていることを

2.英語にまとめ

3.これを一度上田氏が解釈し、

4.日本語の本にする

という手順があるからで、やはり1の時点での、ドラッガーのような概念的な話を理解するには、4では難しく、2での原版を読むよう、お勧めしたいと思います。

2004 10 23 [3.英語-Audio Bookのお勧め] | 固定リンク

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» “Management Challenges for the 21st Century” from joy
ピーター・ドラッカーの1999年の著作のオーディオ版“Management Challenges for the 21st Century”を聴きました。テープ4本で7時間強の内容です。 ナレーターはプロの人なので、英語自体はかなりクリアなのですが、おそらくテープ4本に収めるためにか、わりと早く喋っています。わたしはおそらく7、8回通して聴いたと思うのですが、結局すべてをちゃんと理解できなかったように思います。 ... 続きを読む

受信: Apr 20, 2006, 8:44:01 AM

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